二日目 十津川街道
2016.1.10
今日は熊野めぐり二日目。十津川街道沿いに北上し、夕方富山に向けて出発しようと思います。このルートは2004年10月9日の逆ルート。12年ぶりか〜。楽しみだなー。 |
起床 |
7:30起床。今日もいつも通り会社PCを起動させて軽く仕事をする。サクサクっと仕事を片付けてトイレに行くために外に出る。お!ハイエースが増えてる!うちのリラックスワゴンと同じワイドミドルと、奥にはナローのハイルーフ。スーパーロングが人気の中、ちょっと小さいハイエースばっかりっていうのも珍しいかも。
トイレから戻ったらペンギン姉さんとネコ娘を起こして、車内で着替える。以前のセレナだと車内でズボンを履けなくて、外に出てズボンを履いていたんだけど、ハイエースだと室内高があるので車内でズボンが履ける。これは大きなメリットなんだよね〜。外でパンツにならなくて済むんだもん。雨降ってると特にこのメリットは大きくなるね。 |
丸山千枚田 |
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今日のメインスポットは熊野本宮大社なんだけど、その前にちょこっとツーリングマップルに載っているスポットに行こうと思う。道の駅七里御浜を出発して国道311号線を西へ。結構山の中の道だけど走りやすい。 |
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国道311号線を走っていたら、⇒千枚田の看板があって右折。県道40号線を走る。この道は狭い。グネグネ。この道は失敗か?と思ったけど数分に一回くらい対向車が来る。そこそこ車は走っているみたいだ。 しばらく走ると展望所があったので下車してパチリ。山の陰でコントラストが・・・。でも、かなり広い範囲に棚田が広がってる。棚田の規模がすごい。 |
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展望所を出発し、棚田内部へ侵入。田んぼの中に突入していくと、展望所がありました。駐車場もあるので、車を停めて外に出て棚田を眺める。多い!1,340枚の田んぼがあるそうです。約400年前には2,240枚もあったとか。巨大すぎる。
少し進むと棚田の脇に巨大な岩が転がってました(右)。ちょっと不自然じゃない?巨人が持ってきて置いたみたい。だって、周りに似たような岩が全然ないんだもん。 丸山千枚田はかなり大きな規模で圧巻でした。日本一かもね。 9:10、丸山千枚田を出発。 |
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丸山千枚田に来たときと違うルートで国道311号線を目指すんだけど、こっちのルートも狭い。民家があるだけマシか?紀和町の集落を走っている時だと思うんだけど、民家は石垣の上に鎮座しているし、低いところは田んぼ。昔からある集落っぽいね。 |
熊野市紀和鉱山資料館 |
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9:30、国道311号線に出てすぐ、紀和町の中心地にある熊野市紀和鉱山資料館に到着。無料なら見学して行こう!
駐車場に車を停めて、資料館に向かうとトロッコが展示してありました。だいぶ小さいサイズなのでネコ娘しか乗れません。が、鉱山で働いていた人はこのトロッコに乗ってたんだろうなー。 |
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この辺りは紀州鉱山で栄えた地らしい。紀州鉱山っていうのは、この周辺の小さな鉱山をひっくるめた総称らしく、銅などが取れたんだって。1978年にボーリング調査を行ったら温泉が湧き、枯れていた湯ノ口温泉が復活した、という話もあるらしい。いまでは、湯ノ口温泉へトロッコ電車で行くことができるそうです。
で、資料館を覗くと開館中だったのですが、300円/人だったので入らず。 駐車場の脇に足湯があったので、ペンギン姉さんとネコ娘を足湯に浸からせて、クマ兄さんはちょっと気になる建物へ。 |
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気になったのは山の中にある骨組み。紀和歯科診療所の裏山に骨組みが立ってます。紀州鉱山の選鉱場跡だそうです。近くまで行ってみると立ち入り禁止でした。廃墟マニアだったら入っていくのかなぁ。クマ兄さんはそういう趣味は持ってないので、近くから眺めるだけ。 |
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選鉱場の下には温泉スタンドがありました。源泉名は入鹿温泉。アルカリ性単純温泉だそうです。100円で100L買えるんだって。しかも、ちょっと多めに出るらしい。ここでお湯を汲んで自宅で温泉に入るのかな? |
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選鉱場の見学を終え、鉱山資料館の足湯に戻ると、ペンギン姉さんとネコ娘がまったり入浴中。ぬるいのでなかなか出られないんだって。クマ兄さんも入ってみる。確かにぬるい。でも、お肌スベスベになりました。 |
熊野本宮大社 |
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10:30、紀和鉱山資料館から40分ほどで熊野本宮大社に到着。駐車場は河川敷。ハイエースは砂利道が苦手、らしいけど、うちのリラックスワゴンは4WD。しかもセンターデフだけでなくリアデフにもLSD装着。ここまでしていると、河川敷の砂利道でスタックすることは全くなし。ま、ここならスタックしてもすぐに救援呼べるけどね。
駐車場のある河川敷から堤防を乗り越えると、目の前に世界遺産熊野本宮館がありました。ちょっと、トイレを借りに寄ってみよう。で、入館してみると八咫烏の木彫りがありました。ちゃんと足が三本あります。御利益あるかな? |
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それじゃ、熊野本宮大社を参拝します。ここを訪れるのは今回で三回目、くらいだと思う。初めて来たのは12年前。その時と比べるとちょっと改装されたかな?きれいになった気がする。鳥居を抜けて境内へ。 |
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手水舎でお清めをする。ここの手水舎は龍から水がチョロチョロ流れてくるタイプじゃない。水甕の底から湧いてくるタイプ。結構珍しい。 |
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本年の一文字は「気」。申年には「神猿(まさる)」「勝る」という意味があり、ここの知恵をしっかり出し合って、新たな時代を切り開くためには、元気・やる気を出し、強気で前に進み、何事も気迫を持って目標を必ずや達成する、という願いがあるんだって。 |
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山門を抜ける。八咫烏の旗、菊花紋章の暖簾?といい感じです。 |
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山門の先には神殿。4つの社があるのですが、参拝する順番が決まっています。BA@Cの順に参拝していきます。みんな列を作って参拝の順を待つ。順番が来ると二礼二拍手二礼で参拝。お参りして次の社に移る度に待ち時間が発生するので結構時間かかりました。 |
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社務所に行ってお守りなどを見る。でっかいお守りは5,000円もするよ。
あれ?と思って振り向いたら拝殿がある。さっき参拝した神殿はいわゆる本殿らしい。拝殿にも参拝しておこう。 |
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拝殿の前に転がっていた?亀石と大黒石。亀石に触ると長寿、亀石に触るとお金持ちになれるんだって。パワースポット? |
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拝殿の横にあった郵便ポスト。上に八咫烏が乗ってます。黒い塗装で撮影が厳しい。 |
大斎原大鳥居 |
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続きまして大斎原に向かいます。ここはかつて熊野本宮大社があった場所らしい。田んぼの真ん中に日本一の鳥居があります。デカい!鳥居の脇には手水舎があるので、ここでもお清めしておく。ここは龍の口から水が出てます。 |
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鳥居の先には木々が生い茂るエリア。その先にちょっと開けた、公園みたいな場所があります。この辺りが元々熊野本宮大社があった大斎原(おおゆのはら)のようです。
大斎原は明治22年の熊野川大洪水まで、熊野本宮大社が鎮座していた場所。熊野川、岩田川、音無川の合流する場所にある中州です。洪水で社殿が流されてしまったそうですが、かろうじて上四社が倒壊を免れたそうです。その後、現在地に移設されたとか。 |
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大斎原の見学を終え、再び大鳥居に戻ってくる。ひっかりなしに参拝者が来るね。有名だからかなぁ。 |
昼食 |
12時、お昼ご飯にする。大斎原の見学後、近くのスーパーを探したんだけど見つからず。実は熊野本宮大社に来る時から探してたんだけど・・・無いんだよね。この辺の人はどこで買い物しているんだろうか?
仕方なく一軒のコンビニに入る。が、お惣菜とか売ってねー。どうしようって冷蔵庫を見たら、チンする唐揚げがあったので購入。これをお昼ご飯のおかずにしよう。ご飯は炊いてあるし・・・。 車に戻ってお湯を沸かし、インスタント味噌汁をいれる。唐揚げをおかずに、ふりかけご飯でお昼にします。今日のお昼はちょっと控えめ。こういう日もあるさー。 ちょっとまったりして出発。 国道168号線を北上。今日はこのまま北上して紀伊半島を縦断しようと思います。 |
野猿 |
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国道168号線を北上し、十津川までやってきました。ここで国道425号線に曲がる。数q進むと十津川温泉のホテル昴がある。ここでちょっと遊んでみようと思います。
というのは野猿があるから。 13:10、ホテル昴に到着。駐車場は広い。ホテルの敷地が公園になっていて、多くの人がお弁当を食べたりしています。そして、駐車場にはパトカーとたくさんの警備員。今日は何かイベントがあるのかな? とりあえず野猿に行く。そして野猿を発見。先客のお兄さんたちが楽しんでいたので少し待つ。お兄さんたちがいなくなったら我々だけになったので、野猿で遊んでみる。 まずはネコ娘が乗る。野猿はワイヤーを張って、籠を吊るし、人がワイヤーを引っ張って移動するもの。川や渓谷を渡るのに作られてます。以前、四国の山奥でも遊んだことあったな。ネコ娘が乗った籠を向こう岸に送る。最初のうちは下りなのでスルスルーって進む。だけど、途中から登りになる(ワイヤーが撓むからね)のでかなりきつい。ネコ娘一人では移動できません。クマ兄さんとペンギン姉さんが引っ張ってあげる。向こう岸まで行くのは無理、と判断して途中でUターンしてもらいました。 |
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帰ってくるときのネコ娘。引っ張る気がありません。ほぼすべてクマ兄さんとペンギン姉さんに頼ってます。 |
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続いてクマ兄さんが籠に乗る。見晴らしが良いなぁ。そして、やっぱり真ん中あたりから行くも戻るも筋力が必要な状態になる。早めに乗り場に戻ろうってことで、頑張ってワイヤーを引っ張る。かなり疲れる乗り物でした。
13:40、ホテル昴を出発。 |
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国道168号線を北上していたら、頭上にでっかいパイプが通ってました。十津川第一発電所の水路橋と書いてあります。この中を発電用の水が走るっぽい。
さらに国道168号線を北上。途中のの駅十津川郷でトイレ休憩&おやつ休憩(14:00)。超久しぶりに「あずきバー」を食べました。結構おいしいね。 あずきバーを食べたら再出発。 |
谷瀬の吊り橋 |
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14:50、谷瀬の吊り橋に到着。12年ぶり二回目の訪問なんだけど・・・駐車場って有料だったっけ?吊り橋の近くに観光駐車場が完備されていて、駐車場事情は良くなったんだけど有料なんだよな。そして、観光客の人数がハンパない。かなり有名な観光地になっちゃったようです。マニアっぽさが全然無い。 |
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マニアっぽさは無くなったけど、吊り橋の怖さは変わらないはず。行くよ!
と気合を入れ、ペンギン姉さんから渡る。風邪が強いので落ちないように注意しよう。「危険ですから一度に20人以上は渡れません」って書かれてるけど、橋の上には20人以上いるような気が・・・。警備員さんがいるのでちゃんと人数は数えているのかな? |
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橋の中央部でペンギン姉さんに振り返ってもらってパチリ。この辺りが一番横揺れが強くて怖い。そして、渡り始めて2分で対岸に到着。こちら側にいてもやることないのですぐに戻りますか。 |
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ペンギン姉さんとネコ娘だけが復路につく。クマ兄さんは写真撮影(左)。遠景を撮影したらすぐさまペンギン姉さんとネコ娘の後を追う。橋の中央部分で何とか追いついた。 |
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谷瀬の吊り橋の麓に展望所がありました。そこには日本一谷瀬の吊り橋、長さ297.7m、高さ54mと書かれています。この橋ができる前は、川に丸木橋をかけて行き来していたようですが、洪水の度に流されるので、地元の住民がお金を出し合って作ったそうです。昭和29年当時で1戸あたり20万円もの大金を出し合って作ったんだって。大事に使わないと罰当たりそうです。 |
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車に戻り出発。少し離れたところから谷瀬の吊り橋をパチリ。ものすっごい山奥にある吊り橋でした。
これで今回の旅行は終了です。あとは帰るだけ。15:30出発。 |
夕寝 |
谷瀬の吊り橋を出発して約1時間、すっごい眠くなった。ちょうど道の駅吉野路大塔があったので駐車場に車を停め、後部座席に横になる。10分だけ寝る。我が家ではこれを「10分チャージ」と呼びます。
10分後、チャージ完了。再出発。 |
たぶん国道168号線。トンネルが古い!ライトがありません。 |
夕飯 |
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17:30、御所市内を走行中、お腹が空いたので食堂があったら入ろうって話をしていました。そしたら、ちょうど良さそうな「ごはん処 やよい軒」というお店があったので入店。お店の屋根に掲げられている「定食のごはん おかわり自由」という看板に惹かれたのはここだけの話。 |
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注文して10分弱、料理が運ばれてきました。
左上:野菜の餡かけ定食(ペンギン姉さん) 右上:味噌かつ煮定食(ネコ娘) 左:チキン南蛮とエビフライの定食(クマ兄さん) このお店はご飯がお代わり自由。店内にご飯ジャーが置いてあって、ご自由にどうぞ!漬物も置いてあります。山盛で4杯も食べちゃいました。左の写真のご飯は店員さんがよそった1杯目なので小盛です。 料理もなかなか美味しくて、値段以上の満足感。お腹いっぱいになったよ。 |
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食後、道路の向かいにある100円ショップで小物を購入。そして19:00出発。
国道24号線を北上し、途中から京奈和道に乗りスピードアップ。郡山南ICから有料区間に入り、ツ道JCTで西名阪道へ。そのまま東に向けて高速移動。天理Iから大好きな名阪国道に入ります。名阪国道を東へ走る。伊賀とか甲賀とか久しぶりに行きたいなぁ。 亀山ICあたりから東名阪道へ。亀山PAで休憩しつつ東名阪道を北上。名古屋西ICで東名阪道から名古屋第二環状道に乗り、さらに名古屋高速16号一宮線で北上する。ここからはいつもの道だなー。名神道⇒東海北陸道をひたすら走り富山を目指す。 |
ひるがの高原 |
22:40、ひるがの高原SAに到着。今日はここで寝る。頑張れば帰宅できるけど、深夜に帰宅して荷物おろしなどをするのイヤ。トイレで洗顔と歯磨きを済ませておやすみなさい。 |
帰宅 |
7:30起床。よく寝た、よく寝すぎた。車内で軽く仕事をし、ペンギン姉さんとネコ娘を起こし、車内を片付けて出発の準備を終える。
8:30出発。一気に富山まで帰るよ。 |
飛騨を走ると、ここは冬。路肩に雪が残っています。50q/hの制限中。 |
富山県に入ったあたり。トンネルの手前で周りを見ると、標高の低い部分には雪が無いけど、標高の高い部分には雪が積もっていました。こんな景色は珍しい、と思ったのでパチリ。
10:15帰宅。この時間に帰宅できると楽だね。午前中のうちに荷物を片付け、お昼ご飯を食べ、午後は買い物に行ったりと来週の準備ができる。 今回のドライブは1,059km。思ったより伸びなかったな。でも、楽しかったな〜。 |
一日目 |
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