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二日目 伊那


2014.3.22


 今日はマッタリドライブの予定。ちょっと珍しいところで御池山隕石クレーターなんかを見に行ってみようと思っています。


元善光寺
 道の駅「花の里いいじま」で気持ちよく一晩を過ごせました。起きたのは8時。かなりゆっくり眠れたようです。出発の準備をして朝ご飯を買いに近くのコンビニへ移動。そしたら、白く雪が積もったきれいな山が見えました。木曽駒ヶ岳かな?とってもきれい。朝から良いもの見れました。
 道の駅「花の里いいじま」から南へ40分ほど走って元善光寺へやってきました。こちらの元善光寺に参拝せず、長野市の善光寺だけをお参りすると、片参りと言われるそうです。
 では石段を登って境内に入ってみましょ。
 石段を登っていくと本堂が見えてきました。やっと!と言いたいところですが、実は石段を登ったのは2分ほど。長野の善光寺に比べたらとてもコンパクトです。右は一休さんの立て看板で記念撮影するネコ娘。
 なんだこれは!?「もとぜんこうじ」から語呂合わせで標語が書いてあるようです。右は本堂。なかなか立派。
 本堂は写真撮影不可だったのですが、遠くから写真を取ることはOK。この本堂の脇からは善光寺と同じようにお戒壇巡りができます。しかも無料。降りて行くと善光寺とは違ってすこーしだけ光があります。なんとなく見える。あと、参拝者がほとんどいないのでゆっくりお戒壇巡りできる。しっかり鍵に触って来ることができました。
 右は知恵・縁結びの松。この松は枝が分かれた先で再び
結合して知恵の輪のようになっているそうです。それで知恵の松って言われているんだって。縁起が良いので学業成就、良縁成就に御利益があるんだって。
 本殿からちょっと離れたところで梅の花がきれいに咲いていました。梅光心善って書かれた看板が設置知れています。相変わらず理由は分からないけど



 
 元善光寺の参拝は20分程度で終了。駐車場に戻ってきたら饅頭屋さんを発見。吉丸屋さん。やっぱりまんじゅうは黒糖が効いた茶色いのが美味しいよね。



 さて、それではここから先はマッタリドライブに行こうと思います。目的地はしらびそ高原。御池山隕石クレーターを眺めに行こうと思います。

 県道251号線で国道152号線を目指します。
 県道251号線を東に走る。この道はかなり狭い。途中で集落があったけど、交通量は少ない。本当にこの道であってるんだろうな?
 あまりに山奥の道で、川と山のきれいな風景を発見。あまり視界の開けた道じゃなかったけど、ここだけは満足。
 細いグネグネ道だな・・・って思っていたらとっても立派な自動車専用道路が現れました。三遠南信自動車道になるはずの高架橋だそうです。今だけ無料。

 この高架橋を走ると矢筈トンネルが現れました。とっても立派なトンネル。さっきまでの県道251号線がうそのよう。ちょっとだけ快適ドライブ。
 矢筈トンネルを過ぎたらしらびそ高原へ登る蛇洞林道へ。ハイランドしらびそ方面を目指して山を登っていきます。そして、路面には雪が残っています。先に走ったタイヤの跡があるので行けるかな?だいぶ前に、冬期通行止めの看板はあったんだけど・・・。
 しらびそ高原までもう少し・・・というところまで来たんだけど、雪深くなってきたのでこのまま進むか考える。この先進んでUターンできなくなったらヤバいかも、と思ってしまったので、この辺で撤収にしようと思います。残念だけど、御池山隕石クレーターは諦めます。
 この近辺、中央構造線の活断層地形だそうです。右の写真あたりが活断層地形らしいんだけど、クマ兄さんは空の青さに気が向いてしまった。



まつり伝承館
 12時、国道152号線を南下して上村地区までやってきました。ここにまつり伝承館というのがあるようなので、ちょっと立ち寄ってみようと思います。

 が、その前に駐車場で昼食。コンビニで買っておいたお惣菜でお昼ご飯。駐車場からは上村川のせせらぎを眺める。
 
 昼食後、200円を払ってまつり伝承館に入ってみる。
 
 ここ遠山郷の上村は霜月祭りというのが年に一回行われるそうです。神仏へお湯を献じて魂の息吹を起こす・・・そうで釜でお湯を沸かしてまき散らす?祭り。そんな祭りの版画が展示してありました(右)。地元の小学生の作品のようですが、これがなかなか素晴らしい。

 展示もおもしろかったのですが、事務員?解説員?のおばさんが周辺観光のこともいろいろ教えてくれて、この後、日本のチロル、下栗の里に行ってみようってなりました。ありがとー。
 
 まつり伝承館の横には古民家が解放してありました。ちょっとだけ覗く。こういう古民家って今は少ないのかなー。クマ祖父さんの実家もここまで古くないもんな。



日本のチロル
 まつり伝承館から車で30分ほど、下栗の里へやってきました。今日のここ。しらびそ高原に行こうと思ったのも、隕石クレーターを見た後に下栗の里に寄ろうと思ったからです。
 ここ、下栗の里へはグネグネ道を登ってこなければならず、バスなどは進入禁止。さらに下栗の里を見渡せる展望台に行くには、駐車場に車を停めて20分ほど歩かなければなりません。
 最近、ドライブ先で一緒に歩いてくれるようになったペンギン姉さん。ご機嫌で展望台に進んでくれます。みんなで見に行こう。
 駐車場から2,3分は舗装された道だったのですが、その先は山の中の遊歩道。天気が良ければ問題ないですが、雨が降ったりして足元が滑りやすいと転落の恐れあり、みたいな道です。
 20分ほど歩いて天空の里ビューポイントという展望台に到着。
 きました日本のチロル。標高800〜1100m付近の山肌にへばりつくように民家が集まっています。傾斜は約30度くらいあるらしい。こんな山奥に良く住むなぁ。景色は最高です。これだけ天気が良いと見ごたえがあって、わざわざ山奥まで来た甲斐がありました。
 駐車場までの帰りも約20分。程よいお散歩コースでした。駐車場から南アルプス?が眺められました。赤い屋根の家があったりして、ハイジの世界みたい(左)。

 車に乗って下栗の里を去る時も、斜面に建てられて家と畑に驚かされます。ここは自給自足の生活なのかな。

 14:30出発。



高速移動
 さて、これにて帰宅、としても良い時間なのですが、昨日食べ損ねた五平餅をまだ食べていません。このまま帰ったらネコ娘に怒られる!近くの観光地は?ということで馬籠宿に行ってみます。中央道でワープ。



馬籠宿
 16:30、馬籠宿に到着。ここはネコ娘は初めてだね。クマ兄さんとペンギン姉さんは二回目。まだ千葉に住んでいたころに一度来たことがあります。ということは十数年ぶり。下入口から登っていきます。少し登ると水車小屋が見えてきました。ここは前回も訪れた記憶があるぞ。水車小屋の前は枡形の道があります。ここは城郭の枡形を模したもので、宿場の防衛のために設けられた場所なんだそうです。
 水車小屋の中に入ると発電量が表示してありました。昔は水車の動力を使って粉を挽いたりしていたはずだけど、現代では発電に使えるようです。
 水車小屋を出て少しだけ登って後ろを振り返るときれいな山が見えました。なんていう山かな?さらに数十m上ると清水屋資料館という建物がありました(右)。この清水屋は島崎藤村の「嵐」という作品に出てくる「森さん」の家だそうです。
 17時近くになってまいりました。そろそろお店を決めないと五平餅を食べそこなってしまいそうです。(たぶん)「かなめや」というお店がまだやっていそうなので入ってみる。ネコ娘がしつこく五平餅を食べたい、と連呼するのでペンギン姉さんが不機嫌でしたがなんとか入店。五平餅を一皿注文して待つ。店内にはひょっとこが掛けられていたので、どれが誰に似てる〜?と話をしながら待つ。ペンギン姉さんの機嫌も徐々に回復。
 このお店の五平餅は丸い団子状のもの。クルミやピーナッツが効いてておいしい。三人で等分して食べました。これで、今回の旅行のミッションも完了。
 もうすこし坂を登って上入口を目指す。上入口まで行ったらUターンして車に戻ろう。夕日が赤くなってきて宿場町の建物がオレンジ色になってきました。建物の脇からは先ほどの山がきれいに見える。
 上入口までやってきました。中山道馬籠宿の碑の横で記念撮影。上入口の近くに高札場がありました。村人たちに法令などを徹底遵守させる目的で、板に板書したものを掲示したそうです。できるだけ村人の目にとまりやすい場所が選ばれたんだって。高札場の裏手は駐車場になっていて、脇にちょっとした展望台があります。そこには、「恵那山」と書かれていました。先ほどまで見ていた山は恵那山のようです。じゃ、そろそろ来た道を引き返しましょうかね(17:10)。
 おしゃべりしながら坂を降りてきて、水車小屋にたどり着いたのが17:25。もう少しで駐車場だ。



 17:35、車に到着。それでは自宅に向けて出発しましょうかね。

 馬籠宿を出発するとき、愛車リラックスワゴンに異変。カーナビの画面に、車速センサーに接続していません、と。取説を読んでも良くわからず、コードをゆすってみたら直りました。

 ちょっとドキドキしつつ、まずは近くのスーパーマーケットへ。ここで夕飯のおかずを購入。そして、中津川ICから中央道に乗る。この辺りで、ディズニーランド帰りの乗用車が事故を起こして乗っていた子供が死んでしまったというニュースを見る。家に着くまでが旅行だよ、ってよく言うよな。気をつけて帰ろう、と気を引き締めてハンドルを握る。



夕飯
 19:30、どこかのSAの駐車場で夕飯にします。今晩はかなり豪華。スライスしたキャベツは山盛りです。でも、これで1000円いかないんだから安い外食。どんなに安いお店に行っても、クマ兄さんは1000円くらい食べちゃうからね。クマ兄さん一人分の費用で三人が大満足な車中食。



 この後は東海北陸道を北上して、23時ちょうどに帰宅。今回の旅行は815kmの走行距離でした。今回も無事帰宅できて何よりです。



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