能作
2018.7.16
急にネコ娘の部活が空きました。午後からは練習があるようですが、午前中はフリータイム。実は午前中も練習があると思って、クマ兄さんとペンギン姉さんの二人で能作の鋳物製作体験‐NOUSAKU LABに予約を入れてしまっていました。まぁ、ネコ娘も連れて行っちゃおう。 |
能作 |
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9:20、高岡市にある株式会社能作に到着。ちょっと早いけど、中に入って待とう。 |
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中に入るとエントランスはたくさんの型が展示してありました。そう、能作は錫や真鍮、青銅などを使った鋳物の製品を作る会社なのです。そして、今日はここで鋳物体験をしちゃうのです。数週間前にWebサイトで予約しておきました。 |
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型は木製が多かったそうですが、最近では樹脂製のものも多く出回り、これも木型と呼ばれるそうです。木型は最新の機械で作る会社から手作業で作る会社まで、高岡には15社ほどあるんだって。 |
鋳物製作体験スタート |
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10:00になりました。受付を済ませ、型を選びます。今回、ペンギン姉さんとクマ兄さんは「錫のぐいのみ製作(90分)」のプログラムを予約しております。
そして、急遽参加したネコ娘はアクセサリーパーツ製作を申し込みました。 で、選んだのはクマ兄さんが丸めのぐい飲みで、ペンギン姉さんは細く絞ったぐい飲み。このペンギン姉さんが選んだぐい飲みは難しいらしいです。 |
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ここが作業場。ここで鋳型を作るのです。素人だけどちゃんと作れるかな? |
鋳型造り開始 |
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まずは木枠の真ん中にぐい飲みの型を置きます(左)。そして、溶けた錫の流れる道となる部分を設置。 |
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こんな感じね。〇の部分はどこにあるのか覚えておくように、と言われます。 |
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こちらが鋳型となる砂。ちょっとしっとりした感じ。砂粒に粘結剤などの添加剤を加えたものだそうです。回数に制限はあるものの何回か使いまわしできるとか。 |
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先ほどの木枠の中に鋳型砂を入れていくのですが、篩でサラサラにしながら木枠に入れていきます。 |
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鋳型砂をモリモリ入れたらギュギュっと砂を押し固めます。そして、先ほどの〇の部分に錫を流し込むパイプを突き刺します。ここから溶かした錫を流し込むんだと思う、きっと。 |
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木枠からはみ出た砂をきれいにそぎ落とします。レンガみたいだね。そして、パイプもそっと抜き取ります。穴が開きました。錫の流路ですな。 |
鋳型造り中盤 |
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続いて鋳型をエイッとひっくり返す。すると型が出てきました(左)。白い粉を軽く振りかけます。離型剤だって。そして、木枠をもう一段セットし、鋳型砂を再びモリモリ積み上げます(右)。 |
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こちら側も木枠からはみ出た砂をきれいにそぎ落とします。そして、再びエイッと型をひっくり返す(右)。 |
鋳型造り終盤 |
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上の木枠だけをそーっと持ち上げると、型どおりに砂が外れます。が!ペンギン姉さんの型が壊れてる!(左)。クマ兄さんのはうまく抜けました。ペンギン姉さんの型はこれがあるので難しいらしいです。 |
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こちらクマ兄さんの鋳型。うまくできました。 | |
ペンギン姉さんの鋳型。スタッフさんが慎重に型から砂を取り、土台にくっつけて修復。見た目全然わからないくらいきれいな山ができました。
金属の型を取り外し、再び二つの砂型をはめ合わせると、外した金属の厚み分だけ隙間ができます。ここに溶かした錫を流し込んで冷やせば出来上がり、ということだね。ようやくゴールが見えてきました。 |
鋳込 |
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それでは鋳造のメインイベント、鋳込作業です。流し込むのは錫。手で持っているやつね。これが錫のインゴット。2,000円分くらいかな。 |
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錫の融点は231.9℃。これより温度を上げれば溶けて液体になります。電気コンロで釜を加熱し錫を溶かしてました。おたまですくうと冷えた部分が固まって膜状になってました。湯葉みたい。 |
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それでは注入。溶かした錫を鋳型に流し込んでいきます。この作業はスタッフさんにお任せ。でも、スタッフさんが半袖っていうのが気になる。うちの会社なら怒られるな。流し込むとき、鋳型を重し(錫のインゴット)で押えます。鋳型が浮かないようにだって。しばらくしたら重しを外す。ちょっと型からあふれるくらい流し込んでくれました。 |
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ペンギン姉さんの鋳型にも錫を注入。みんなの型に流し込んだ後、鉄板の上に溶けた錫を垂れ流し、すぐに冷えて固まるんですよ〜って見せてくれました。これは釜の中に入れて溶かせば再利用できます。 |
仕上げ |
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ちょっと冷やしてから砂型を崩していきます。すると、固まった錫の塊が出てきました。化石の発掘みたい。 |
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ぐい飲みと錫の流路部分が現れました。流路部分は不要なので切り離します。 |
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きれいに切り離せましたが、縁の部分などはバリがあって、このままではぐい飲みとして使えません。まずは砥石でバリを削ってもらいます。 |
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続いて紙やすりなどで表面を磨いていきます。が、クマ兄さんは素の表面のままにしたいのでほとんど磨きませんでした。口が当たる縁の部分だけ滑らかにしておきます。最後に、日付を刻印して出来上がり。 |
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最後に三人で記念撮影。このぐい飲みで日本酒でも飲もう。
これにて能作での鋳物製作体験は終了。楽しかったね。 |
昼食 |
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12:15、高岡市内のなか卯にやってきました。このお店はあまり利用したことが無いんだけど、ネコ娘が食べたいっていうのでやってきました。
カツ丼(クマ兄さん)、豚キムチうどん(ペンギン姉さん)、サーモンといくらの丼ぶり(ネコ娘)。 ファーストフードとしてはちょっと高いけど、まぁまぁ美味しかった。 |
クリエ |
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昼食後、自宅に戻ってネコ娘を部活の練習に送り出す。残されたペンギン姉さんとクマ兄さんはカフェめぐりにでも行こうかな、ってことで。富山ガラス工房にあるカフェ、クリエにやってきました。入口にはガラスの作品が展示されてます。 |
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富山ガラス工房にあるカフェだけあっておしゃれですね〜。クマ兄さん一人だったら絶対来ない。とりあえずケーキセットを注文してみました。 |
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運ばれてきたケーキはおしゃれにソースがかかってました。うん、女性ウケしそうですね。スタッフさんが全員女性だし。コーヒーはハンドドリップ。丁寧にペーパードリップしてました。コーヒー旨い。 |
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帰宅後、もう一度ぐい飲みを眺める。うん、良い出来だ。これで旅先で買ってきた秘蔵のお酒でも飲んじゃおうかね。 |