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仙台城と牛たん


2013.4.6



 牛たんが食べたい!とペンギン姉さんがつぶやいた。じゃ、仙台に行くか!?とクマ兄さんが応える。そして、仙台行きが決定。我が家の旅はだいたいこんな感じで決まります。



仙台へ
 いつも通り前夜発。ただし、今回の出発は22時。会社の同僚の送別会があり21時過ぎに帰宅。急いでシャワーを浴び、出発の準備をして、ベッドで寝ているネコ娘を引きずり起こし、22時出発。

 結構頑張って走ったつもりだけど、眠気には勝てず黒埼PAにピットイン(1:00)。今晩はここで就寝とします。

 翌7:00起床。まずまずよく眠れましたよ。朝食を買ったり、用を足したりして8:00出発。
 9:45、猪苗代湖の北側を走行中。前方の雲行きが怪しい。雨降るかなぁ?
 10:30、吾妻PAに到着。ここはファミリーマートと幸楽苑が入っているPAなんですね。クマ兄さんが学生時代、宇都宮と盛岡を往復していた時にはこんな便利なPAは無かったなぁ。時代を感じるぜ。
 11:45、仙台市内に侵入。仙台駅周辺で渋滞。まずは牛たんを食べに行きたいんだけど、牛たん屋は仙台駅周辺しか知らないから、仙台駅に行くしかないんだよね。渋滞に揉まれゆっくりと進んでいると、ペンギン姉さんとネコ娘は寝てしまった。うるさくなくていいけど。

 11:55、仙台駅前に到着。駅前の工事現場のお兄さんのベストに目が止まる。なんと、ご安全に!って書いてある。最近、クマ兄さんの会社でもご安全に!が挨拶になったんだよね。変な挨拶って思っていたけど、意外と日本中に広まっているんだな。



 仙台駅周辺で駐車場を探し、駅の東側の駐車場に車を入れる。仙台駅に行ってみて、駅構内で牛たん屋さんを物色するもいつもの牛たん屋しか見つからないなぁ。お気に入りのあのお店は仙台駅には無いみたい。携帯で探してみると、駅の東口に本店がある模様。お腹ぺこぺこだけど行くぞ!



利久
 今回の牛たん屋さんは利久。クマ兄さんとペンギン姉さんが岩手にいたころ、ときどき仙台に遊びに来て牛たんを食べたんです。その時に良く来たのが利久。久しぶりに利久の牛たんが食べたくなっちゃった。東口本店に入店(12:55)。
 ペンギン姉さんはちょっと変わったメニューで牛たん丼(左)。薄くスライスされた牛たんがご飯の上に山盛りです。クマ兄さんとネコ娘は牛たんの定食。定番メニューですな。麦飯、牛たん、テールスープってやつです。この牛たんが厚くて美味しいんだよね。肉厚でプリプリ。肉の旨みがビュッ!ってやつです。仙台以外でこんなに厚い牛たんは食べたことないよ。やっぱり利久の牛たんは最高だ!
 テールスープも旨い!
 
 最近は仙台に行っても伊達の牛たん本舗とかに行っていて、利久は学生の時以来。でも、やっぱり利久の牛たんは美味しいねぇ。今度から仙台に来た時は利久にしよう。



仙台駅
 食後、満腹のお腹を少しすっきりさせるために仙台駅を散策。お土産コーナーを物色しつつ試食もしたり・・・。仙台駅の名所?ステンドグラスの周りは待合場所になっているようで多くの女性がスマホを見ながら立ってました。男性がほとんどいなかったのが印象的。あと、ステンドグラスの横には正宗像があったはずなんだけど、移動したのかな?無くなっちゃった。



仙台城
 別名、青葉城。14:45到着。せっかく来たので散策してみよう。ペンギン姉さんは車中でお留守番するってことなので、ネコ娘と二人でお散歩に出発。まずはお堀のまわりを歩いてから内部へ。
 三の丸にある仙台市博物館の前を通って城内へ入っていきます。三の丸は東西約140m、南北120mもあって、土塁で囲まれています。年貢米などを貯蔵する場所だったとか。
 仙台市博物館の裏手にあった伊達正宗像。この像は伊達正宗像の最初のもの。第二次世界大戦の時に徴用されたそうですが、騎馬部分だけが溶解され、上半身は終戦後に塩釜市内で投棄されているのを発見されたそうです。こんな怖い顔をした伊達正宗像を捨てとくなんて、戦後の人は荒れてたんだなぁ。
 仙台市博物館からは巽門コースで本丸を目指します。割と急な道路をハァハァいいながら登っていきます。
 10分くらい登ると本丸の石垣が登場。綺麗に修復されて超立派。1997年〜2004年にかけて修復工事が行われたそうです。切込接と呼ばれる積み方をしているそうです。隅石表面は江戸切っていう方法で加工してあるんだって。
 本丸に到着したら、なんか変な人たちが歩いてた。大量の女性を引き連れて。幟には伊達武将隊って書いてある。左が伊達正宗。雑誌かHPの写真撮影なのだろうか、プロっぽいカメラマンの前でポーズを変えながら何枚も写真を取ってました。そのカメラマンの後ろには大量の女性、たぶん伊達正宗のおっかけ、達がビシバシ写真を撮ってました。
 右は伊達成美。伊達正宗の一歳年下の従兄弟だって。兜にはムカデが付いてます。決して後ろには退かぬ、という心意気を示したものなんだって。
 伊達成美と支倉常長と一緒にパチリ。伊達正宗が撮影で忙しい隙を縫って、二人と一緒に記念撮影させてもらいました。支倉は伊達正宗の命令でヨーロッパに行った使節団の副使だって。あまり一緒にいると、周りの女性たちからの視線が痛いから早めに撤収しよう。ついでに、本丸から仙台市街地をパチリ(右)。
 本丸にも伊達正宗像があった。これは立派だね。かなり高い位置にあるからいたずらもされないね。記念にパチリ。




 
 宮城懸護國神社があったのでお参り。仙台城には戊辰戦争から第二次世界大戦後まで、政府側の軍事拠点が置かれていたんだって。なので宮城懸護國神社は、靖国神社と同じように「天皇・朝廷・政府側の立場で命を捧げた者」を祀っているそうです。そして、戊辰戦争で負けて賊軍となった仙台藩関係者は実は祀られていないんだって。
 
 宮城懸護國神社の横のお土産屋さんには石垣に使っている石の割り方について解説がありました。石を割るにはノミで穴をあけ(矢穴)、そこに屋と呼ぶ杭を打ち、水を潤滑材代わりにかけて矢をたたき込んでいく。すると石が割れるんだそうです。面倒だ・・・。
 30分ほど本丸を散策したので、そろそろ車に戻ろうと思います。ペンギン姉さんが車で待っているはずなので。



かまぼこの国 笹かま館
 仙台の名物といったら・・・笹かまは外せないねぇ。笹かま館っていう工場見学もできる笹かま専門のお土産店があるので行ってみることにしました。でも、到着したのが16:20。ちょっと遅かったか。
 店内に入るとハンドルを回すと泳ぎだす、みたいなオブジェがいくつか展示してありました。かまぼこの原料は魚肉だから?この笹かま館を運営している鐘崎っていう会社のかまぼこも展示してあります(右)。原料、製法にこだわったものみたいで、うちでは買えん。
 あ!終わってる。しかも予約が必要だった模様。下調べ不足だった。出直してきます。
 笹かま館の中に藤城清治という人の展示室がありました。常設展示のようです。カッターを使って、カラーフィルターをガラスに貼って影絵で作品を作る、という画家さんのようです。実はクマ兄さんはあまりこういう方面は詳しくない。調べてみるとケロヨンの原作者でもあるらしい。
 最初はさらっと見るだけのつもりだった影絵ですが、ゆっくり見ているとなかなか味わい深い。大震災後の様子も影絵になってて、しかもそれがメルヘン(右)。無料で見られるので、初心者が見るには良い場所です。

 じゃ、そろそろお土産に笹かまを買って出発しよう。(16:40)



ゆ処 悠々
 帰路に着く前に夕飯のおかずとお風呂を済ませましょ。カーナビで検索したら北の方にイオンがある、ってことで北上。ところが、その途中にヨークベニマルを発見したので、ここで夕飯のおかずを購入。

 次はお風呂。これまたカーナビで検索したら多賀城に「ゆ処 悠々」っていう銭湯っぽいのを見つけたのでやってきました。ラジウム温泉ってことで、温泉に入った感は無いけれど500円/人だからヨシとしよう。さっぱり気持ちよかったから満足。



 じゃ、帰るか。仙台港北ICから仙台東部有料道路にのり、仙台若林JCTで仙台南部有料道路へ、さらに仙台南ICから東北道へ。



夕飯
 東北道にのってすぐの菅生PAで夕飯。さっきヨークベニマルで買ったおかずと笹かま館で買った笹かまで夕ご飯にします。結構豪華。



 夕食後、走れるところまで走ろうってことで、東北道を南下するもすぐに眠くなったので、国見SAで車中泊とします。となりにハイエースのハイルーフスーパーロングが停まってた。だいぶうちの車よりデカイな。



富山へ
 翌4月7日は7時起床。頑張って、富山に帰ろう。7:20に国見SAを出発。8:05、郡山JCTで磐越道へ。

 西へ走って、10:00に新潟中央JCT。ここから北陸道です。

 10:45、大積PA。ここでお昼ご飯。11:30ごろ再出発。
 12時過ぎ、北陸道を西へ走っていくと、上越市向こうに雪山が見えてきた。妙高辺りかな?それとも立山連峰?



 という感じで14:20に帰宅。今回の走行距離は1,078kmでした。良く走った!



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