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金沢街歩き


2018.7.7


 ネコ娘、今年中学生になってしまいました。中学生になると部活というのがあるんですな。週末も練習があって、今年は全然遊びに行けない。ガックシ。
 今日は朝から夕方まで練習とのことなので、日帰りで行ける金沢観光にペンギン姉さんと二人で行ってみることにしました。しかも!車で行ける距離だけど、気分を盛り上げるために新幹線を使っちゃうのです。



新高岡駅
 9:00、新高岡駅にやってきました。今日の旅行はここからスタートです。雨が強いので立体駐車場に車を停める。クマ兄さんのリラックスワゴン(ハイエースワゴン)はこの立体駐車場に入れないので、初めて利用しました。今回はペンギン姉さんのデイズルークスで来たから。
 改札口の前に行くと高岡大兜があります。前田利長が愛用した兜を模しているとか。



北陸新幹線
 金沢までの切符を買ってホームへ。新高岡駅には「はくたか」と「つるぎ」が停車します。かがやきは土日に一本しか停車しないんだよね。不便だ・・・。でも、今日は隣の金沢までの乗車なので問題なし。

 9:20、はくたかがやってきました。自由席に行くとガラガラ。まぁ、そんなもんでしょ。
 席を確保し車内をパチリ。クマ兄さんより後ろには一人も座ってません。快適だ!ちなみにペンギン姉さん、新幹線に乗るのは15,6年ぶり。北陸新幹線は初めてです。北陸新幹線は乗り心地も良いって、ペンギン姉さん驚いていました。
 9:40、金沢駅に到着。乗ってきたはくたかの正面をパチリ。あっという間に金沢についちゃった。



金沢駅
 金沢駅に着いたら観光案内所へ行く。北鉄バスの1日フリー乗車券を購入するのです。ついでに「ひゃくまんさん」も見ておく。金沢のゆるキャラらしい。胴体や頭には金沢が誇る金箔、髭は輪島塗。ほかに加賀友禅柄だったり炭素繊維が使われていたりと金沢の特産品で作られたダルマ。
 500円で購入した1日フリー乗車券を持ってバス乗り場へ。今日はバス乗り放題ですよ。そんなに乗るのか分からないけど。金沢駅の東口は鉄骨で組み上がった屋根があってちょっと近代的。



ひがし茶屋街へ
 9:55、右回りルートのバスに乗る。車内は座席が埋まる程度の乗車率。座って移動できるので楽ですな。
 10分ほどでひがし茶屋街に到着。雨降ってるけど、気にしないで散策するとしよう。
 ひがし茶屋街に向けて小道を歩いているとお土産屋さんを発見。窓際に顔のようなものがディスプレイされてる。これ、フェイシャルマスクだってさ。金箔貼ると、お肌に良いの?



金銀泊工芸作田
 ふらふら歩いていたら、金箔屋さんの看板があって、見学できるとのこと。金沢といったら金箔だから見てみようってことでひがし茶屋街から少し離れる。金銀泊工芸作田っていうお店。
 金沢の金箔は厚みが約0.1ミクロンだそう。透かして見ると光が透過してます。結構薄い。ちょっとした風でくしゃくしゃになっちゃう厚みです。
 金箔はトントン叩いて薄く薄く延ばします。伸ばした金箔は大きさをそろえて和紙に挟みます。そんな道具を展示中。トントン叩くときに使う紙は箔打紙といって、雁皮紙を柿渋、藁灰汁、卵の白身に漬け込んだもの。丈夫なんだって。
 左は金箔の形をそろえる工程。大きなピンセット状の道具を使って器用に摘まんだり、広げたりしてました。余った部分は箱に貯めて、いろんな用途に転用されるそうです。箔移しっていう作業。
 右はトントン叩く、箔打ち。金箔づくりって紙づくりのほうが重要なんじゃね?
 何も買ってないし、金箔づくりの工程を見学しただけなのに、金箔入りの麦茶を出してもらえました。いやー、サービス満点ですよ。



ひがし茶屋街散策
 天気が悪いので、ちょっとどんよりした雰囲気。天気が良いと華やかなんだろうけど・・・。ちょっと残念なひがし茶屋街を歩く。
 箔一っていうお土産屋さんに入ってみる。ここでペンギン姉さんは職場の人にお土産買うんだって。金箔を使ったお箸、コップ、ぐい飲みなどがそろってました。お土産屋さんを見て回っても金箔を楽しめる。
 この辺りがひがし茶屋街のクライマックスかな?1580年に佐久間盛政が金沢御坊を攻略して金沢城を築城し、前田利家が1583年にやってくると、金沢城の周辺に城下町が栄えたそうです。にしの茶屋街ひがしの茶屋街ができ、どちらもとても栄えたそうです。ここはそのひがしの茶屋街。希少な茶屋様式の町屋が残っているとして重要伝統的建造物保存地区に指定されています。明治初期に建築されたものが多いんだって。
 こちら「志摩」。全国的にも少ない茶屋建築。江戸時代後期の建物。茶屋建築は二階を客間(座敷)とするため、二階部分を高く作り、通りに面して高欄と張り出しの縁側を設けているのが特徴なんだそうです。
 茶屋建築の建物が並ぶこのエリア。パンフレットなどでもよく見る場所ですね。お土産屋さんの他に喫茶店や旅館などもあるようです。外観じゃわからないなぁ。



箔座ひかり蔵
 黄金の蔵をご覧いただけます。という案内が出てたので入ってみたお店。金箔を使ったアクセサリーが多いみたい。黄金の焼き菓子って抹茶を生地に練りこんだケーキ。外観は金箔でピカピカになってて金の延べ棒みたい。
 お店の奥にあったのが黄金の蔵。古い土蔵の外観を純金プラチナ箔、内側を24K純金箔貼って復活させたそうです。金箔約20,000枚使ったんだって。



宇多須神社
 ひがし茶屋街を抜けて歩いていく、この先に神社があるはず。
 宇多須神社に到着。参拝していこう。鳥居を抜けて境内に入ると、柱が二本立っている門?鳥居がありました。鳥居と同じような扱いでいいのかな?
 この宇多須神社は1599年に二代藩主前田利長公が金沢城の鬼門の方角にあるこの場所に、利家公をまつった元加賀藩社卯辰八幡宮が元になっているそうです。
 まずは拝殿に参拝しよう。その次に社務所で御朱印をいただく。御朱印を押してもらっている間、周辺を見回すと・・・
 忍者がいたー!拝殿の回廊の下と境内の木の下。全部で三体いるそうですが、二体しか見つけられなかったなぁ。



ひがし茶屋街を出る
 それではひがし茶屋街を通り抜けて次の観光スポットへ行こうと思います。ベンガラ色の壁を眺めつつ、天気が良かったらもっと綺麗だったろうに・・・と思いながら茶屋街を歩いていく。
 ひがし茶屋街を抜け、浅野川大橋へ差し掛かるところに火の見櫓?みたいなものがありました。説明書きを見ると、その通り、浅野川大橋詰火の見櫓でした。金沢城下に火の見櫓が設けられたのは1657年ごろ。その役割を近代に継承したのがこの鉄骨造りの火の見櫓です。市内に現存しているものの中では最古の火の見櫓。もともとは23メールもの高さがあったそうです。



久保市乙剣宮
 浅野川大橋を渡り、近江町市場方面へ歩く途中、国道159号線の一本北側にある小道を歩きました。雨が強くなってきて、歩道のある道を歩くと、傘が邪魔だったので。小さな道なら車もあまり来ないから気を使わなくていいでしょ?

 ということで、歩いて行くと久保市乙剣宮という神社がありました。雨も強くなってきたのでここで雨宿りすることに。鳥居をくぐって拝殿へ。

 あれ?拝殿が開いてない?と思ったら脇の戸が開いていて、中に入って参拝するようです。
 脇の戸から中に入ると拝殿があって、すぐ横に社務所もありました。参拝を終え、御朱印をお願いする。この神社は御祭神がスサノオ。この神社の裏側には暗がり坂というのがあって、昔の旦那衆が人目を忍んで花街へ向かう道だったとか。

 御朱印をもらって、再出発。雨はあまり弱くなってなかった。
 再び近江町方面へ向かって歩く。途中に旧新町と書かれた石碑を発見え。旧なのか?新なのか?と思ったけれど。説明文を読むと藩政初期からの町名で尾張町に家屋が増え町地が狭くなったので、新しく町立てされたことからこの名前が付いたとか。右はある交差点の手前の標識?歩行者のマークや自転車のマークが書かれていて、通行帯を分けているようです。ちょっと雑な気がするけど。



近江町市場
 11:30、金沢の台所、近江町市場にやってきました。なんとこの市場は290年もの歴史があるそうです。そういうだけあって結構大きい。通りが何本も交差してますが、店がずっと並んでます。近江町市場ってこんなに大きかったっけ?隣県の富山に住んでて、こんな大きい観光スポットだとは知らなかった。灯台下暗しですな。

 じゃ、お昼ご飯を食べるお店を探そう。今日は贅沢するって決めてきたので、ちょっとくらい高いお店でもOK!ガイドブックを見ながらお店を選ぶ。



井ノ弥
 11:50、いろいろ検討した結果、井ノ弥というお寿司屋さんに決めました。近江町市場の端の方にあり、行ってみるとすでに長い列ができてます。まぁ、今日は美味しい海鮮を食べに金沢に来たんだから気にせず並ぶとしよう。
 12:10、店内に通されました。意外と早かったかな。通されたのはカウンター席。目の前で大将が魚を切り分けてます。目の前に大きな切り身が並んでいるので結構面白い。切れ端なんかはバンバン捨てちゃうんだね。自宅だったらもったいなくて捨てない!
 12:35、ようやく注文した上チラシ近江町が運ばれてきました。大将が一人で切り盛りしているので時間がかかる、というネット上の口コミは正しいですが、目の前で大将がテキパキと作っている様子を見ると、ゆっくり待つほかないですな。
 この上ちらし近江町、金箔が振りかけてあって、他のちらし寿司より高価。なにせ、3,000円弱もしたもんね。でも、いろんな魚が楽しめてとても良かった。お刺身も一切れ一切れが大きい。これなら大満足ですよ。



どじょう蒲焼
 おいしい海鮮丼を堪能し、近江町市場内をフラフラ。ある一角に行くと、数件のうなぎ屋さん?でどじょうのかば焼きも売ってました。一本120円だって。どうしよう?食べる?どうする?なんて言いながら見て回っていたんだけど、せっかくなので食べてみよう!ってことで一本ずつ購入。渡される前に軽く炙って暖めてくれました。ぱくって食べてみると・・・甘いたれがかかったウナギのしっぽ?見たい。普通に美味しい。どじょうってスーパーでも売っているのを見かけたことがあるけど、自宅で蒲焼はできないよ。他にどうやって食べるのかなぁ?卵とじも美味しいんだっけ?



金沢おでん
 さらに近江町市場内をフラフラしていたら、金沢おでんなるものを発見。いっぷくやというこのお店、立ち食いおでんのようです。これも、せっかくだから・・・という魔法の言葉を使って食べてみることに。
 自分で食べたいおでんを指定して取ってもらう、というシステム。海鮮丼を食べたばっかりだからちょっとだけ購入してみました。
 購入したのは車麩、ばくだん、ふかし。ばくだんはすり身の中にゆで卵を丸々入れたボリューム満点の一品。二人で食べやすいように?半分に切ってくれました。車麩は大きな麩をおでんに入れたもの。出汁を吸ってふにゃふにゃですが、とても美味しい。ふかしというのは蒸したかまぼこで金沢の名物だって。変わったものだけを買ってみたけれど、どれも美味しかった。

 ただ、お椀に入れた具たちは、奇妙な顔の形をしている気がする。右頬にパンチを食らった怪物の顔みたくない?

 ということで、近江町市場の食はとても豊富で美味しかった。また来たいね。



尾崎神社
 近江町市場散策を終え、次の目的地は神社。近江町市場から徒歩5分ほどのところにある尾崎神社にやってきました。御祭神が天照大神、東照大権現(徳川家康)、前田利常だそうです。北陸の日光なんて呼ばれたりしたとか。そういわれると立派な気がする。

 参拝して御朱印をいただく。



尾山神社
 続いて徒歩10分ほどのところにある尾山神社へ。途中、金沢商工会議所会館でトイレを借りたり・・・。徒歩で移動していてもトイレがあちこちで借りられるっていうのは良いね。

 北の鳥居から境内へ。
 まずは拝殿へ。入母屋造屋根瓦葺という建築様式だそうです。そしてこの神社は前田家と関係の深い神社らしい。
 拝殿の正面、通常鳥居がある場所に神門と呼ばれる門がありました。明治8年に作られたもので金沢のシンボルにもなっているそうです。第3層目に設置された避雷針は日本最古のものだって。一階部分には上の階に上がるための階段がありましたが、上っちゃダメなんだろうなー。
 石ころが転がっていました。解説があったので読んでみると、導水管だそうです。1632年に犀川上流から金沢城へ導水した辰巳用水が完成。それを機に、一部を分岐して金谷御殿(現在の尾山神社)にもサイフォンの原理を応用して、巧妙な仕組みで兼六園の水を引水し、響音瀑という滝を作ったとか。その水路は当初は木管だったものの、1844年に石の導水管に変えられたそうで、この導水管はその時のものらしい。
 これ、前田利家の像。背中に袋状のものを背負っていてカタツムリみたいになってます。これ、馬で駆けると風で膨らむ仕組みらしい。そして、流れ矢を防ぐための武具でもあるんだって。
 こちらは利家公金鯰尾兜というらしい。レプリカだけどね。
 お松の方之像。前田利家の正室だそうです。利家とは従妹の関係だとか。利家と松の母が兄弟だとか。血濃くね?学問や武芸が達者だったんだって。
 という感じで尾山神社の参拝終了。この神社はなかなか歴史深い神社でした。御祭神が前田利家だもんね。そりゃ、利家たっぷりの神社になるよね。観光バスのツアーも来るくらい有名な神社のようでした。

 じゃ、神門を抜けて次へ。



金沢市足軽資料館
 尾山神社を出て正面の道を300mほど西へ歩くと金沢市足軽資料館というのがありました。入場無料のようなので入ってみる。
 二軒あるみたいなので、まずは一軒目の清水家に入ってみます。

 ちなみに足軽とは戦闘時に駆り出される保形のこと。戦国時代には弓や鉄砲の部隊を編成して活躍したそうですが、江戸時代には武士の最下層に位置付けられたそうです。
 左は座敷で右は茶の間。最下層というけれど結構立派なお宅です。武士は最下層でも武士なんだねぇ。

 茶の間にはお膳が並べてありました。江戸時代初期、一日の食事は一汁一菜で、朝夕の二回だけというのが普通だったそうです。でも、現代人よりたくさん米を食べていたんだって。クマ兄さんみたい。そういえば、クマ兄さんのお祖父さんもものすごいいっぱい米食ってたな。
 屋根裏みたいな部屋は「あま」。足軽屋敷は平屋が原則。そこで、収納空間を必要とした足軽たちは「あま」と呼ぶ屋根裏を物置として利用していたそうです(左)。薪を収納したりした場所ですが、畳を敷いて居室にしていた屋敷もあったとか。見つかったら怒られないのかな?
 右は台所。この釜は現代風だよね?
 続いて高西家。こちらの屋敷はちょっと小さめ。ここには「吉報は玄関から」という言葉の解説がありました。足軽にお召があるときは、前日に使いの者がやってくるそうです。その使いは玄関から入ってきたリ、勝手口から入ってきたリしたとか。そして家族は使いがどっちから入ってきたかで良い知らせか悪い知らせかが分かったそうです。昇進や拝領などの吉報は玄関から、お咎めなどの悪い知らせは勝手口から、ということらしいです。



高田家跡
 金沢市足軽資料館を見終え、100mほど歩くと今度は旧加賀藩士高田家跡というのがありました。こちらも入場無料なので入ってみる。

 門をくぐると庭が立派。この旧加賀藩士高田家跡は、藩政時代の長屋門を修復して後悔しているもの。庭は藩政時代の面影を残しているそうです。どこら辺が藩政時代のものなのか分からないけど。

 足軽の家と違うのは、敷地が広い、ということかな。厩があったりなかなか豪勢です。


 



長町武家屋敷跡
 旧加賀藩士高田家跡を過ぎたあたりからちょっと街並みが変ってきました。長町武家屋敷跡、というそうです。この川は大野庄用水といって、金沢城の築城の際に、金石港近辺から犀川の本流を遡り、この辺りまで木材を運搬したそうです。それで御荷川とも呼ばれたとか。
 この辺りは加賀藩の中級武士だけが住むことを許されたエリア。土塀に石畳、長屋門などが並び、時代劇のセットみたい。袋小路や抜け道などを作り、入り組んだ道にしているのは外敵の侵入を防ぐためだって。立派なもんです。
 長町武家屋敷跡を抜け、香林坊方面へ歩いていたら、赤い気持ち悪い人形がありました。"Take a picture with me!"って書かれてるんだけど、ちょっとヤダ。なんなんだこれ?



金澤文豪カフェ あんず
 香林坊までやってきたので、香林坊東急スクエアの東急ハンズに寄ってみる。何か面白いグッズはないかな〜って探す。でも、今日は物欲があまりなく買うものなし。

 ちょっと疲れたのでB1Fの金澤文豪カフェあんずでコーヒーを飲んで休憩。小さなお菓子も付いてホッコリ。後ろの方のテーブルで何やら打ち合わせをしているようでした。どうもトークショーの打ち合わせだったみたい。近江町の不思議について語ってたそうです。



いしかわ四高記念公園
 16:00、疲れた足に鞭打って再び歩き出す。金沢城方面へ行ってみます。すぐに公園が見えてきて赤レンガの建物が目に入ってきました。この公園はいしかわ四高記念公園。そして、赤レンガの建物が石川四高記念文化交流館。なぜに石川四高を前面に出しているのかな?
 と思って調べてみたら、1886年の帝国大学令によって設置された高等中学校らしい。新潟、富山、石川、福井の北陸四県からなる第4区に設置された高等中学校なので、第四高等学校と呼ばれたらしい。金沢大学の前身ってことね。それで、立派な赤レンガの建物だし、公園まで整備して前面に押し出しているんだね。
 右のブロンズ像はきっと当時の優秀な学生なんでしょう。 
 旧第四高等中学校門衛所(左)も保存されてます。たぶん1893年に建てられたもの。何回か移築されて現在の場所に落ち着いたらしい。
 右は堂形のシイノキ。金沢城が築造されたころに、京都の三十三間堂を模した堂形の的場があったので、堂形のシイノキと呼ばれるようになったそうです。二本一対のシイノキは樹齢300年と言われ、金沢のシンボルなんだって。



石浦神社
 16:10、金沢21世紀美術館の向かいにある石浦神社にやってまいりました。ここは547年に創建された、金沢最古の神社だそうです。ちょうど茅の輪が設置されていたので、手順通りにくぐって穢れを落としておきました。

 拝殿を参拝後、脇にある社務所で御朱印をもらったら、ゆるキャラのきまちゃんのカードが挟んでありました。なぜにゆるキャラ?





 



金澤神社
 石浦神社を出発し、兼六園方面に向かう。兼六園の端の方にある金澤神社にやってきました。ここは無料エリア。自由に参拝できます。正面の鳥居をくぐって境内へ入る。途中にあった灯篭の龍が立派。これ、一つの石から削り出しだよね。
 では拝殿を参拝しましょう。この金澤神社の御祭神は菅原道真。学問の神様ですね。初詣の時期には学生さんがたくさん参拝されるそうです。今日は全然いないけど。入学試験直前の神頼みのときにここへ来るのかな?
 御祭神が菅原道真なので、お使いの動物は牛。夢牛といって、撫でると夢が叶うそうです。右はいぼとり石。いぼをこすると取れる、と言われる石だけど触りたくないね。逆にいぼが移りそう。



いしかわ赤レンガミュージアム
 金澤神社のすぐ近くに石川県立歴史博物館と加賀本多博物館があります。時間が時間なので外観だけを見学。ここは旧陸軍兵器庫の赤レンガ棟を再生した建物。天気が悪いのであまり映えませんでしたが、天気が良いといい絵になりそう。
 ちなみにここでエヴァンゲリオンと日本刀展というのをやってました。女性ファンが多いんだっけ?



石川護国神社
 16:45、神社巡りの最後、石川護国神社にやってきました。時間ギリギリだけど御朱印もらえるかな?
 まずは拝殿を参拝。とても立派な神社ですな。石川護国神社の由来は、明治元年の戊辰戦争で加賀藩の藩士108名が戦死し、そのみたまを祀ったのが始まりだそうです。その後、西南の役、日清戦争、日露戦争、日中戦争、大東亜戦争の英霊を祀っているそうです。昭和10年に現在地の移されたそう。
 拝殿正面に掲げてある「顕忠」は金沢藩知事前田慶寧(よしやす)が書いたもので、「忠義をあらわす」という意味なんだって。
 最後に社務所に行って御朱印をいただく。目の前にある松の木が立派。五葉松というそうです。雨が強くなって来ちゃったかな。最後に金沢城を見て終わりにしよう。



金沢城
 17:05、兼六園の横をてくてく歩いて金沢城にやってきました。石川門から中に入っていきます。この石川門は重要文化財に指定されていて、1788年に再建されたもの。と言うわりにはきれいだけど・・・。気にせず門をくぐっていく。
 石川門をくぐると五十間長屋が目の前に現れます。これは武器や什器などの倉庫なんだって。中に入って見学もできるらしいんだけど、17:00を過ぎちゃったので退館の時間らしい。もう入れないや。じゃ、そろそろ帰りの時間ですね。



金沢駅
 石川門から再び金沢城を出て、すぐ近くにあるバス停へ。北鉄バスの1日フリー乗車券があるので最後くらいバスに乗ろう。今日はフリー乗車券を買わない方が安かったな・・・。こんなに歩くとは思ってなかった。
 17:30、金沢駅に到着。目の前に鼓門(つづみもん)。超巨大です。なぜにこのような大きな門を作ったのか分かりませんが、見応えは十分。

 ちょっと寄り道して金沢フォーラスに行ってみよう、ってことで移動していたら「やかん体、転倒する。」のオブジェを発見。これもなぜここに?という感じだけど、「金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2006」の最優秀作品なんだって。金沢はアートの街ですな。
 金沢フォーラスでお茶などを買って、金沢駅構内も散策。校内にC58の動輪が展示してありました。C58形蒸気機関車140号機のものだって。この動輪、直径が1520mmもあるそうです。金沢って観光に力入れてるね。
 最後の最後、お土産屋さんを物色。車麩が売ってた。おでんに入ってておいしかったやつね。でも今日のお土産はネコ娘用だからデザートになるような奴が良いかな。ちょっと悩んで買いました。
 18:30、そろそろ帰ろうかね。新幹線ホームに向かう途中、在来線特急が運休になってますよ、の案内を見ちゃった。大雨によりサンダーバードとしらさぎが運休だって。新幹線は影響なくてよかった。
 というわけで、帰宅後ネコ娘含めて三人でお土産に買ってきたお菓子を頂きました。

 金沢ってクマ兄さんの自宅から車でも一時間くらいで行けるんだけど、電車で行ってもなかなか面白かった。ちょっとした旅行気分を味わえました。来年くらいにまた行こうかな。



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