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名古屋市科学館

2012.5.12


 小笠原旅行から帰還して一週間。まだまだ旅行気分が抜けません。日帰りでどっか遊びに行きたいなぁ・・・そうだ!プラネタリウムを見に行こう!ということで名古屋に行くことにしました。



名古屋へ
 急に思い立ったドライブということもあり、いつもよりかなり遅い6時起床の6時半出発。いつもの日帰りドライブより3時間も遅い。楽だなぁ・・・。今回のドライブ、なぜ名古屋かというと、今週末の北陸は雨模様の予報。雨ばっかり降ってると気が滅入ってくるので、天気の良い場所に行きたかったのです。
 8:00、ひるがの高原付近かな。ここまで来ると山を越えてきているので、雨雲がなくなり青空が見えてきています。やはり南のほうに行くと天気が良さそうだ。
 8:15、郡上八幡IC近くまでやってきました。ここまで降りてくると天気は晴れ。今日もお天道様を拝めそうです。思惑通り。
 9:20、名古屋高速の小牧料金所までやってきました。ここまでくればあと少し。9時半開館なので、それまでに到着したかったんだけど、ちょっと間に合わなそう。少しくらいなら遅れても大丈夫かなぁ。頑張れ!



名古屋市立科学館
 9:40、名古屋市立科学館に到着。到着してその建物の形にびっくり。球体が浮いている!?フジテレビみたいだ。これが、世界最大のプラネタリウム用ドームです。内径が35mもあるんだって。

 で、写真にはあまり写っていないけど、ここの時点でチケット購入まで一時間待ち。みんなプラネタリウムのチケット購入のために並んでいます。一応、午後の回ならチケットを購入できそうだ。朝一でやってきて正解でした。ここまで来てチケット売りきれって言われたらショックで倒れちゃうよ。
 屋外に展示してあった巨大なロケットは日本が誇る純国産大型ロケットH-2B。ここ最近は打ち上げ成功が続き、商業化へ向けて着実に進んでいます。国際宇宙ステーションに補給物資を届ける補給船HTVも順調に打ち上げられていますね。
 ドームを正面から見たところ。巨大だ。
 行列に並んで一時間、ようやくチケット売り場に到着。チケット売り場もおしゃれな感じ。

 ところで、一時間並んでいた間、我々の前に並んでいたお兄さん、なぜか一人でした、スーツ着て。並んでいる間、頻繁に携帯電話でどこかに連絡をとっていました。が、チケット売り場の直前まで来て、せっかく一時間も並んだのに列から外れて行きました。ペンギン姉さんと考察した結果、デートの約束をしていてチケットを買うために並んだんだけど、お相手が来れなくなった、ということではないかと。かなり不機嫌そうに列から出てったしね。かわいそうに〜。



竜巻ラボ
 入館券とプラネタリウムの入場券をゲットして、ようやく科学館内に入館です。最初に行ったのは竜巻ラボ。先日、茨城で竜巻が発生して大きな被害が出ましたね。それを覚えていたので竜巻ラボで勉強してみようと思ったんです。ラボに到着すると、大きな竜巻発生装置があって、ボタンを押すといつでも人工の竜巻を見ることができます。高さは約9m。
 11時からトルネードショーが行われます。登場したのは・・・帽子にマント姿のおじさん。予想通りの先生がやってきました。
 おじさんの話によると、竜巻が発生するには二つ条件があるそうです。それは、上昇気流と旋回流。その二つが組み合わさると竜巻が発生するそうです。この竜巻ラボでは天井に強力なファンを付けて上昇気流を発生させ、横の柱から旋回流を起こして竜巻を発生させています。
 風船に紐を付けて竜巻の中に放り込むと、ビューンと風船が竜巻によって上昇していきます。小さな竜巻だからかもしれないけど、強い上昇気流が発生しているのは竜巻の中のごく一部。ピンポイントで風船が入っていかないとなかなか上がっていきませんでした。でも、上昇気流に乗るとあっという間に風船は頭上に。びっくりするくらいの速度で上に上がっていきます。
 風船を三つほど竜巻に放り込むと、天井のファンのところまで登っていきます。うーん、自然で発生する竜巻はかなり恐ろしいものと想像できる。

 



街ではたらく機械
 「街ではたらく機械」のコーナーではクレーンとかロボットとかの展示がありましたが、クマ兄さんが一番食いついたのは「モノづくり都市パノラマ」というジオラマ。列車も走っています。右はワイドビューひだ。名古屋駅を中心にしたジオラマです。リニア鉄道館ほどではないけれどなかなか立派なジオラマで楽しめました。



昼食
 プラネタリウムが12:30からということもあり、早めにお昼ご飯にしようと思います。いったん科学館から出て、近所のコンビニへ。コンビニでお弁当を買って、科学館の近所で食べようと思います。

 ということで、コンビニに行ったら店員さんはみんな外国人。中国の人?台湾の人?よくわからないけど、日本語も普通に通じて、接客も丁寧で感心です。東京に行くと、ファーストフードの店員さんも最近はみんな外国人だなぁ。富山はまだまだ外国人が働いているお店は少ないけど、いつも行くコンビニの店員さんはちょっとレベル低いので、外国人のほうがコストパフォーマンスが良いんじゃないか?と思ったり。

 お弁当を購入したら科学館のまわりでベンチを探しました。そしたら、目の前にテーブルとイスがあったのでここでお昼ご飯にしちゃいましょう。

 横には名古屋電気鉄道の1400形車両が展示されていました。昭和11年に製造された路面電車だそうです。いいね〜。



ポンプ
 お昼ご飯を食べ終えた後、プラネタリウムまで少し時間があったので「うみのステージ」にあるポンプで遊んでみました。

 ここには、アルキメデスポンプや往復ポンプ、回転ポンプが展示してありました。写真は回転ポンプで水を送るネコ娘。体でポンプの働きを学ぶことができます。



プラネタリウム
 12:20、プラネタリウムに入場。今日はこれを見に来たようなもんだからね。しっかり堪能しなきゃ。指定された席に着くと、隣の席と大きく間が開いていました。椅子はかなりリクライニングするし、左右にも向きを変えられます。楽にプラネタリウムを見ることができるように配慮された造りになっていました。寝ないようにしなきゃ。

 ここ、名古屋市科学館のプラネタリウムは2011年3月19日にリニューアルしたばかりの最新式。光学式プラネタリウムとプロジェクターの組み合わせで投影しているそうです。このプラネタリウムは肉眼で見ることができる9,100個の恒星の正確な位置と明るさが再現できるとか。
 そして、ドームの大きさは35mと世界最大。たしかリニューアルの時にニュースで頻繁に報道されていたよね。



最先端科学
 一時間弱のプラネタリウム、きれいだった。そのうち、星空撮影にもチャレンジしなきゃ。と大満足のプラネタリウムでした。

 プラネタリウムが終わったらあとはゆっくりと科学館内を見て回りました。で、クマ兄さんが食いついたのが「ちきゅう」の模型。この船は地球深部探査船「ちきゅう」って言って有名な船ですね。「ライザー掘削」ができ、船位保持システム(DPS)を搭載して、水深4,000mの海底の下、7,000mの地下深部まで穴を掘ることを目指しています。海面からだと11,000mにも達するとか。これで地殻を掘り抜けると、世界で初めてマントルに到達することができるんだとか。
 これ、地球の表面の形状。水が無くなるとこんな感じらしい。けっこうボコボコです。
 ドームの下のほうに行ってみたら、昔ここで使っていたプラネタリウムが展示してありました。1962年に市立名古屋科学館が開館した時から2010年まで使われていたものだそうです。ツァイスW型プラネタリウム。
 探査機の体験ができます。カメラの映像を見ながら左右の二本のスティックを使って探査機を動かします(左)。微妙に面白かった。すぐに飽きたけど・・・。

 
 これ、分かりにくいけど磁性流体です。磁石にくっつく液体のことを磁性流体と言います。ロケットでの液体燃料の搬送制御に用いるためにNASAで開発されたんだとか。
 写真のようにトゲトゲに磁性流体が磁石にくっつくことをスパイク現象と呼ぶらしい。磁石の磁力線に沿って磁性流体が集まろうとするものの、磁性流体同士の反発によってスパイク状になります。これがスパイク現象。



工作コーナー
 プラプラ歩いていたら、工作コーナーで声をかけられたので、ネコ娘にやってもらいました。

 まずは、画用紙に図がプリントされているので、マジックで色を付けます。
 色付けが終わったら、画用紙を長方形に降ります。次に、牛乳パックを織り込んで、天部が屋根になるようにします。そして、天部の屋根に銀色の折り紙を貼って鏡状にします。それを、先程マジックで書いた絵の中に入れると・・・顔。上下に動かすと顔の色や表情も変わります。無料だけど面白かったな。自宅でもできる。



その他
 電車でGO!みたいなシミュレーターもありました。やはり大人気。いつも順番待ちで人が並んでいたのですが、偶然遊んでいる人以外いない瞬間があったのでネコ娘がチャレンジ。ま、初めてにしては上出来ってとこかな。
 マプサウルス、もいました。あまり有名じゃない肉食恐竜です。が、このマプサウルスの化石は、アルゼンチン・ネウケン州で発見され、同じ場所から大量に発掘されたそうです。全部で7個体以上あり、その体長も6〜13mとまちまちだったことから、マプサウルスが群れを作って生活していたと考えられ、従来、大型肉食恐竜は単体で行動し群れは造らない、という定説を覆すことになるきっかけとなった化石です。



 と、いう感じで15:40頃まで名古屋市科学館を満喫。この科学館もなかなか大きくて面白かったな。体験ものが多いので子供が楽しめる科学館でした。では、つぎへ・・・。



熱田神宮
 名古屋市科学館から車で45分ほど、熱田神宮へやってきました。ここは立ち寄る予定じゃなかったんだけど、次の予定まで時間が余ったのでちょっとお散歩してみます。

 駐車場の横には大きな鳥居があるので、そこから歩いて境内に入っていきます。
 参道を歩いて行くと大きな木がありました(左)。御神木かな?説明によると楠の木のようです。弘法大師が植えたと伝えられており、樹齢千年以上とのこと。すごい木だ。

 右が本宮。お参りしておきました。

 熱田神宮のご神体は、なんと草薙剣。草薙剣は壇ノ浦の戦いで水没したとも言われていますが、いまだに熱田神宮に安置されている、とも言われています。

 左は「ならずの梅」。花は八重で、一度も実をつけたことがない。それで「ならずの梅」と呼ばれるようになったそうです。






 
 この塀は「信長堀」。織田信長が桶狭間出陣の時、熱田神宮に願文を出し、大勝したのでそのお礼として奉納した塀だそうです。土と石灰を油で練り固め瓦を重ねて作った塀。日本三大土塀の一つと言われているそうです。
 境内にニワトリ?黄褐色の羽、尾が黒い、という特徴から名古屋コーチンと思われます。美味しいらしいよ〜。



ひつまぶし
 17:15、あつた蓬莱軒神宮店に到着。というか、16:45くらいに到着してたんだけど、17:30に予約していたので時間つぶしに熱田神宮に行っていたのでした。ちなみに、17:30に予約を入れたのは、今日のお昼頃。名古屋市科学館にいるときに電話して予約しておきました。
 店内に入ると、待合室に通されました。ちょっとお上品な感じ?

 すぐに席の用意ができたようで、食事を撮る部屋に通されました。
 あつた蓬莱軒に来た目的は当然ひつまぶし。よって、クマ兄さんとペンギン姉さんはひつまぶしを注文。ネコ娘はお子様鰻丼にしました。
 ここあつた蓬莱軒はひつまぶし発祥の店といわれているところ。是非、美味しいひつまぶしを食べてみたいと思います。
 注文して約15分、お子様鰻丼が到着。ふたを開けてみると、かなりたくさんのウナギが載ってます。お子様鰻丼っていっても侮れないぞ!
 すぐにひつまぶしがやってきました。ウナギのかば焼きはカリカリに焼かれて美味しそう、クマ兄さんは関東の生れですが、ウナギは関西風が好きかも。
 ひつまぶしは次のように食べます。@一膳目はそのまま鰻丼として食べる(左)。A二膳目は薬味を加えて食べる。B三膳目はお茶漬けにして食べる(右)。Cそれ以降は好きな食べ方で。やはりBのお茶漬けが美味しいな。お茶漬けといっても出し汁だけどね。表面がカリカリとしたウナギが絶品。お茶漬けにしても旨みが浸み出てきて美味しいです。このお店は高いけど美味しいなぁ・・・。お正月に来た時は三時間以上待ちで食べられなかったんだよね。四か月ぶりのリベンジ成功です。



 以上で、名古屋日帰りドライブは終了。帰りは米原経由の北陸道で帰宅しました。

 本日の走行距離は549km、帰宅は22:15。東海北陸道ができて名古屋が近くなったなぁ。



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