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一日目 横浜

2011.9.23


 今回の旅行は神奈川県へ。まずはズーラシアでも行こうか。それとも八景島シーパラダイスにしようか。水族館はここのところアドベンチャーワールドや名古屋港水族館に行ってきたからズーラシアのほうがいいかな。金額も安いし・・・。みたいな感じで横浜に向かうことにしました。


出発
 遅くなった!金曜日の夕方出発と決めていた今回の旅行。しかし、仕事が19時過ぎまでかかってしまってペンギン姉さんとネコ娘は自宅でプンプン。帰宅後、急いでシャワーを浴び荷物を積んで出発。近所のコンビニに入って夕飯のお弁当を購入。コンビニの駐車場で夕飯をとり出発!20時出発としよう。
 北陸道小杉ICから高速でまずは東へ。ところが、富山県の一番東のインターチェンジである朝日ICから先が通行止め。大雨の影響だって。仕方がないので朝日ICで北陸道をおりて国道8号線で新潟県を目指したけれど、片側一車線でグネグネ道の国道8号線。親不知子不知あたりはトラックのすれ違いも大変で、そのたびに詰まっちゃう。結局、朝日ICから糸魚川まで、北陸道だったら20分くらいの距離を2時間かけて抜けたのでした。国道8号線より高速のほうが安全な気がするんだけど。なぜ走らせない?

 そんなこんなで、眠気と闘いながら上信越道→長野道→中央道と走って、東京都ちょっと手前の談合坂SAで仮眠。ここまで遠かった・・・。寝たのは三時くらいだったろうか、記憶なし。



ズーラシア
 7時ごろ起床。SAでトイレと朝食購入を済ませ出発。ズーラシアはまだまだ遠いからね。八王子ICで高速を降り、国道16号→八王子バイパス→国道16号でズーラシアへ。9:50頃に到着しました。9:30から開園しているみたいなのでちょっと遅れたか・・・。ま、気にせず見学しよう。
 まずはインドゾウ。アジアゾウ4亜種のうちの一種。インドではゾウの姿をした神様、ガネーシャが人気の神様なんだそうです。富を運び、知恵を授け、愛に満ちた生活をもたらす幸運の神様なんだって。御利益ありますように。
 朝ごはんを食べ終わって眠くて元気が無いオランウータン。ほんとうは木の上で寝起きする動物なんだけど、ここでは地べたで寝てるねぇ。だから機嫌悪いのかな?ネコ娘の手と比べるとオランウータンの手の大きさが良く分かる。木の枝をしっかりつかめるようにだね。
 ボウシテナガザル。タイとかカンボジアに住んでいるサル。大きな声で叫びます。数キロ先まで聞こえるような声をだし、鳴き声を交わしたりするそうです。このサルは体毛の色が変わるそうで、子供のころは白(右)。大人になるとオスは黒(左)でメスは灰色なんだって。
 マレーバク。黒と白の体色なのでタイの山岳民族では神様が余り物を繋ぎ合わせて創造した動物、とされたんだって。ちなみに夢を食べるのはこのバクではなく中国に伝わる霊獣「獏」のほうらしい。
 アカアシドゥクラングール。リーフイーターといわるように葉っぱを食べるお猿さん。果物も食べるみたいだけどね。ベトナム戦争の時、米軍の枯葉剤で絶滅の危機になっちゃったんだって。
 インドライオン。インドの林の中に住んでいます。アフリカのライオンより少し小柄なんだって。インドにもライオンがいるんだねぇ。

 インドライオンは森林の中でも木がまばらなところに住んでいて、ベンガルトラは藪が多い所に住んでいるそうです。だから、インドライオンとベンガルトラが出会うことはないんだって。生息域も数百キロ離れているみたいだし。
 ゴールデンターキン。牛の仲間。ターキンの仲間は四種類いるみたいだけど、このゴールデンターキンは名前の通り金色の体色特徴のターキン。牛の仲間なので食用にもなってしまう動物です。が、牛よりも運動能力に優れるみたい。中国ではジャイアントパンダとならんで国家第一級の保護動物に指定されているんだって。
 こっちのかわいいのはアムールヒョウのダッシュ。ダッシュするところ見てみて〜。野生では数十頭しか生息していないんだって。超希少種です。かっこいいけど、野生で出会ったらヤバそうな色だな。
 池の中を泳いだり、陸に上がって変な動きで歩きまわったり・・・と落ち着かないユーラシアカワウソ。ニホンカワウソは絶滅したって言われているから、日本に野生のカワウソはいないんだよねぇ。昔は日本中に生息していたらしいけどね。それから、カワウソはイタチの仲間らしい。
 上の二枚の写真、ウミネコとセグロカモメが写っています。どっちがどっちでしょう。正解は、左がセグロカモメで右がウミネコ。くちばしの先の色で見極めます。大きさもセグロカモメのほうが大きいらしいけど、写真じゃわかんないよね。
 ペンギンは水族館にも動物園にもいる人気者。でも、動物園にいるペンギンはたいていフンボルトペンギンだね。このペンギンはペルーからチリにかけての沿岸部に生息しています。日本ではいろんな動物園や水族館で見ることができるフンボルトペンギンだけど、野生のフンボルトペンギンは一万羽程度。日本で飼育されているのは1500羽程度と野生の一割以上を飼育しています。日本の繁殖技術が優れていて、どんどん増えちゃうんだって。
 11:30、そろそろ歩き疲れてきました。レストランが混む前にお昼ご飯にしようかね。ズーラシア内のオージーヒルグリルセルトランというところでお昼ご飯にします。
 ペンギン姉さんは珍しくカツカレー。ネコ娘は定番のお子様ランチ。そして、クマ兄さんはカツ丼。

 動物園のレストランなので、値段もちょっと高め、味もそこそこだけどお腹は一杯になりました。カツ丼は注文してから卵とじにしてくれてるみたい。運ばれてくるまで時間がかかった。
 ご飯を食べ終わって再び出発。オセアニアの草原、というエリアだったのでカンガルーたちが寝転がってました。寝転がって・・・ぴょんぴょん跳ねる姿が見たいなぁ。
 背中に筋があるセスジキノボリカンガルー。樹の上で生活するカンガルー。前脚が後脚と同じくらい頑強に発達していて、他のカンガルーとはだいぶ体つきが異なります。ニューギニア島に住んでるらしい。カンガルーってオーストラリア意外にもいるんだ!?
 豚っ鼻がなんとも言えないテングザル。大人のオスは大きな鼻が食事の時に邪魔になって、片手で鼻を押し上げながら食べ物を食べることもあるんだって。何のためにあるんだろう?
 コウノトリ。この鳥も留鳥として日本に普通に棲息していたけれど、現在では乱獲や生息環境の悪化で日本からいなくなってしまった鳥。ときどき、海外から飛んで来ることはあるらしい。現在ではトキと同じように人工繁殖により飼育数が増え、豊岡市周辺で包丁が行われているそうです。トキよりうまくいっているみたいですね。
 それにしても、コウノトリがいなくなったということは、日本には赤ちゃんが運ばれてこないってことかな・・・。
 国の天然記念物、ツシマヤマネコも飼育されていました。長崎県の対馬にしか生息していない希少なネコ。日本にヤマネコっていうのはこのツシマヤマネコとイリオモテヤマネコの二種しかいないのでとっても貴重なネコなのです。トラ毛でかわいい。
 ポン太、じゃなくてホンドタヌキ。犬の仲間。夜行性で単独かペアで生活するんだって。しかも、ペアは相手が死ぬまで解消されないという絆の強い動物。冬場に向けてたくさん食べて体重を増やすのでずんぐりしたイメージがあるけれど、夏場のタヌキは写真のように結構スリム。犬よりスマートな顔をしていてかわいいかも。
 ツキノワグマはなかなか筋肉質。筋骨隆々な体をしているので、山で遭遇したらかなり危険です。が、遠くから見るとそこそこかわいいかも。でも、鼻息荒いからなぁ。近づくのはちょっと。
子ザルの鬼ごっこ。
 ヤブイヌという犬の仲間。パナマからアルゼンチンにかけての森林に住んできます。泳ぐのが上手で水かきも付いているんだって。ヤブイヌはじっとしていることが少なく、ずっと歩きまわっています。同じところをグルグル歩きまわっているので獣道ができちゃうくらい。ズーラシアではヤブイヌ街道って呼んでました。
 ズーラシア内にはこんな公園もありました。ネコ娘は大はしゃぎ。クマ兄さんとペンギン姉さんはベンチに座って休憩。
元気だねぇ。ここではこんなに遊んでいたけれど、後から疲れたぁ、の連発でした。
 1901年に発見された珍獣、オカピ。足が縞々でシマウマの仲間と思われていたけれど、実はキリンの仲間らしいです。なぜか、飼育エリア内を走り回っていたオカピ。ムキムキの足が素晴らしい。
 もともとオカピは中央アフリカの密林の辺縁部に住むという変わった性質。日本ではズーラシアと上野動物園でだけ見ることができます。
 セネガルからコンゴ民主共和国あたりに生息しているアカカワイノシシ。背中に白いスジ、耳毛が長く、派手な体色をしています。藪の中で暮らすのでこのくらい派手なほうがいいのかな?
 なにか考え事をしているチンパンジー。何を考えているんだろう。
 ひととおりズーラシアを見て回って時刻は14時。だいぶ歩いたな。疲れた。

 と思ったら、ころころ広場というところでリクガメやニシキヘビの屋外展示がありました。ネコ娘もビクビクしながらタッチ。よく触れるなぁ・・・。
 14:30、ほぼ一回り終了。この動物園は順路が決まっているので見て回るのが効率的。ただ、かなり広いので子供が歩くのはしんどいかもね。

 15:00、ズーラシアを出発。今日のお宿は新横浜駅近くの東横イン。その名も「東横イン新横浜駅前本館」。でも、ここは駐車場が無いので近くのコインパーキングで一晩泊めても安いところを探さなければなりませんでした。これが結構大変だった。なんとか、一晩定額のコインパーキングを見つけて駐車。ホテルにチェックインし荷物を整理。そして16:30頃、今度は新横浜駅へ出発。新横浜→(横浜線)→菊名→(東急東横線・みなとみらい線)→元町・中華街のルートで中華街へ。



横浜中華街
 17時、横浜中華街に到着。まずはどんなお店があるか見てみますか。

 まずは道廟帝門(天長門?)をくぐって、しばらく歩くと横濱媽祖廟(よこはままそびょう)というのがありました。媽祖は16歳で神様から教えとお札を授けられ、災いや人々の病を治したそうです。その媽祖を敬って中国大陸や台湾など華僑が住む世界各地で信仰されているんだって。その廟でした。



 そんな御利益を分けてもらいつつ、美味しそうなお店が無いか物色します。



皇朝
 しばらくウロウロして、小道を入っていったら「中国料理世界チャンピオン」という黄色い看板が目立つお店がありました。皇朝っていうお店で中華料理の大会で優勝したシェフが何人かいるらしい。そして、このお店はオーダーバイキングやビュッフェバイキングで食べられるらしい。さらにカードも使えるらしい。じゃ、ここで。
 では、オーダーバイキングで食べた物をご紹介。左から北京ダック、エビのチリソース、ピータン。
カニ爪の揚げ物、黒豚焼き餃子、ザーサイ
フカヒレ風味海鮮茶碗蒸し、タコのバジルソース、二種きくらべの和え物
中華風スパイシースペアリブ、豚足の煮込み、海鮮サラダ
タラバ蟹のトーチー炒め、湯葉の中華風海鮮チヂミ、ホタテのネギ塩炒め
エビとおこげのピリ辛炒め、エビシウマイと肉シウマイ、甜面醤味の細切り豚肉サンド
フカヒレ風味蒸し餃子とXO醤風味のもち米シウマイ、エビと玉子の炒め物、食べるラー油和えそば
エビチャーハン、鶏肉のピリ辛煮込み、マーボー豆腐
なめらか杏仁豆腐、シュードーナツ、あずき白玉
 いやー、食べた食べた。お腹いっぱい食べました。一皿一皿はそれほど大きくないんだけど、なにせ一杯頼んだからね。これで大人2,880円、幼児780円。ちょっと高いけど、味は美味しかったし、お腹いっぱい食べられたし大満足。

 最後のあずき白玉に入っていた黄色い実。何やら不思議な味だったので店員さんに聞いてみたら蓮の実だって。体にいいですよ〜、とのこと。食べすぎの体にも効果あるかな?
 お店を出て、すぐ近くの食材屋さんを眺めていたら蓮の実が売ってました。結構高いんだね。特別美味しいわけではないけれど、ちょっとした珍味としては普通に食べられる。変わった味だ。



中華街めぐり
 あまりにお腹が苦しいので中華街をお散歩することにしました。歩き始めてすぐに見つけたのが関帝廟。関帝廟に祀られているのは三国志で有名な関羽だそうです。ちょっと中を見せてもらおうと思ったら、もうすでに閉門時間。あぁ〜残念ってがっかりしていたら、ちょっとだけなら中に入って写真撮っていいよ、と言ってもらえました。ので、外観だけパチリ。係のおじさん、どうもありがとう。

 階段のわきには龍が彫られていました。そういえば、中国の紫禁城もこんなのあったな。
 中華街の門めぐり。地久門、道廟帝門(二度目)、善隣門、
親仁善?。最後はよくわからんな。
 
 人は多いし(しかも観光客ばっか)、お店は活気があって、人がたくさん並んでるし、日本三大中華街の中でも群を抜いて活気があって規模が大きい中華街だね。久しぶりに来たけど圧倒されました。圧倒されすぎて、天津甘栗の勧誘に誘われついつい買ってしまった。普段だったら絶対買わないのに。油断していたこと、疲れで判断力が鈍ったこと、ちょっと買ってもいいかなぁって思ってしまったことが原因です。美味しかったから良いか。いっぱい袋に入れてくれたし。
 焼き豚が吊るされてる。美味しそう。こういうお店って横浜にもあるんだなぁ。
 左は市場通り門。

 右はおかゆ屋さん。お店の外までたくさんの人が並んでいます。有名なお店なのかな?中華街大通りにはこんな感じの行列ができるお店がたくさんありました。



ホテルへ
 ということで、中華街を一周して腹ごなしをしたところで新横浜に帰ろうと思います。みなとみらい線の元町・中華街駅のホームへ降りて行くとこんな感じの天井が高い駅であるのがちょっと新鮮。海外の駅みたい。東京の地下鉄の駅って天井低いもんね。天井というか壁には横浜の歴史を物語る絵が書いてあってこれも新鮮。
 ホテルで天津甘栗をチェック。袋にたっぷり入っていました。味もぐー。明日のおやつにしよう。

 じゃ、寝るか。睡眠不足気味なので早めに寝ます。10時ごろ就寝。




二日目
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