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　なんと三回目のUS出張。今回も訪問先はポッツビル。昨年11月以来の訪問です。今回はニューヨーク経由ではなく、ワシントン経由。こんなに何回もポッツビルに行くことになるとは思わなかった。

出国

　7月23日日曜日、7：15成田空港到着。同行者たちが成田空港に到着する前に両替を済ませておく。いつも到着フロアで日本円からドルに両替します。ほんのちょっとだけどレートが良いんだよね。あと、大手の都市銀行より千葉銀のような地方銀行の方がレートが良い気がする。

　両替を終えたらみんなが集まるのを待つ。

　9：00、出発ゲートに全員集合。では出国。そしてANAラウンジへ。皆さんここで朝ご飯をいただきます。KっS−は半袖短パンに革靴というお気軽な恰好。Iくんも似たような感じだね。クマ兄さんもお寿司などをいただきました。ただ、今回はいろいろ気持ちが落ち込んでて、食欲もなくお代わりなしでした。

　12時間35分のフライトを経て、アメリカ時間の9：15に到着。長いね〜。

　飛行機を降りると入国審査会場へ向かうんだけど、途中で乗り物に乗せられます。有名なモバイル・ラウンジっていう巨大なバスですね。以前、オーランドからの帰りに見かけたあれです。

　ワシントンでの入国審査は意外と早く、11時には通過。荷物を受け取り、ソウルから飛んでくるパクさんを待ちます。

　そして走り出す。ゲティスバーグというところに行くんだって？ゲティスバーグって聞いたことないけど。ワシントンに来たならホワイトハウスとか見に行きたいんだけど・・・。まぁ、アメリカ人が連れてってくれるって言うんだから、有名なところなんだろう？パクさんはJust land!って言ってるけど。日曜日だし、せっかく観光に連れてってくれるんだから満喫しましょ。

　なんと、このゲティスバーグは南北戦争史上最大の激戦地となり決戦地となった場所。ここでの戦いでアメリカ合衆国軍が優勢となり、アメリカ連合国を破ることになった超重要地点だそうです。

　博物館に入ると南北戦争時の武器などが展示してあり、とても興味深い。上はRIFLE（ライフル）。ここでの戦闘は1863年なのでライフルは1860年ごろに開発されたものが投入されたようです。

　左が北軍（合衆国軍）で右が南軍（連合国軍）の軍服。

　こちらゲティスバーグの戦いで使用されたCase Shot（散弾）。ライフルでの打ち合いよりも散弾を使った砲撃が激しかったようです。

　こちら、博物館で見たCyclorama（サイクロラマ）という360度のスクリーンで上映される南北戦争の映画。壁に戦闘中の絵が書かれており、そこに光と音の効果を使って戦闘の状況を解説してくれます。実質三日間に渡って行われたゲティスバーグの戦いでは北軍、南軍あわせて46,000人を超える死傷者が出たそうです。

　左は1861年のUNITED STATESの国旗。国旗の☆は連合国軍の11州も含んでいるそうです。U.S.政府は決して南軍の州の権利を認めず、そしてこれらの☆は戦争を通してアメリカの旗を思い出させるためにかかれているとか。

　右はゲティスバーグの戦いで活躍したキャノン砲。この当時は榴弾はありませんので、鉄の塊の弾丸を目標にぶつけておりました。当たったら打撃大だけど、範囲が狭い。



　という感じでこの博物館は南北戦争で勝敗を決めたと言われているゲティスバーグの戦いを詳しく解説しています。
　この戦いから二年後、アメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーンはここでかの有名な「Gobernment is a sacred trust of the people, the authority for which is derived from the people, the powers of which are exercised by the representatives of the people, and the benefits are enjoyed by the people.」という演説を行ったことでもゲティスバーグは有名なのです。

　そして、この一文がそのまま和訳され、日本国憲法の前文の一部になっているそうです。

「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は公民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」だって。いやー、びっくりした。

　16：20、ゲティスバーグを出発。今回は今までと違うホテルということでフラックビルへ。今まではパイングローブだったんだけど、今回は違うホテルになりました。途中にあるペンシルベニア州の州都、ハリスバーグを通ったんだけど、このとき渡ったサスクエハナ川にかかる橋が変わってた。橋脚の間隔が狭いんだよね。

　18：30、ホテルに到着。今回はフラックビルにあるホリデーインです。相変わらずベッドが二つあるのと、デスクも付いてます。仕事するのは問題なさそう。では、すぐに夕飯に向かいましょ。

　夕飯は石炭で焼くのが売りのピザ屋さん。Vito's Coal Fired Pizzaというお店です。皆さんお腹空いているので、一人一品注文し、加えてシェアするピザも注文してみました。

　左は店内に展示してあった石炭の塊。ここペンシルベニア州は1960年代まで良質な無煙炭が採取できる地として栄えた場所。現在では無煙炭から瀝青炭に主流が変わってしまったため、採掘自体も低迷しているようですが、石炭を使ってピザを焼いちゃうってなかなかすごい。不純物が少ない無煙炭だからできるんだろうね。
　って感じの話をしていたら、ピザが登場。デカい！

　さて、クマ兄さんはChicken Cutlet Parmigianaを注文してみました。サラダが付くのですが、このサラダがデカい！サラダを食べ終えたころにチキンカツレツが来たんだけど、これもデカい。カツの上にトマトソースがかかっているだけだと思いきや、カツの下には大量のペンネが埋め込まれていました。上げ底じゃなく、深底です。食べきれなかった、無念。

　翌24日、朝食の時間。Holiday Innは初めて宿泊するので朝食コーナーを覗いてみます。昨夜食べ過ぎてるので朝食は食べないけど・・・。ハンバーグ、ベーコン、オムレツなどがあって意外と良い朝食です。コーヒーだけもらって撤収。

　さて、今日はちゃんとお仕事しますよ。フラックビルからお仕事先のポッツビルへ。途中の町並みをパチリ。ピックアップトラックが似合うねぇ。やっぱりピックアップトラックはこういう土地で乗る乗り物だね。

　お仕事一日目。今日はずっと会議の予定です。普通に仕事しました。

　昼食はいつも通りデリバリーしてもらったもの。サラダとパエリアでした。生野菜が食べられるのはうれしい。

　17時、会議が終わり夕飯へ。あまり遠くには行きたくないよぅ、とKっS−が主張。でも、今日はハリスバーグの方へ行くって・・・。遠いからイヤイヤって言ったんだけど、ハリスバーグ方面へ。そして到着したのはホテルハーシー。あ、やっぱりここなのね。有名だし美味しいし高級だし、クマ兄さんはハーシーで良いっすよ。

　レストランに行く前にホテル内のお土産屋さんで自宅用のお土産を購入。ペンギン姉さんとネコ娘に何を買おう？服を買ったら着てくれるかなぁ。とりあえず服を買ってみる。

　相変わらずお菓子の世界です。レストランの前にある広場、屋内なんだけど壁がお菓子模様になっています。そして・・・KっS−の悪い予感が当たりました。先方のプレジデント登場。やはりプレジデントによる接待が予定されていたようです。

　予約の時間まで少し時間があったので、屋外へ出てみました。みんなと一緒にいると気を遣うから・・・と思ったら、プレジデントも含めてみんな外に出てきちゃいました。あちゃー。
　天気はちょっと良くないけれど、これだけきれいに整備されたホテルの庭は一見の価値あり。

　再び中へ。Kっすーだけジャケット来てません。ジャージ着てます。Iくんはワイシャツだけどネクタイしてません。あぁ、ネクタイにジャケット着てきて良かった。だって、先方は全員ジャケット＆ネクタイ完備だもん。
　そんなに海外経験が多くないクマ兄さんですが、クマ兄さん調べによると欧米はネクタイ＆ジャケット着用率は高いよね。ドイツなんかものすごい服装にうるさいし。一方、アジアの国々は仕事でもTシャツと短パンってこと少なくない。うちの会社にTシャツと短パンで来る奴いるし。日本人はちょうど中間くらいで、ワイシャツは着るけどネクタイ無し。ジャケットも無しって人が多い。でも、郷に入ったら郷に従えってことで、アメリカやヨーロッパに来るときはネクタイとジャケットはちゃんと着といたほうが良いよね。

　18：30、THE CIRCULARというレストランに入る。このレストランは二度目です。美味しいんだよね〜。テーブルについて外を見ると、まだまだ陽が高い。日が暮れるのは20時過ぎだって。

　さて、うれしいことにテーブルが二つに分かれました。先方のプレジデントとは別のテーブル。あちらにはKっS−やSさんが座りました。こちらのテーブルには下っ端メンバーが座っております。クマ兄さんは当然下っ端メンバーですので、お気楽テーブルで夕飯を楽しみますよ。
　まずはビールをいただく。そういえば、ポッツビルに来たときのビールはYuengling。いつもこれ。Yuenglingはアメリカで一番古いビール会社。170年以上もの歴史があるそうです。そして、このビール美味しいんだよね。

　メインディッシュを注文すると、いろいろとおつまみ系の食べ物が運ばれてきました。ミニハンバーガーやカラマリなど。カラマリってイカリングのこと。どこで注文しても柔らかいのは特別なイカなのか？と思ったりしたけれど、そうではなくてサラッと揚げることで柔らかくしているようです。

　さて、Iくん、Sideにスープを頼んじゃいました。これがかなり大きい。これだけでお腹いっぱいになっちゃうよ？中には大きなクルトンが沈んでいてボリューム満点のようでした。味は美味しいらしいんだけど。

　さぁ、やってきました、クマ兄さんのメインディッシュ、Filet Mignon。焼き加減はレアでお願いしました。内部はほんのりピンク色。最高の焼き加減です。フィレは柔らかいし、味も良いし、最高ですな。8ozをペロッと食べちゃいました。右はSide。コーンとアスパラですな。他にもたくさんSideが並んでいて、食べきれないほどでした。

　本日も6時前起床。朝食の代わりにコーヒーを飲んで、集合時間前にホテルのまわりを散歩してみる。

　ホテルの前にはレストランとオールドスタイルのグッズを売っているお店がありました。中を覗くと開店中。でも、お客さんがいないので入りにくい。外からのぞいて終わりにする。次回来たときはお土産を物色してみようかな。

　7：30、ホテルを出発。8：30からお仕事開始。

　お仕事二日目のお昼ご飯もデリバリー。サラダとペンネ。見た目はイマイチだけど、これも美味しかったのですよ。このデリバリー、結構お金かかっているんじゃないかな。

　17：00頃、二日間の会議を終えて先方の工場を出発。来た時と同じようにハリスバーグのサスクエハナ川を渡る。後に調べたところ、このハリスバーグのサスクエハナ川にあるスリーマイル島ってところで1979年に原子力発電所の事故があったんですね。このハイウェイは結構近くを走っているのでした。

　20：00、ワシントンに到着。これから夕食です。パクさんがいつもワシントンで利用する、という韓国料理のお店に連れてきてもらいました。ワシントン・ダレス国際空港（IAD)が近いので飛行機も頻繁に飛んでますね。韓国料理のお店は、韓国人のパクさんがお勧めするんだから間違いないでしょう、とても期待できます。

　さぁ、注文です。といってもクマ兄さんたちには全く料理名が分かりません。が、なんとKっSーは韓国駐在が長かったらしく、いろいろ詳しい。パクさんとKっSーであれやこれやと議論しながら注文してくれました。
　しばらくすると付け合わせ？の漬物とかナムルとかポテトサラダが出てきます。これらは食べると補充してくれるのでいくらでも食べられます。

　韓国のお好み焼き？チヂミが登場。ネギを混ぜたタレや辛い味噌で食べるようです。ウマい。

　続きまして鉄板焼きの焼肉。甘いたれで照り焼きになっていて美味しい。焼き加減がちょうどよく、お肉が柔らかくてご飯が欲しくなる逸品でした。

　チゲも登場。豆腐のチゲとか大きな餃子？が入っているチゲなど三種類。いやー、食べ過ぎた。でも、韓国料理って美味しいね。

　22：00前にお開き。

　宿泊ホテルは・・・なんと目の前。Courtyard Dulles Airport Chantillyにチェックイン。ここでワシントンとポッツビルの往復を運転してくれたダグさんとお別れ。この後リッチモンドまで一時間ほどかけて帰るそうです。大丈夫かいな？

　チェックインを済ませ、さっさと各自の部屋へ。ここでクマ兄さんは日本にTELしてちょっとだけお仕事。そして寝る。

　8：00起床。昨夜はよく眠れました。朝食は頼んでないし、きっと空港ラウンジでいただくと思うので、ホテル周辺を散策してみます。

　あー、でもここは車が無いと動けないわ。ホテルのまわりは大きなホテルばっかり。空港を利用する人が多く宿泊するエリアのようです。成田空港のまわりの大きなホテルが集まっているような場所と一緒。ちょろっと散策して終了。ランニングシューズを持って来ていれば楽しめたかも。

　9：00、フロントへ。フロントにスターバックスが入っていたのでコーヒーを買う。9：30集合なので、それまでコーヒーを楽しむ。

　9:30、全員集合し空港へのシャトルバスに乗る。無料のシャトルバスだけど、到着したら運転手さんにチップ1ドル渡すのがマナー。この1ドルを用意しておくのを忘れそうになるんだな。

　9：50、ワシントン・ダレス国際空港に到着。あまり利用したことのない空港なので、どこにチェックインカウンターがあるのか分からず、ちょっと戸惑う。だけど、旅慣れたメンバーが多いのですぐにチェックイン。

　出国のチェックを受け、セキュリティーチェックを抜ける。

　ワシントン・ダレス国際空港は地下鉄に乗るんでしたね。到着したときは巨大なバスだったけど、出発のときは地下鉄のようです。これは、二度目のディズニー・ワールドの帰りにも乗った気がする。

　地下鉄を降りてエスカレーターに乗る。グライダーが展示しているのも以前と同じ。二度目となるとちょっと懐かしい。

　今回はトルコ航空のラウンジに入ってみることになりました。他にルフトハンザも使って良いみたいだけど、なんとなく物珍しさを感じてトルコ航空へ。

　ラウンジの雰囲気は明るくて良いんだけど、料理は三種類。全部フライパンで調理する大皿料理です。まぁ、いいか。食べてみたらお味はよろしいようで。

　食事を終えるころ、成田へ登場するANA機がやってきました。なんとBB-8塗装のB777-300ER（JA789A)です。ラウンジにいた子供たちがBB-8だ！と（英語で）叫びながら窓際に駆け寄ります。大人たちも一斉にスマホで写真撮影開始。これは良いところでお食事できたな。

　さて、お食事を終え、BB-8も見ることができたのでお仕事します。KっS−と一緒に資料作成。海外出張していても資料作成の依頼が飛んでくるんです。困ったもんだ。

　一通り資料を作成し終わったら、ラウンジを出てお土産を買いに。でも、この空港もあまりお土産屋さんが無いんだよね。フラフラしていたら子供向けコーナーがありました。そこにNASAのマーク。NASAが提供しているのかな？この立て看板には大人が離れるな、とか、走り回るな、とか注意書きがしてありました。

　12：10、搭乗開始。機内に入るとヨーダがお出迎え。そして、機内のシートもBB-8柄の枕になってます。やりますね。12：30ごろ離陸。

　13：50、ドリンクのサービス開始。いつも通りトマトジュースをいただきました。そしてなぜか？おつまみを二つくれました。珍しいですね。余ったのかな？

　14：50、一回目の機内食が配られました。カツレツです。カツの下はお米ではなくマッシュポテト。アメリカーンなお食事ですが、右上にちゃんとうどんが添えてありました。あと枝豆。外国人の方も枝豆って食べられるんだろうか？

　しばらく寝て、20：20頃起きる。離陸して8時間が過ぎました。アラスカを過ぎ、ベーリング海上空を飛行中のようです。窓か下を見ても海しか見えない。そして、途中で配られるサンドイッチは寝ていたために飛ばされたようです。

　0：30、二度目の機内食が配られました。今度はペンネ。大きなキュウリが乗せられ、ミートソース掛け。これまたアメリカーンな機内食です。添付のヨーグルトもアメリカのものですな。美味しくいただきました。
　あと、コーヒーを頼んだら、紙コップもBB-8。やりますな。

　15：20頃、ほぼ定刻に成田着。入国審査をスルッと抜けてお荷物を受け取ります。

　成田で荷物を受け取ったら急いでリムジンバスに乗り込みます。羽田→富山の便は最終のANA321便（19：50発）を予約しているんだけど、早く羽田に着いたら一本前のANA319便（18：05発）に振り替えたいんだよね。最終便になると帰宅するのが22時くらいになっちゃうからさ。頑張れー、バス！

　そしてギリギリ間に合いました。17：40に羽田着。カウンターでお願いしたらANA319便に振り替えてくれるって。やったね。

　ということで、19時ごろに富山空港着。自宅には20時ごろに到着したのでした。ペンギン姉さんとネコ娘にお土産を渡して・・・お疲れ様でした。