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栃木里帰り


2018.4.28-30


 GW!なんだけど、ネコ娘が中学生になっちゃってさ。部活っていうのがあってさ。休みの日も練習があってさ。お出かけできないのですよ。でも、なんとか三連休が確保できたので、クマ兄さんの実家に里帰りすることになったのです。妹の引っ越しも手伝ってくれって言われてるんだよね。まぁ、何でも楽しみますよ。



出発前の晩餐
 今日は急いで帰ろう、ということにならず、軽く残業してから帰宅。まとめてあった荷物を車に積み込み、シャワーを浴び準備完了。

 19:20、自宅を出発。いつもはすぐに北陸道の小杉ICへ向かうんだけど、今日は高岡市へ。夕飯を食べに行くのです。

 で、やってきたのが「とんかつ柿ェ門」。よくあるとんかつチェーン店かと思っていたけど違うらしい。まぁ、我が家はときどきこのお店でとんかつを食べるのですよ。
 ネコ娘はねぎおろしロースかつ定食(左上)。クマ兄さんとペンギン姉さんはロースかつ定食。サクサクな衣が美味しいのです。あと、ご飯とキャベツがお代わり自由。お腹いっぱい食べちゃう。

 この後の運転は大丈夫か?



 20:30、ごちそうさまをして、さぁ出発!と思っていたら、忘れ物をしてしまったようだ。あちゃー。一度自宅に戻りましょ。まぁ、小杉ICまでの途中だから時間的ロスはほとんどないし。高岡でご飯食べて良かった。



就寝そして起床
 20:40ごろ、いったん自宅に戻り忘れ物を持ってくる。20:50ごろ、小杉ICから北陸道へ。今日はゆっくりスタートなので、いつもより2時間くらい遅いか?

 北陸道を東へ走り抜ける。

 22:00、蓮台寺PAまできました。一応富山県は出たね。もう少し走ろうか、眠いけど。

 23:30、上信越道の黒姫野尻湖PAまでやってきました。そして・・・もうダメ。眠い。寝る。ここで寝る。お休み〜。
 翌28日6:30起床。よく寝たよ。ここは標高も高いので涼しくて寝やすかった。トイレに行って、軽く周辺を散策。そしたら小林一茶の記念碑がありました。小林一茶とは信濃が産んだ俳句の達人です。俳諧師といって、諸国を行脚しながら俳句を詠むらしい。

 6:55、黒姫野尻湖PAの出発。
 7:10、小布施PAに到着。ここで朝食を購入。コロッケ(ペンギン姉さん)とアメリカンドッグ(ネコ娘)、そしてコーヒー(クマ兄さん)をゲット。
 7:20、小布施PAを出発。



栃木へ
 7:35、更埴JCTを通過。軽井沢方面へ曲がっていきます。
 8:05、佐久小諸JCT。左に曲がると中部横断道。こっちに行ったことないなぁ。

 しばらく進むと薄井軽井沢(右)。目の前には高岩。いつか登ってみたいなぁ、と思う。
 9:15、高崎JCTを通過。ここから北関東道。この辺りでクマ兄さんの実家からTEL。早く来い!とのこと。クマ兄さんの妹の長男、アキちゃんが大暴れ中。早く相手して〜、だそうです。うーん、急いで行った方が良いのか悩む。

 9:50、岩舟JCTを通過。ちょっとだけ東北道。10:00に佐野藤岡ICから高速道路を降りる。
 佐野藤岡ICからは国道50号線で東へ。北関東道が開通したので、国道50号線もかなり走りやすくなりましたね。と思っていたら事故。パトカー多数。事故には気をつけよう。



 10:30、クマ兄さんの実家到着。特にやること無いのでお昼ご飯を食べてまったり過ごす。



散歩
 昼食後、暇なのでお散歩。クマ妹、ネコ娘とアキちゃんが手を繋いでお散歩。ペンギン姉さんはしんがりを勤めます。先駆けはクマ兄さん。アキちゃんの四方を固める。
 近所の公園に行き、さらにもう少し離れた公園に行き、電車を見てクマ兄さんの実家に戻る。その途中、ルピナス畑があったので散策。ルピナスってニョキニョキって伸びて、見れば見るほど不思議。マメ科なので、種子は食用になるんだって。



引っ越し
 翌29日、クマ妹家の引っ越しの手伝いに行く。10時ごろにクマ妹家到着。そこにはクマ妹の旦那さんであつToshiさんとまったく片付いていない荷物たちがいたのでした。この荷物、どうするの?とりあえず不要そうなものは捨てちゃえ!というクマ妹&クマ兄さんに対し、なんでも取っておこうとするToshiさんとの攻防が広げられるのでした。引っ越し屋さんはどんどん大物をトラックに積んでいく。

 で、なんとか13:00頃に積み込み完了。大丈夫か?この引っ越し。

 とりあえず、クマ兄さんの仕事はここまでで終了。Toshiさんとクマ妹は新居へ移動して家財道具の搬入をするそうです。クマ兄さんは実家へ帰る。



野木神社
 いったん自宅に戻る。アキちゃんは寝てるみたいだ。そして、ネコ娘も昼寝中。それじゃ、ペンギン姉さんと二人で近所の観光スポットに行ってみよう、となりました。せっかくのGWなんだし、少しだけ楽しむ。

 ということで、やってきたのは野木神社。大きな木の下に人がいっぱいいるけど、どうした?
 なんと木の上にフクロウがいるらしい。あちゃー、カメラのレンズ、倍率を高いのを車に置いてきちゃったよ。すぐに駐車場に戻って望遠レンズを持ってきた。そして、パチリ。うむ、ちょっと小さいけどまぁまぁ見える。フクロウ、じっとしているけど寝てるのかな?
 クマ兄さんがもってきているレンズは、今日は270mmが最長。フクロウは見えるけれど、ちょっと小さいなぁ。ボランティアの人が設置している望遠鏡の倍率がかなり大きいので、スマホのカメラを接眼レンズにつけてみたら上手に撮れました(右)。



野木神社を参拝
 フクロウも見たし、拝殿に参拝する。この野木神社は結構歴史が長く、仁徳天皇の時代に建立されたっていうことなので、1600年くらいの歴史があるようです。じゃあ、御朱印をもらおうってことで社務所へ(右)。
 社務所から拝殿をパチリ(左)。御朱印をお願いしたとき、社務所の巫女さん?神主さん?からフクロウについていろいろ聞く。もうすぐ今年のヒナが巣から出てきて、飛ぶ練習を始めるんだって。それで、毎年GWには初ヒナを見るために人が集まってくるんだそうです。境内にもフクロウの石像がありました。フクロウはほぼ一年間同じ森の木にとどまる留鳥なので、「福」を運び「子」を守ると古くから言われているそうです。
 ちなみに野木町の鳥はフクロウ。



旧下野煉化製造会社煉瓦窯
 野木神社から野木町煉瓦窯までシャトルバスが出ているようです。駐車場が足りないのかな?いずれにしろ場所もよくわからないし、ガソリン代も節約できるのでシャトルバスに乗ってみる。

 3分ほどで野木町交流センター「野木ホフマン館」に到着。フリーマーケットや露店が出ていて人出が多い。GWだねぇ。野木ホフマン館の玄関前ではチューリップの花びらを使った絵が展示されてました。雨降ったらどうするんだろう・・・。
 これが野木町煉瓦窯だね。円形の建物で、真ん中に高い煙突が立ってますね。日本の近代化産業遺産に認定されているそうです。中の見学もできるみたいだけど、有料らしい。どうする?と思って値段を確認したら100円だって。見る!
 ヘルメットをかぶり、20人ほどのグループになって敷地内に入る。ボランティアガイドによる解説付き。なんと、ガイドさんは野木町役場の職員、しかも土木課の方でした。
 解説によると、この釜はホフマン式輪窯といって、この地に二基が造られたそうです。が、関東大震災で1基は壊れちゃったんだって。
 輪窯には二階に上がるための階段が設置されていますが、階段が斜めになってました。炭を担いで登るための階段って言ってたと思う。炭は60sくらいだったかな?かなりの重さのものを運ぶので、段差が斜めになっている階段が上りやすかったんだって。
 では、窯の中に入ってみる。入口には何個目の窯なのか分かるように番号がついてます。
 窯の中に入る。天井に穴が開いてます。ここから燃料である木炭が投入されるらしい。このような部屋が16個、リング状に並んでいて、粘土を運び入れる→乾燥→焼く→冷却→運び出す、を連続的に行っていたんだって。
 左は煉瓦を積んだ状態。こんな形で焼いたのかな。

 右は窯の操業開始時、点火するときに作った焚口。点火が終わると取り壊されたそうです。
 では、二階へ。二階部分の床には金属の鍋のようなものが並んでいます。これ、木炭投入口の蓋。火の加減を見ながら、木炭を投入したそうです。どうやって木炭の投入量を管理していたの?って聞いてみたら勘だって。
 ちなみに投入する木炭は、粉炭という粉状の炭。一気に燃えて温度が上がりやすいようにしているのかな。レールは炭車(たんしゃ)と呼ばれる炭を運ぶ貨車が走る場所。
 中央部の煙突は焼成室から出た高温の排気を外部放出するもの。崩れないように補強されてますね。ガイドさん曰く、野木町で一番耐震性のある施設になったんだって。地震があったらここに逃げる、らしいです。
 右は柱などを組む時の細工。なんていうんだっけ?忘れちゃった。釘を使わなくても外れないってやつだったと思う。
 古い煉瓦には白い結晶が付着していました。これは塩類風化現象といって、煉瓦に含まれている塩が徐々に表面に出てきて、結晶化しているものだそうです。
 こちらは、発掘調査で出てきた煉瓦。このレンガを調べると、ここ下野煉瓦製造会社で作られた煉瓦である、という印がついているそうです(右)。レンガに文字が刻んであるね。

 このホフマン式輪窯を運営していた下野煉瓦製造会社は1890年に、この窯の操業を開始。1窯あたり1万4000個の煉瓦を焼けたそうです。1年間で約450万個の生産能力。この場所が選ばれたのは、渡良瀬遊水地があるあたりから原料となる粘土が採れ、渡良瀬川の水運で輸送ルートが確保されていたかららしい。

 一方で、16個の窯でリングを作るような形状をしているため、1窯の形は不均一。なので、煉瓦の品質にもバラツキが発生しやすく、試験窯のような位置づけであったとも言われているんだって。四角い窯を並べたような輪窯が後に採用されていったそうです。



 という感じで、とっても楽しいホフマン式煉瓦窯の見学を終えたのでした。じゃ、クマ兄さんの実家に帰ろうか。



いがまんじゅう
 クマ兄さんの実家に戻ると、「いがまんじゅう」なるものを頂きました。埼玉県の鴻巣市近辺で食される和菓子。赤飯の中にこし餡が入ってます。おはぎの逆バージョン。赤飯にちょっと塩っ気があって美味しかった。郷土料理百選にも選ばれているものだそうです。



佐野プレミアムアウトレット
 4月30日、今日は富山に戻る日です。朝、野木の実家を出発。すぐに佐野でストップ。プレミアムアウトレットでお土産を購入するのです。

 結果、クマ兄さんはネクタイやサングラスを購入。ペンギン姉さんはあまり買わなかったな。
 11:45、今日は昼食を食べません。朝食をたっぷり食べてきたから。代わりにゴディバでモフモフを買っちゃいます。甘くておいしいねぇ。



 じゃ、富山に帰ろう。



帰路
 13:00、佐野を出発してすぐ、眠くなる。波志江PAでコーヒー購入。ここはコンビニがあったので、コーヒーも安く買えました。
 13:25、上信越道を走行中、追い越し車線にレパードを発見。すげー。クマ兄さんが子供のころ、ソアラよりも好きだった車です。1992年に生産中止しているので、少なくとも26年前の車。

 13:50、碓井橋を渡る。順調です。
 14:20、今日は浅間山が綺麗に見えました。昼間のドライブはいろいろ見られて楽しいね。ナイトドライブは風景が変わらないので眠くなっちゃうんだよね。
 14:50、更埴JCTを通過。
 もうすぐ黒姫野尻湖PAというところで、目の前に雪を被った山が見えてきました。妙高山かな?
 15:55、休憩で寄った名立谷浜SAで日本貝軍を発見!トラック界では有名なトラックのようです。
 16:15、北陸道の定点観測地点、鬼伏トンネルを通過。かなり緑がふさふさになってきてます。



 18:00、無事自宅に到着。今回は栃木の実家を往復しただけなので、951qの走行距離でした。



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