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二日目 大洗


2017.7.16


 今日は久しぶりの大洗水族館。子供のころによく連れてきてもらったのですが、今も変わらないかな?ペンギンのショーが有名だったけど、今でもあるのだろうか。楽しみですね〜。


起床
 6:20、起床。着替えてトイレに行き、うちのリラックスワゴンの周囲を見るとハイエースのキャンパーが数台、そのほかにワンボックスやワゴンで車中泊している車多数。ここは結構人気があるようです。

 ネコ娘とペンギン姉さんを起こし、出発の準備を整える。三連休の水族館は混雑するから、早めに行って早い時間に見学しちゃおうと思っています。

 7:20、出発!
 大洗水族館に向かう途中、日本一周中?のチャリダーを見かけました。どこに宿泊してたんだろうね。



大洗水族館到着
 7:45、大洗水族館に到着。すでに20台ほどの車が駐車してます。もう開館するの?と思って入口へ行ってみると10数人の列ができていました。人数制限のある体験イベントの整理券をもらう列のようです。一応、我々も並んでみたのですが、ここまで整理券は回ってこないよ、と言われたので撤収。リラックスワゴンに戻って20分ほどのんびりします。外は暑いのでエアコン付けて涼んじゃう。
 8:30、再びエントランスへ。すでに多くの人が並び始めていました。我々も並ぶ。三連休の中日なので早い時間から混雑してます。



お魚ウォッチング
 9時オープンのはずだったんだけど、ちょっと早めにオープン。円筒形の水槽にはマイワシがたくさん泳いでいました。マイワシって今じゃ高級魚だよね。
 こちらはマダコ。タコつぼの中に隠れていますが、目が光ってます。結構怖い。カニとかエビなどの甲殻類、あと二枚貝を食べるそうです。そして、ウツボ、サメ、エイが天敵。タコの生存競争も大変ですな。
 こちら出会いの海の大水槽。マイワシの群れかな。そこにサメが突入すると、群れが分かれます。見てて飽きないんだよね。
 続きましてクラゲのコーナー。まずはミズクラゲ(左)。水槽の中にモリモリです。右はカブトクラゲ。有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)と言って、一般的なクラゲの刺胞動物とは異なる種類だそうです。何が違うって刺胞が無い。つまり刺さないってこと。
 左のクラゲは・・・わかんね。右はタコクラゲ。傘の点々が特徴的。このタコクラゲ、自然界では褐虫藻を寄生させているので茶色だそうです。そして、褐虫藻から栄養分をもらうので餌は要らない?とか。だけど、水族館の水槽のように暗いところで飼育すると褐虫藻が減り、クラゲ本来の青い色になっていくんだって。栄養不足になっちゃうんじゃないの?

 と、クラゲコーナーではきれいなクラゲで癒されました。加茂水族館がクラゲ飼育で有名だけど、今ではいろんな水族館でクラゲの飼育をしているね。
 こちらキアンコウ。水深500mくらいのところに生息。美味しいよ!顔が間抜けだけどね。
 このオレンジ色のナマコみたいな生き物はサンゴノフトヒモというらしい。水深200〜900mくらいの深海に生息していて、なんとイソギンチャクを食べるのです。ここ大洗水族館で撮影されたイソギンチャクを食べる様子はWeb上ですぐ見つけられます。ちょっとグロいけど一見の価値あり。
 シロワニ。ワニという名前だけどサメです。見かけは怖いけれどおとなしい性格で人を襲うことはほとんどないらしい。世界中の温帯・熱帯の海に生息していてポピュラーらしい。見た目はかなり怖いんだけどね、サメやエイを餌にしているんだって。サメってことは共食い?
 こちら沖縄の海。なぜ茨城に沖縄の海?とも思ったけれど、カラフルな魚が泳ぐ姿を見てると、どこの海だっていいじゃん!っていう気になる。珊瑚は偽物だったけどね。
 こちらニョロニョロ。どこの水族館に行っても人気者。だけど、動きが穴から出たり入ったりと単調なので、ガン見する人は少ないよね。ときどきチンアナゴやニシキアナゴも巣穴から出て泳ぐそうです。



イルカ・アシカオーシャンライブ
 9:30、オーシャンシアターに移動。10:00からイルカとアシカのショーが始まるから、早めに行って場所を取っておこう、と思って30分前に来たんだけど、ギリギリでした。結構上の方の席しか空いてない。
 水族館のお兄さん、お姉さんが何かを販売し始めました。放送に聞き耳を立てると、レジャーシートを販売しているみたい。300円という価格設定は絶妙です。安くはないけれど高くもない。イルカが近づいてきて水を飛ばしても防げる、という優れもの。うちらは買わなくても良い場所だけど、前の方の人は必要かもね。
 10:00、イルカ・アシカオーシャンライブがスタート。バンドウイルカ、オキゴンドウ、カマイルカがプールをハイスピードで泳ぎまわります。飼育員のお兄さん、お姉さんとの息もピッタリ。
 カマイルカが飛び跳ねたり、バンドウイルカがお姉さんを引っ張りながら泳いだり。カマイルカって小柄だけどプリプリした肉体をしていて、ビョーンってジャンプするイルカだよね。
 オキゴンドウがジャンプ(左)したと思ったら、カマイルカもジャンプ(右)。イルカって種類を問わずかなり飛ぶんだね。
 アシカがお兄さんの合図に合わせて「ガ〜ッ!」芸達者ですな。
 おっと!オキゴンドウが尾びれを使って水を飛ばす。観客席の三列目くらいまで激しく水がかかります。これでレジャーシート300円が飛ぶように売れます。それでも観客は大喜び。商売上手ですな!
 最後は豪快なイルカジャンプ!よく飛ぶね。



館内散策
 このかわいい?魚はフウセンウオ。可愛いんだけど、なぜ色が違う?見た目は可愛いんだけど、肉食で軟体動物や甲殻類などを食べるとか。冷たい海に住む魚です。
 ミズダコ、だと思う。タコ類で最大のタコ。体が大きいです。そして、抱卵していました。大洗水族館では孵化する様子も見学できるのかな?
 ミズダコは北海道や東北など寒い地方に生息しているので、マダコが取れない北の土地では重要な水産物になっているようです。味はマダコの方が美味しいらしいけど。
 ミュージアムゾーンに行くと、サメの卵が展示してありました。触っていいよってことだったので摘まんでみると、プラスチックみたいな感触。ひねると口が開いて孵化した子サメが出てこれるようになってます。あと、潮の流れで流されないように形状に工夫がされてました。自然の不思議。
 右はすました顔で泳いでいるエトピリカ。
 キッズランドのタッチングプールでは、相変わらずネコ娘がヒトデやサメを触ってます。虫は触れないくせに、ヒトデやナマコ、サメは平気なんだよね。なんでだろ?
 このブラシみたいなのはセミクジラのヒゲ板。セミクジラは口を開けたまま泳いで、ヒゲの内側に引っかかったプランクトンを食べるのです。プランクトンであの大きな体を維持しているんです。プランクトンってすっげーいっぱい浮遊してるってことだよね。
 最後に出会いのデッキというところで大きなセミクジラの骨格標本(左)とウバザメの剥製(右)を見上げます。セミクジラってヒゲクジラの仲間で、かなり大型の種類。ザトウクジラよりも大きいそうで、体長13〜18m、体重60〜80tにもなるらしい。だけど・・・商業捕鯨によって生息数が激減し、現在では1,000頭未満と言われています。現存する大型鯨類の中で一番絶滅に近いんだって。
 ウバザメはジンベイザメの次に大きいサメ。このサメもプランクトンを食べています。プランクトンを食べるサメってジンベイザメ、メガマウス、そしてウバザメの三種類しかいないんだって。



 いろいろ勉強になった大洗水族館でした。そういえば、子供のころによく見たペンギンのショーはやってなかったな。やめちゃったのかな?



 では、次はお昼ご飯に行こう。



かねふく
 12:10、かねふくのめんたいパークに到着。辛子明太子の工場ですがミュージアムがあったり、フードコーナーがあります。今回の旅行を計画していたとき、ここのフードコート売っているおにぎりが美味しい、という情報を見つけたので来てみました。

 とりあえず、直売店を見つつ、試食の辛子明太子を食べる。できたてでウマい。
 12:20、フードコーナーに並ぶ。30人くらい並んでます。時間が時間だからねぇ。

 列に並んで少しずつ進むと、おにぎりを作っている様子を見られます。

 おにぎりは型にお米を詰め、明太子を適量取って乗せ、もう一度ご飯を乗せて、上からギュっギュっ押し付けて形を作ります。最後に海苔を巻いて完成!





 
 店内が混んでたので、座席を確保してペンギン姉さんがおにぎりを買ってきてくれるのを待つ。
 クマ兄さんはからし明太子のおにぎり。1個380円です。おにぎりが結構大きくて満足感は高い!明太子も新鮮だし、塩気がちょうどよくて美味しい。
 ペンギン姉さんとネコ娘は明太子と紅鮭のおにぎり。これも380円。これまた美味しそうですね。ペンギン姉さんとネコ娘は1個で充分な大きさだったようです。クマ兄さんは二個食べても良かったなぁ。



めんたいミュージアム
 食後、めんたいパーク内にあるめんたいミュージアムに行ってみます。きっと、明太子について勉強できるはず。
 明太子はマダラやケソウダラの卵巣で作られるそうですが、スケソウダラが多いかな。右の銀ダラは、実はタラの仲間じゃないそうです。見た目は似ていますが、アイナメやホッケに近い魚なんだって。銀ダラはからし明太子にはならなそうだね。
 工場見学もできます。今日は三連休ってこともあり稼働系列は極小。辛子明太子は作っていませんでした。チューブに入っている料理用のめんたいマヨネーズ?っぽいものの包装作業中でした。
 あと、めんたいこをテーマにしたキッズコーナーが右。そこそこ楽しめます。
 またきてね、ってタラの頭が工場の壁から出てきてました。
 あとは顔抜きパネルで記念撮影して終了。めんたいこの試食はできるし、工場見学はできるし、おにぎり美味しいし、無料の割には楽しめます。おにぎり買いに来るだけでもいいかもね。



大洗磯前神社
 13:15、大洗磯前神社にやってきました。大洗水族館にほど近く、でも駐車場は無料。神社ってお金かからないところが多くて良いね。クマ兄さん調べでは、お寺は入場料とか取るところ多いけど、神社は無料が多い。駐車場も無料なところもたくさん。日光東照宮、久能山東照宮、厳島神社などはお金かかるけど、それ以外はほとんどかかんないね。
 手水舎はいたって平凡ですがきちんとお清めします。
 境内に新車が置いてありました。車のお祓いですね。うちはやったことありませんが・・・交通安全祈願でお祓いしてもらう人も結構いるんだね。随神門(右)をくぐって内部へ。
 随神門をくぐると茅の輪がありました。せっかくなので茅の輪をくぐっておく。ここは外国人観光客が多くて茅の輪のくぐり方は知らない人が多い。左回り右回り左回りだったよね?右はガマかな。

 この神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)。有名どころですね。では拝殿で礼礼パンパン礼しておく。そして御朱印をいただく。
 大洗磯前神社は海に向かって二の鳥居、一の鳥居、そして磯辺に立つ神磯の鳥居が有名です。この階段を下りていくと二の鳥居があるはずなんだけど、戻ってくるのが大変そうなので諦めた。ネコ娘がなぜか途中まで降りて行って駆け上ってきた!



 じゃ、次に行きますよ、と思ったけど、この周辺の渋滞が激しいのであまり遠くまでは行けないなぁ。ツーリングマップルを眺めながら次の目的地を探す。

 とりあえず近くのコンビニでドリンク購入。最近の我が家はリラックスワゴンの中でお湯を沸かしてコーヒーやお茶を飲むことが多いんですが、たまーにジュースを自販機で購入します。コカ・コーラのアプリでスタンプが貯まるので、コカ・コーラ自販機で買うことが多い。わざわざ探し出してジュースを買っちゃいました。



那珂湊反射炉跡
 続きまして那珂湊反射炉跡にやってきました。幕末、那珂湊沖にも異国船が出没するようになり、水戸藩主徳川斉昭が海防の必要性を唱えて領内各地に砲台を築くため、大砲鋳造を目的として建設したのがこの反射炉です。1864年に破壊されたのですが、昭和12年に復元されました。
 反射炉の隣にあったのがレンガ焼成釜。反射炉には高熱に耐える煉瓦が必要なので、ここに登り窯を作って耐火煉瓦を焼成したのでした。当時約4万枚の耐火煉瓦を焼いたと言われ、1,200〜1,600℃の温度に耐えられる、現代の煉瓦とほぼ同じ品質の煉瓦を作ったそうです。



酒列磯前神社
 14:40、続きまして酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)にやってきました。手水舎でお清め。キャパ大の普通のタイプ。お清め後、鳥居をくぐって境内へ。
 左の石は水戸斉昭公が腰かけたと言われている石。創建は856年に常盤国鹿島郡の大洗磯前に神様が現れたから、ということで、かなり歴史のある神社のようです。右のカメは宝くじに当たった人が奉納したもの。大願成就だそうです。どんだけ高額の宝くじが当たったんだろう?
 神馬の小屋のよこにかわらけ祈願所。でも、かわらけはどこから持ってくるんだろう?誰もやってないのでわからず。では、拝殿に参拝。主祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)。あれー?ここも少彦名命なんだね。大洗ではメジャーな神様のようです。
 参拝した後、御神木?の隣の御祈願受付で御朱印をいただく。そして車に戻ろうと二の鳥居の先を見ると、木のトンネルがありました。樹叢(じゅそう)と言って茨城県の天然記念物に指定されています。ヤブツバキという木に混ざってタブノキ、オオバイボタなどの木が混ざっているそうで、樹齢300年を超える物もあるそうです。酒列磯前神社がここに遷宮してきた約300年前から保護されてきたんだって。



那珂湊おさかな市場
 酒列磯前神社参拝後、那珂湊おさかな市場にやってきました。ここで夕飯を食べてから帰ろう、と思ったのです。が、着いたのが15:15ごろ。夕飯にはちょっと早いな、ということで駐車場で軽くお昼寝。

 16:10、爆睡中のネコ娘を起こし、不機嫌なのをなだめつつ繰り出します。
 どこで夕ご飯を食べるか物色しながら海産物も見て回る。熊本産の活きアサリは1タルで1,300円。これはまぁまぁの値段ではないでしょうか。岩ガキは1個800円だって、高い。美味しいんだろうけど。
 三連休中日ということもあって観光客はとっても多い。海産物を売るお店、飲食店、出店と見るだけでも楽しい市場です。
 店先でカツオを捌いちゃうんだね(左上)。右上は生牡蠣の立ち食い。醤油?ポン酢?をちょろっとかけて食べるようです。食べた殻が山盛なのでかなり人気があるようです。左はホヤ。日本海側じゃほとんど見ないんだけど、北関東から東北にかけての太平洋側じゃメジャーだよね。クマ兄さんも子供のころは磯臭くて好きじゃなかったけど、大人になってから大好きです。





 
 のどぐろ1匹800円。ちょっと小ぶりかな。アマダイは1匹2,300円。大きいもんね。近年、テレビなどでのどぐろがもてはやされて値段が高騰しているけど、アマダイとかねぇ、他にも美味しいお魚はいっぱいあるよね。



海鮮丼
 16:40、そろそろ夕飯にしようかね。あちこち悩んでいたらどんどんお店が閉まっていき、選択肢が狭まってしまった。最終的に海鮮丸というお店にしました。我々の前に7〜8人組のちゃらちゃらした大学生がいたのでちょっとためらったけど。
 左上はペンギン姉さんが注文した炙り丼。まぐろ、サーモン、中落ち、地魚の白身、光り物の炙り。お茶漬け用のだし汁も付いてきました。
 右上はネコ娘の三色丼。タイ(たぶん)、サーモン、いくら。ネコ娘はサーモン好きだからね。
 左はクマ兄さんが注文した湊の浜の地魚丼。

 お刺身は結構おいしかったです。でも、やっぱりこういうお店だとお米がイマイチなんだよねぇ。もう少し美味しいお米を使っていただけると・・・。と言いつつも大盛でいただきました。






 



帰宅
 17:10、食事を終え、そろそろ富山に帰ろうかと思います。栃木のクマ兄さん実家には寄りません。寄ると遅くなっちゃうから。

 給油とお風呂も途中で済ませようと思っているので、最寄りの水戸大洗から高速には乗りません。水戸市内へ向かいます。と、大丸屋というお店の前で赤信号で止まりました。店先を見ると恐竜がイモを食べてます!
 あぁ、この辺りは干し芋の名産地だったなぁ。ペンギン姉さん、干し芋が大好きなんだけど、カロリー表記を見て食べるのやめました。富山のスーパーで干し芋がくだものに分類されてて衝撃を受けたことがあります。ほしいもって魅惑の食べ物だよねー。
 18:30、水戸市内のスーパー銭湯「やまの湯」で入浴。大人は620円だけど、家族の日ってことで小学生は100円だったので、そこそこの金額に収まりました。さっぱりして満足!
 19:10、出発。コンビニでアイスを買って食べちゃった。
 茨城町東ICから北関東道にのって西へ。北関東道は新しい高速道路なのでとても快適に走れます。ちょっと暗いけど・・・。

 この後はひたすら走って長野県まで。上信越道の小布施PAまで来て眠くなったので本日のドライブは終了です。

 車中泊しちゃう、お休み〜。
 7:00、起床。ペンギン姉さんとネコ娘も起こす。着替えをして朝食のコーヒーを購入。ネコ娘は白抹茶ラテを買ってました。

 7:30、出発。
 順調に上信越道を北上し、北陸道に入ったら西へ。いつもの鬼伏トンネルを観察。今日は緑で覆われてますね。
 親不知子不知もよーく見渡せます。ここは北アルプスの北端です。日本海まで北アルプスがせり出している場所なんですね。ここはトンネルを掘るより海の上に橋を作った方が良いってことで、1988年に開通したそうです。



 10:10、あっという間に帰宅。この後、洗濯したり買い物に行ったり、通常の週末に戻りますよ。

 今回のドライブは1,125kmでした。



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