新規サイト005


四季防災館フェスティバル冬の陣


2014.2.16


 富山市にある四季防災館、ここは富山県広域消防防災センターや消防学校と併設されて、富山県が全国に誇る設備なんだそうです。この設備は2012年?に出来たばかりで新しいのですが、頻繁にイベントをやっているようで、今回は二回目の訪問になります(前回はこちら)。今回は防災ヘリが見られるっていうんで楽しみに来てみました。


到着
 10:40、富山県広域消防防災センターに到着。駐車場に車を置いて、防災センター内入っていくと、運動場の周りの道を消防車が走っています。よーく見ると、一般人が乗っているような???



体験乗車
 行列ができていたので並んでから、何ができるのか聞いてみると消防車に乗ることができるみたいです。無料。これは乗らなきゃ。目の前にはRESCUEって書かれた救助工作車が走ってきました。三種類くらいの消防車が走っているので、どれに当たるかは運次第。
 乗ることになったのは広域消防防災センター所属の消防車。助手席にペンギン姉さんとネコ娘が乗ります。クマ兄さんは後ろの席。この消防車、割と新しいんだけど訓練用で新調した消防車かな?ナンバーもちゃんと付いているので、公道だって走れます。
 助手席に乗ったら、ネコ娘がボタンを押して、サイレンをウ〜って鳴らす。そして発進。最初はゆっくり走って説明をしてくれました。消防車が緊急走行するときの最高速度は80km/hだって。説明後は急加速に蛇行運転。乗車位置が高いのでかなり揺られます。結構ハンドルを左右に振るんだけど、クマ兄さん的にはスリップするんじゃないかってヒヤヒヤでした。



陸上自衛隊
 今回も陸上自衛隊の展示がありました。野外炊具1号22改(左)が出動しています。200人分の主食および副食が概ね45分以内に同時に調理できるらしいです。汁、焼・煮・炒・揚ができるそうですが、今日は豚汁らしい。絶対ゲットする!右は戦闘糧食です。前回同様缶詰とレトルト食品。缶詰は重いのですが、航空機から投下できるので重要な保存食何だそうです。レトルト系はなんといっても軽量なので携帯するにはこっちだとか。
 陸上自衛隊にもゆるキャラがいるのね。名札には自衛隊富山地方協力本部、ピクルス王子ってかいてありました。ガニ股が良い感じ。右は高機動車の前でポーズを取るネコ娘。自衛隊車両も後で覗いてみよう。
 高岡市のご当地ゆるキャラ、利長くんもいたので一緒にパチリ。



救急デモンストレーション
 11時、レスキュー隊による救命救急のデモンストレーションがありました。富山市の救急隊って言ってたと思います。男性が急に倒れて119番で駆けつけたってことになってました。心肺停止状態でAEDを使って心拍などを計測(左)。救急隊のAEDは高機能らしい。そのあと気道を確保するために気管挿管(右)。
 電気ショックで心臓の動きを整え、気道も確保し、リンゲル液の点滴も行ってようやく救急車で搬送されます。後は急いで病院に運ぶだけ。臨場感あふれるデモンストレーションでした。



四季防災館で体験
 11:30、消防車は爆走中。時々サイレンを鳴らして景気良く走っています。横目で見ながら四季防災館へ移動。

 写真は無いけど・・・まずは四季防災館で地震体験。東日本大震災では二度の地震が起きたことが体験でも理解できます。
 次は消火訓練。クマ兄さんとネコ娘で協力して台所の火を消します。

 次は避難訓練。ホテルの部屋で火災発生。煙を吸わないように頭を低くして非常口を目指します。クマ兄さん、かなり気合を入れて匍匐前進状態だったので褒められた。
 こちらは流水体験。ネコ娘だけが参加。流れるプールを歩くのですが、深くなると歩きにくくなるっていうのを体験できるそうです。
 最後に風雨災害体験。カッパを厳重に着ます。参加者は二名。





 
 風速30m/min、降水量150mm/hrを体験。顔に水がビシバシ当たって痛い!だそうです。体験後、ネコ娘の髪はビショビショ。



豚汁
 12:00、野外炊具1号22改で作った豚汁が配られます。三人分をしっかりもらって、車に戻って炊いておいたご飯、レトルトハンバーグとともにいただきます。豚汁うまいなぁ。



消防学校見学
 12:50、消防学校の見学ツアーに参加。制服着ている人が消防学校の先生です。引率してもらって校舎内を見学。右は食堂。60人くらいが同時に食事を取るって言ってたかな。ちなみに高校を卒業して消防吏員になるにはここで半年間の勉強が必要なようです。
 お風呂。ここは男子用。女子用は別の階にあるんだって。女子は人数が少ないから、らしい。いまだピカピカのお風呂でした。
 こちらは宿泊室。四人で一部屋の相部屋ですが、入ってみると個別に仕切りがあって個室っぽくできます。思っていたより居心地よさそう。いびきは聞こえそうだけど・・・。



陸上自衛隊見学
 73式大型トラックを見学。小型クレーン付き。このクレーンで榴弾砲の砲弾を後の二台に積み込んで運ぶんだそうです。ネコ娘、運転席に載せてもらって御満悦でした。
 隣に駐車中の高機動車も見せてもらう。こちらは見せるつもりじゃなかったようで、荷物がいっぱい積んでありました。親切におじさんが見せてくれる。この高機動車はエアコンがついていて移動は快適なんだって。10人乗れるそうです。前向き二人(運転手と助手席)、横向き8人。長距離はちょっとしんどそうだ。
 さらに隣に駐車してあった高機動車の後部座席を見せてもらい、せっかくなので乗っちゃう。うちのリラックスワゴンより広いね。外板はただの鉄板みたいで夏暑く冬寒い仕様。さらに、銃撃には耐えられなさそう。危険な任務の時には防弾板を設置するんだとか。
 お?運動場の真ん中にカッコいい服装の人が待機してるぞ。そろそろヘリコプターが来るのかな?
 そうこうしているうちに陸上自衛隊は撤収作業。今日のメインイベント、豚汁は終わっちゃったからね。砺波までこれから帰るようです。



救急デモンストレーション
 二度目のデモンストレーション。今度もAEDで心拍を確認し、点滴をし、心臓マッサージまで行います。今回はかなり重症者らしい。急いで救急車に乗せて搬送します。
 救急車で外まで搬送。本格的だな。



消防防災ヘリ「とやま」
 13:55、連絡を受けた(近所で待機していた?)富山県消防防災ヘリコプター「とやま」がやってきました。赤いんだね・・・。まじまじと見るのは初めてかも。
 ドアを開けて立ってるよ!!
 そして「とやま」は運動場の中央に着陸。先ほどの患者はみんなで担いで運んで行く。
 「とやま」に積み込んで固定したら、地上の救急隊は撤収。そして、「とやま」は離陸して救急患者を運んで行く・・・と思ったらそのままエンジンを止めて地上展示になるようです。
 このヘリコプターはベル412。1,800馬力のエンジンを二機積み、最大で15名の人員を輸送できます。世界中の軍隊や警察、消防で使用されているヘリコプターです。でも、生まれ故郷のアメリカではあまり使われていないみたい。


 
 スピーカー(左)にワイヤーカッター(右)。こういうのは標準装備?サイドミラーもついているんだね。
 左側からも観察。操縦席の後ろにボート?ソリ?も見えます。思ったより内部は広くないようだ。
 14:20、トラックが「とやま」に寄ってきた。このヘリコプターは自分でエンジンをかけられないようで電源車?がエンジン始動の補助をするようです。
 3分後、離陸。
 次は、救助員が地上に降りる方法を展示してくれました。

 先ほど離陸した「とやま」は上空を旋回した後、再び運動場の中央部に着陸。そして、救助員を一名降ろしてすぐに離陸。

 救助員と一緒に、けが人(人形)も下ろされました。降りた救助員はけが人の様子を観察します。






 
 そして再び「とやま」がやってきた。今度は運動場の上空で停止。ホバリングってやつですね。「とやま」が完全に停止したら、ロープが下ろされました。



 
 そして、救助員が降りてくる。ラペリングってやつですね。二名降りてきました。左が一人目。右はアップで撮影した二人目。スルスル〜って降りてきます。
 救助員を下ろしたら、「とやま」はいったん現場を離脱。離脱してくれないと見てられないよ。だって、ものすごい風圧で鼻水は出るし、手は感覚が無くなるし、全身凍えちゃう。



 
 地上に降りた救助員三名は要救助者(人形)を吊り上げる準備。
 そして再び「とやま」が呼ばれます。また「とやま」は運動場の上空でホバリング。風がすごい〜。そして吊り上げ用のワイヤーが下ろされる。
 ワイヤーに吊り上げ冶具を取り付けた人形を掛け、救助員とともに吊り上げられていく。
 吊り上げから機内収容まで約1分。吊りあげられる人の気持ちってどんな感じなんだろう。
収容完了。
 残り二名の救助員も手抜きで置いていかれることなく、きちんとヘリに収容されます。二名同時に吊りあげられる。
収容作業中。
 機内に全員が乗り込んだところで現場離脱。きびきびとした動き、さすが航空隊ですな。寒かったけどすごく面白かった。これはまた見たいね〜。「とやま」はこの後、上空を旋回して、運動場上空をパスした後、飛び去って行きました。



大声コンテスト
 最後は大声コンテストに参加。小学生以下の子供たちが参加できます。10番以内に入ると賞品がもらえるようだったのですが、ネコ娘は入れず、残念。100dBは超えていたので入賞するかな?って思ったんだけどギリギリ入れませんでした。



 これにて四季防災館フェスティバル冬の陣は終了。防災ヘリ「とやま」がすごかったなー。感動したな。寒かったけど。



クマ兄さんの部屋 に戻る

旅の記録 に戻る