新規サイト005


井波


2018.7.15


 本日、ネコ娘が午後から部活の練習です。午後から・・・って活動しにくいんだよね。せっかく天気も良いし、近場に遊びに行こうってことになり、ペンギン姉さんとクマ兄さんの二人で井波へ観光しに行ってみました。



道の駅 井波
 12:00、ネコ娘を中学校に送り出し、ペンギン姉さんとクマ兄さんは車で出発。約1時間で富山県の井波に到着。以前は井波町って言ったんだけど、現在は市町村合併により南砺市になった場所です。

 ところで、富山県内の観光情報はあまり持ってない、ということに気付きました。最初は道の駅で情報収集だな。

 13:00、やってきたのは道の駅井波
 まずはパンフレットをもらって・・・と、オリンピックおじさんの展示場があるじゃないですか。これは?入場無料って書いてあるので入ってみる。

 このおじさん、ときどきテレビで紹介されるよね。このおじさん、井波町出身なんだって。ワイヤーロープの製造会社を起こし、その後ホテルや不動産などを手掛け事業を拡大。どういうわけか、長嶋茂雄氏に国際オリンピック応援団長に任命されたそうです。
 左写真のトラはソウルオリンピックのマスコット、ホドリ。その隣はロサンゼルスオリンピックのイーグルサム。歴代のマスコットも揃えたんだろうなー。
 右は各国の国旗に寄せ書きしたもの。1964年の東京オリンピックからずっと応援に行ってるんだって。現在92歳。お元気ですな。
 オリンピックおじさんを見た後二階へ。体験工房があるんだけど、係りの人がいませんでした。残念。外に出て、木彫りの彫刻と写真を撮る。

 それでは街歩きへ。



交通広場
 井波の観光の目玉は八日町通りの散策のようです。観光用の駐車場も整備されているので車で移動。交通広場っていう場所が駐車場。だけど、なんと有料!200円だけどさ、有料なんだってさ。
 とりあえず車を停め、散策へ出発。井波は日本一の木彫りのまちなんだって。
 交通広場の脇にあった手水舎?柄杓がないけど涼しげです。今日はむちゃくちゃ暑いので、涼しい雰囲気だけでも感じておこう。
 手水舎の脇にあった木箱の上にも木彫りの動物。ねずみかな?八日町通りではあちこちで木彫りが見られるそうです。じゃ、行ってみよう。



八日町通り
 八日町通りは白いコンクリートが敷き詰められた道路。両脇に井波彫刻にかかわるお店がたくさん並んでいます。
 あるお店の軒先に飾ってあった欄間。よく見ると山門が火に包まれています。そして、龍が口から水を吐き火を消してます。という彫刻。龍が火を吐いて山門を焼いているのかと思った。
 屋号に牛(左)。蝦夷屋って書かれているようです。木彫りのお店らしい。屋根にはネコ@。お酒注いでるよ。
 別のお店の軒先には弁財天。琵琶を弾いてます。
 そして、別のネコA発見。蕎麦屋さんに居ました。この蕎麦屋さんには別の場所に龍がいた。
 左は彫刻刀のお店。布袋尊がありました。右はお酒屋さん。清都酒店です。看板も灯篭も彫刻でした。



黒髪庵
 八日町通りを歩いていたら黒髪庵の標識があったのでちょっと寄り道。門をくぐると石塚が並んでました。さらに奥へ。
 左が黒髪庵。そして右が芭蕉堂。芭蕉堂の右横にある石が翁塚というそうです。この翁塚は芭蕉の門弟であった井波出身の浪化という人が、師である芭蕉を慕って建てた塚だそうです。この浪化という人は、近江にある芭蕉の墓から小石三個を持ち帰ってこの塚を立てました。塚の中には芭蕉の遺髪も納められたそうです。黒髪庵は北陸の俳人達が1810年に建てたものなんだって。そんなに古い建物には見えないんだけど・・・。とりあえず、ここに松尾芭蕉の想いが伝わっているってことね。



再び八日町通り
 ふたたび八日町通りに戻る。すると、公民館的な建物がありました。自民党議員の後援会事務所の看板が出ているので、自民党にかかわる人の家かな?と思ったら、綿貫民輔事務所って書いてありました。あの綿貫民輔ね。
 さて、この家?お店?は何屋さん?あまり大きくないお店のようですが、店先に木製のベンチがあります。そして、看板は木彫りの人形が支えています。
 アップで見ると、人形は猿でした。西遊記みたいなもの?
 最近では電話ボックスを見かけることも珍しいんだけど、この電話ボックスは木製。そして井波彫刻飾り。近くの久保本家さんは見ざる聞かざる言わざる。



井波美術館
 八日町通りの中ほどに井波美術館がありました。入館無料のようです。今日はとても暑くて街歩きも汗だくなので、ちょっと入って涼んでみよう。ちなみにこの建物、北陸銀行井波支店だったもので大正13年に作られたもの。
 展示品は彫刻が多かったです。あと、地元の人の絵。うーん、クマ兄さんは美術のセンスが無いので凄いのか凄くないのか分からん。ただ、右のメガネ置きは良いと思った。
 5分ほどで美術館の見学終了。再び外に出る。八日町通り、路面が白いので陽の照り返しが強い。

 美術館のすぐ近くにバス停があったんだけど(右)、これも彫刻付き。なんでもかんでも井波彫刻。



ネコ探し
 道の駅井波でもらってきた観光パンフレットによると、この八日町通りにはネコの彫刻がたくさんあるんだそうです。途中からネコ探しになっちゃいました。山田燃料店の屋根に彫刻のネコが寝てます。
 山田燃料店の店主は山田孝雄さん?羊の彫刻があるんだけど、ひつじ年生まれ?
 田舎まんじゅう屋さんはうさぎ。ここは兎年生まれらしい。どこかのお店のおじさんが、生まれた年の動物を掘ってるんだよって教えてくれました。
 こっちのお店のベンチにもネコ。丸くなってます。ネコ好きのネコ娘を連れてきたら喜んだかもなぁ。
 八日町通りの終点に井波彫刻工芸館があります。ここでも木彫りのネコ。目がちょっと座ってる。怖い。



瑞泉寺
 八日町通りの端まで歩くと瑞泉寺というお寺がありました。真宗大谷派井波別院瑞泉寺というそうです。戦国時代には越中一向一揆の拠点だったそう。なので周囲が石垣で囲まれているんだって。
 山門が大きく見ごたえあり。でも、この先は拝観料300円かかるらしいので、山門だけを眺めておきました。中学生の歴史で、一向一揆という言葉だけは勉強した気がするんだけど・・・。ちょっとインターネットで調べてみると、戦国時代に浄土真宗本願寺教団の信徒たちが起こした一向一揆って言うんだね。浄土真宗本願寺教団のことを一向宗と呼び、それらが起こした一揆だから一向一揆。そういえば、富山県って浄土真宗ばっかりだったなぁ。北陸に多いのかな?
 瑞泉寺の向かいにある川合食料品店。看板にネコ。これも木彫りの彫刻です。



井波八幡宮
 八日町通りからちょっと東へ。井波八幡宮があるので参拝していきます。参道には背の高い杉が並んでいて木陰を作ってました。
手水舎でお清めして境内へ。木陰は風も通って涼しい。参拝客は我々しかいないけれど、手水舎はちゃんと水が出ていました。
 鳥居をくぐって境内へ。結構立派な拝殿があるようです。ここ、風がものすごく通ってすっごい気持ちいい。
 拝殿に行って参拝。おみくじなどもありましたが、社務所は無人。今日は御朱印は諦めよう。

 境内に銅像があって、綿貫翁って書いてあります。だれ?綿貫民輔のこと?それともその親?綿貫ってこの辺りの名前なのかな?



ギャラリー瑞庵
 八日町通りに戻ってきて、ちょっと休憩するために喫茶店に入る。ギャラリー瑞庵というお店にしました。入口付近はお土産屋さんになっていて、奥が喫茶になってます。店内が涼しいのと、美味しいコーヒーが飲みたくてブレンドコーヒーを注文。サイフォンで淹れたコーヒーを出してくれました。うん、美味しい。



清都酒店でネコ
 清都酒店をもう一度訪れると杉玉とじゃれるネコ(木彫り)発見。芸が細かい。



くりえ〜と工房
 再び道の駅井波へ戻ってきました。体験工房にもう一度チャレンジです。二階に上がって工房を軽く見学。すると、ぐい?みや絵皿、スピーカーなどいろいろ作れますよ、とのこと。サンプルを見たりしてiPhone用のスピーカーを作ってみることにしました。
 まずは木づちと彫刻刀でゴリゴリ穴を開けていく。
 彫刻刀や万力は貸してくれます。万力に木を挟んで固定。あとは好きなように木づちで叩く。
約2時間後、ようやくスピーカー完成。試しにスピーカーに置いてみると、音が大きくクリアになった。なんでだろう??

 帰宅後、あまり使うことのないスピーカーですが、ときどき英語の勉強で使ってます。



高瀬神社
 16:40、最後に高瀬神社を参拝して帰ろう。道の駅井波からは車で10分ほどの場所にあります。駐車場に車を停め、鳥居の前へ行くと、大きな灯篭が目立ちます。結構立派な神社だ。越中一宮だそうだから、この辺りでは社格が高い神社です。
 まずは手水舎でお清めをしよう。と、手水舎に行ってみると岩の上から滴ってくるタイプの手水舎。これは珍しい。龍が岩の上から水を吐いてます。
 手水舎の水の中に木が沈んでました。これは高瀬遺跡から発掘された建物の柱だそうです。今から1,200年前の役所の跡なんだって。
 では本殿へ参拝。一宮だけあって立派な社殿です。鎮座2,000年の歴史があるという。
 高瀬神社の御祭神は大国主命。因幡の白うさぎが有名ですね。ここにもうさぎがいました。自分の癒したい部分と同じ場所を記念しながら撫でると何かいいことあるかも。
 社殿の欄間に飾られた彫刻。左はうさぎで右はひつじ。兎年のクマ兄さんとペンギン姉さんの干支です。
 最後に功霊殿を参拝。ここは日清・日露戦争から大東亜戦争まで、砺波地方から出征した人たちの御英霊を祀っているものだそうです。そして社務所で御朱印をもらって今日の観光は終わり。



 これにて井波めぐりは終わり。急いで自宅に帰り、ネコ娘を自宅で迎えなきゃ。



クマ兄さんの部屋 に戻る

旅の記録 に戻る