二日目 香川
2015.9.20
シルバーウィーク二日目、本日は香川を楽しみます。午前は山登り、午後は山奥まで行っちゃう予定。 |
起床 |
6:30、道の駅「空の夢もみの木パーク」で起床。いやー、よく寝た。旅行中は疲れているのか、睡眠時間が長くなる傾向だな。着替えてトイレを済ませて、周囲を見回すと意外と車中泊仲間がいるな。
7:40、では出発。午前中はこんぴらさんに行く予定なので、琴平まで移動。20分ほどで到着。何カ所か駐車場を見て回り、大手のコインパーキングに駐車する。 |
コインパーキングに車を停めたら、車内でしばし休憩。まだ、8時だからね。ちょっとゆっくりコーヒーブレイク。車内でお湯を沸かして、インスタントコーヒーでまったりする。 |
参道 |
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8:05、コーヒーを飲み終えたら出発。人が少ないうちに金刀比羅宮に登っちゃおうという作戦です。混雑すると参拝するのも時間かかっちゃうからね。
金刀比羅宮(こんぴらさん)へ続く参道をてくてく歩く。ここはお土産屋さんがたくさんあって、見ていて楽しいね。まだ開いてないけど。たこ寿司の二階にはタコのオブジェがあるし、てんてこ舞といううどん屋さんには青鬼がいた。中野うどん学校っていう手打ちうどん体験とかやってるお店の系列っぽい。 |
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これ見ると、こんぴらさんにキターって感じになる。 |
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しかし、この参道はうどん屋さんが多いな。しかも中野うどん学校の系列が多い。そんなに儲かってるのかな?
8:15、最初の階段が見えてきました。ここから階段地獄です(右)。 |
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階段の途中、石段かご屋がありました。値段を見ると、往復で6,800円、片道は上り5,300円、下り3,200円だって。体重は関係ないのかな?
階段を上ると左右にお土産屋さんもたくさんあるんだけど、石段かごを使ったらお土産屋さんの散策もできないよね?やっぱり自分の足で上るのがよろしいかと思います。 |
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途中に狛犬がありました。備前焼の狛犬だって。昭和34年には重要有形民俗文化財に指定されているそうです。結構古いもの。この狛犬がいるあたりから大門までの坂を「一の坂」と呼ぶんだって。その一の坂が右。結構疲れる。 |
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大門に到着。ここで365段。左には鼓楼もある。鼓楼は1,710年に建てられたもので朝夕の時間を知らせるために、太鼓を鳴らした場所。
大門は水戸黄門のお兄さんである松平頼重候から寄贈されたものなんだって。 |
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大門の先が境内で神域になるそうです。ここから先は五人百姓だけが加美代飴を売るために営業を許されているそうです。加美代飴っていうのは黄色いべっこう飴。五人百姓は金刀比羅宮の神事に経済的な援助をした、ということで大昔から代々伝わるお土産屋さんなんだって。 |
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少し進むと「こんぴら狗」の像。これも有名です。江戸時代、「こんぴら参り」の袋を首にかけ、飼い主に代わってこんぴら参りをこなし、再び飼い主のもとへ戻った、という話があるそうです。その犬のことを「こんぴら狗」と呼ぶようになったとか。さて、こんぴら狗はどこから来たのだろう? |
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こんぴら狗の近くには神馬が二頭。左は馬齢10歳の月琴号。人間だと40歳くらいだそうです。道産子。あ、クマ兄さんと同い年だね。こんにちは、よろしく。
右はトウカイ・スタント号23歳。人間だとなんと92歳。サラブレッドだって。月琴号に比べて痩せているのはサラブレッドだから?それとも歳を取っているから? |
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再び階段を上る。この階段の先に神椿っていうカフェがあったね。前回、ここで神椿カフェを食べたなー。あれは高かった。 |
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シンプルな手水舎でお清め。龍も何もなし。 |
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さらに登っていくと旭社。三つの神様を祀っています。社殿は1,837年に建てられたらしい。もうすぐ200年だね。 旭社をお参りしたら、賢木門(右、さかきもん)をくぐって先に進む。16世紀、長曽我部元親は兵を起こして周辺の国を侵略。そして、多くの神社仏閣を焼き払ったそうです。ある日、元親は琴平山の隣の大麻山に陣取ったとき、草木が全て敵兵に見えたんだって。家臣は霊境付近を犯したための神罰である、と考え、門を献納したそうです。そのとき、急ぎ過ぎて柱を一本逆さまにつけちゃったんだって。そこで、その門は「逆木門(賢木門)」と呼ばれるようになったとか。 |
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すぐ先に揺排所。ここから伊勢神宮など遠くの皇廟を揺拝するんです。 |
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では、ラストスパート、御前四段坂を上ります。ご本宮まであと133段。一気に登れば1,2分で到着できるはず。写真を撮っていたらネコ娘とペンギン姉さんは先に上り始めちゃったので追いかける。そして追い越す。一番に到着。気合で上った! |
金刀比羅宮 |
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8:45、金刀比羅宮の御本宮に到着。駐車場から40分で到着。ここまで785段だって、良い運動になった。足がパンパンに張ってるよ。では、参拝しましょう。二拝二拍手一拝する。御本宮の拝殿の賽銭箱までの階段が一番急で、傾いてて上りにくかった。ここが一番危ない。足もフラフラだし。 |
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拝殿で参拝したら高台から讃岐平野を見る。今日は天気が良いので、讃岐富士の先にある瀬戸大橋まで見渡すことができました。天気が良いと景色がきれいで疲れが吹っ飛ぶ。 |
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御本宮の拝殿を別の角度からパチリ。さて、今日はまだ時間があるから、今まで行ったことのないところに挑戦してみよう。 |
奥社 |
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御朱印をもらってから御本宮の拝殿の右奥にある奥社への道へ進む。道は狭いみたい。参拝客もだいぶ減ってる。 |
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御本宮の奥にある北透垣の鳥居。これを抜けて奥社への道を進みます。 |
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北透垣の鳥居を抜けて4分、常盤神社があったのでパンパンしておきます。この常盤神社は武雷尊(たけいかづちのみこと)や誉多和気尊(ほんだわけのみこと)などが祀られている神社。武雷尊は神話「天孫降臨」に出ている武勇の神様。大事に扱わないとね。 | |
さらに4分で白峰神社に到着。ここには崇徳天皇が祀られています。崇徳天皇とは深い由緒でつながっており、1,164年に白峰の郷で崩御した後、ここで祀っているそうです。 |
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さらに3分歩いて菅原神社に。ここはあの有名な菅原道真公を祭神に祀っています。菅原道真は天満宮や天神様と呼ばれる神様で、文筆の神とか学神とかって言われて崇められています。クマ兄さんもここでお賽銭を出しお参りしておきました。 では、先に進もう・・・と思ったらここで会社から電話がかかってきた。なんでも電気設備が壊れてて工場のラインが一つ止まっているとか。で、あちこち電話して代替品を探してきて修理してもらえるように手配できました。手配できたってことは御利益があったということかな? |
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電話してたらネコ娘とペンギン姉さんは先に行っちゃった。二人から遅れること5分、奥社に到着。参道から数えると1,368段あったそうです。御本宮までの階段の倍あるってことかな。この場所は海抜421mもあって、体がポカポカしてきたよ。奥社の正式な名称は厳魂神社(いづたまじんじゃ)っていうんだって。ちょっと小ぶりだけど立派な建物。 |
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奥社をお参りしたら、左手の絶壁が気になる。これは落石注意だな。ちなみにここには崇徳天皇も参拝したことがあるんだって。右は奥宮から撮った讃岐平野。ここからだと御本宮の横の高台から見た風景とちょっと違うね。 |
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それじゃ、戻ろうと思います。奥社の朱色が映えるねぇ。途中、右のようなモノレールを発見。これで荷物を運んでいるようです。人は乗っちゃいけないみたい。そういえば、四国の山奥でモノレールに乗ったなぁ…。 |
絵馬殿 |
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20分後、御本宮に戻ってきました。神札授与所を除くと狗みくじがありますが、それよりこの人形の方が気になっちゃった。 |
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絵馬殿を覗く。ここには海上交通の安全祈願の札がたくさんありました。それだけじゃなく、たくさんの船の写真も飾ってある。海上交通の守り神だもんね。 | |
そして、表参道を下っていく。と、なんと石段かごが登ってきた!そして驚きは運び手のおじさん。結構、年取ってるよ。大丈夫かいな? |
灸まん |
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25分かけて降りてきました。頑張ったご褒美として灸まんを食べちゃおうと思います。灸まん本舗石段や本店に入る。ここは店内で灸まんを食べられるんです。お茶セット(200円)を三つ注文。 |
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すぐにやってまいりました、灸まん。美味しいねぇ。ようかんもついてました。お茶もいただいて疲れが取れる〜。 |
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朝見かけた青鬼と一緒にパチリ。これにてこんぴら参りは終了です。今回は今まで行ったことのない奥社まで行けて良かったなぁ。
今までだったらペンギン姉さん、絶対行かなかったのに御朱印のためなら奥社まで行っちゃうんだよね。これからも御朱印求めて奥へ行ってみよう。 |
めんくい 琴平店 |
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こんぴらさんの駐車場を出発し、ちょっとドラッグストアに寄ってからうどん屋さんを探す。スマホとカーナビを使ったところ一軒のお店がヒット。琴平店ってなっているからチェーン店かもしれないけど行ってみよう。
到着したお店がここ、めんくい琴平店。 |
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このお店は食券制。冷やしの小(230円)、かけの小(150円)、そしてクマ兄さんのわかめ特大(360円)。なんと、特大は3玉分でした。そういえば、以前も3玉分のうどんで満腹地獄に陥ったことがあったな。今日も食べ過ぎです。おにぎりは余計だった。お味はうどんの本場だけあって美味しい。地元の人もそこそこ入ってきて繁盛しているようです。
では、パンパンのお腹をさすりながら次へ行きますよ! |
国道32号線 |
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琴平町を出発したら国道32号線をひたすら南下。途中、国道192号線も走るけどやっぱり国道32号線になって高知方面へ南下していきます。初めて四国に来た2001年当時、冬のこの道で雪が降って、周囲の車が立往生したり、チェーンを巻いてゆっくり走ったりしている中、スタッドレスのルキノで爆走した記憶がありますよ。懐かしいねぇ。吉野川を眺めながら走る。今はリラックスワゴン(ハイエースワゴン)乗りなので渋滞の先頭になるくらいゆっくり走る。 |
大歩危峡観光遊覧船 |
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13:00、琴平から一時間ほどで大歩危峡に到着。遊覧船に乗ってみようと思ってやってきました。ところが、駐車場がいっぱい。近くの道の駅大歩危に車を停めて、歩いて大歩危峡まんなかにやってきました。 |
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レストラン大歩危峡まんなかに入る。ここで観光遊覧船の乗船券を購入。大人は1,080円、子供が540円でした。 |
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レストラン大歩危峡まんなかは、大歩危峡の崖の部分に建っているようです。下から見上げるとものすごい違和感。こんなところによく建てたなぁ。この崖を下ったところに遊覧船乗り場があるんだけど、先客がたくさん並んでる。何分待ちなんだろう。 |
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大歩危峡の風景を眺めながら順番待ち。 |
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30分ほど待ってようやく乗船となりました。救命具をつけて、靴を脱いで乗船。結構大人数が乗り込むね。 |
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では出発。エンジン付きのボートなので上りも下りも楽ちんのようです。あと大きな櫂があって、出発の時などはこの櫂を上手に使って方向転換。
ちなみにこの吉野川は日本三大暴れ川の一つで四国三郎の呼び名有り。数年前、右の写真の写っているレストラン大歩危峡まんなかの中腹まで水が上がったことがあるそうです。どんだけ増水するんだよ? |
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この遊覧船はごつごつした岩場の間を進みながら鑑賞するようです。断層が斜めになっていて、下流に向かって見ると斜め上に傾いています。小歩危に行くと反対になるって言ってた気がします。 |
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所々で丸く削ったような岩もある。激流となったとき、岩や石が渦を巻いて削ったっぽい。甌穴ができるのと同じ原理だね。 |
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見る角度によってはライオンに見える(右)獅子岩。確かに言われるとライオンに見える。 |
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片道約15分。川幅の広いところでUターンして上流へ戻っていく。のんびりと遊覧したけど、大雨が降るとすごいんだろうなぁ。なんて考えながら、救命具は他にもあるのかな?と思ったら変な絵が描いてある救命具を発見。なんなんだ?この姿勢。 |
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まずまず楽しかったな、舟下り。ときどきこういう体験コーナーを入れておかないと、ネコ娘は車の中でDVDばっかり見てるから飽きちゃうんだよね。
再び移動のために道の駅大歩危へ戻る。その途中、なんともレトロなバスがありました。四国交通のバスでいすゞ製だそうです。たぶんBXD20とかBXD30とかそういう型式。ということは1962〜1970年くらいに作られたバスなので50年位前のもの。すげーな。 |
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道の駅大歩危も少し見てみる。この道の駅には妖怪屋敷があるようです。この近くには妖怪にまつわる祠や神社があるからなんだって。妖怪屋敷の入口にはこなき爺が居たので一緒にパチリ。
14:50、出発。 |
かずら橋 |
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続きまして、15:20、西祖谷のかずら橋に到着。で、びっくりしたのが人の多さ。駐車場なんかも整備されちゃって観光地化したなぁ・・・なんて思っていたんだけどかずら橋を渡るために長い列ができているとは。 |
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祖谷って秘境なんじゃなかったっけ?なんでこんなに人がいるんだろう?とりあえず、かずら橋を渡るのに45分くらい並びました。どこかのアトラクション並みに待つ。 |
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16時過ぎ、ようやく順番が回ってきたよ。橋を渡るのに550円を払う。周囲の人の言葉を聞いていると海外からのお客様も多いみたい。やはり観光地化してたか。ちなみに2001年ごろは500円だったみたい。2001年、ネコ娘が生まれる前にも一度来ています。 |
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いやー、足元スカスカだね。この隙間なら足を踏み外しても下に落ちることはない、ってわかっててもちょっとビビるね。「しらくちかずら」などを使ってくみ上げた橋、ってことになっているけど、よーく見るとワイヤーが通ってる。そりゃそうだよね。これだけの人数が一気に渡れるんだから、現代技術で補強されてるよね。ちなみに、ペンギン姉さんの右手にいたお兄さん、足がガクガク震えていたそうです。 |
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経験豊富だからだろうか、ペンギン姉さんもネコ娘も全く怖がらずにスルスルと渡ってきちゃいました。もうちょっとビビってくれてもいいんだけど・・・。 |
琵琶の滝 |
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かずら橋を渡って満足、それじゃあ出発だ、と思って駐車場に戻る。すると、管理人のおっちゃんが「琵琶の滝は見たか?見てないなら是非見てきて!」と言うので行ってきました。かずら橋の出口側のすぐ近くだった。
細い落下点からピューって流れ落ちている滝でなかなかきれい。そして、その滝つぼ付近で木の枝を持って写真を撮っているカップル発見。中国人か? ちょっと気分を害しつつ、琵琶の滝とプラマイゼロってことで我慢。それでは出発。 今日の観光はほぼ終わり。明日に向けて移動です。国道32号線を北上。途中でスーパーがあれば入りますよ、という体制で走るけどスーパーが無い。三好市まで来てスーパーを発見するも、お惣菜無いし。あまりお腹が空いていないってこともあり、夜のお惣菜は諦める。 井川池田ICから徳島道に乗り西へ。愛媛県を目指すよ。 徳島道⇒松山道と走り、19時過ぎに松山ICから松山道を降りる。そのまま松山市内へ突入し、道後温泉へ。駐車場は空いているかな? 道後温泉の裏手にある道後温泉に行ってみると満車。やっぱ、この時間(19:30)じゃなー。ということで、周辺をぐるぐる回って時間をつぶす。 |
夕食 |
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駐車場があかないので、近くのコンビニで夕食をたべました。今回の食事は控えめに。特にクマ兄さんはお昼ご飯に巨大なうどんを食べたので、あまりお腹が空いていない。とっても簡単夕食にしました。 |
道後温泉 |
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20:30、再び道後温泉駐車場に行ってみると空車があったので即入場。道後温泉駐車場にこだわったのは、午後8時30分から翌朝の8時30分までのあいだは泊まり料金として720円なんです。トイレもあるし、ここで車中泊しちゃおう、という魂胆です。 道後温泉駐車場の急な坂を上っていくと、居るわ居るわ車中泊仲間が盛りだくさん。キャンパーも多いし、1BOXやワゴンで車中泊している人も多い。これじゃ、なかなか空きが出ないねぇ。 では、お風呂道具を持って道後温泉に行ってみよー。 で、お風呂に入るには30分待ち。びっくりするぐらいみんな道後温泉好きだね。初めて道後温泉に来た2001年ごろはここまで混雑してなかったと思うんだけどなー。 |
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待ち時間の間、道後レトロ浪漫号を堪能したり、道後温泉本館の外観を撮影したり・・・そこそこ楽しめました。30分くらいなら何とか待てるね。
そして、入浴。ものすげー混雑。洗い場を使うのに並ぶ。湯船は芋洗い状態。これはゆっくり入浴できないなー。朝風呂にすればよかったかも。 |
周辺散策 |
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入浴後、道後温泉の前の商店街を散策。お土産を探しながら、試食なんかも・・・って時間が
時間なので試食とかほとんどないし。とりあえず、妖怪ウォッチが世に出る前から存在してい た!という「カツオにゃんこ」というのを見つけたのでパチリ。 あとは、本物が近くにあるのに、顔抜きパネルで記念撮影。 |
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坊ちゃん列車に坊ちゃんカラクリ時計を見て、車に戻ろうかな。もうすぐ22時だからね、ネコ娘が眠そうだ。 |
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車に戻って歯磨きしておやすみなさい。駐車場は22:30でこんな感じ。7割くらい埋まっています。車中泊の車も多い。ちゃんとお宿に泊まっている人もいるんだろうけどね。
では、軽く仕事して寝るか・・・。お休み。 |
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