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四日目 屋久島二周目


2013.4.30


 本日は休息日。昨日の疲れを癒し、明日の元気を取り戻す日です。計画通り。そして、偶然にも今日の天気は雨
の予報。のんびり過ごそう。



安房川展望台
 8:30起床。昨夜寝た場所は安房川展望台というところの駐車場でした。展望台の駐車場なので、朝からレンタカーで観光客がやってくる。話声で起きました。ここで車中泊はまずかったかなぁ?急いでカーテンを開け、さっき来て観光してるんですよ、的な装いにする。朝ご飯を食べながら。

 ひととおり出発の準備をしたところで、展望台から安房の町(左)と安房川(右)を眺める。屋久島は山が険しいねぇ。そして、橋の先にかろうじて見えるのが、一昨日の夕飯でトビウオやカメノテをいただいたファミリーレストランかもがわだね。



屋久杉自然館
 今日は雨模様なのでインドア系で過ごします。まず最初に訪れたのは屋久杉自然館。ここは縄文杉へ行く人たちのバス乗り場にもなっています。ここで、屋久杉の勉強をしましょう。

 ちょっとその前に、玄関の前にあった宇宙ヤクスギというのが気になったのでチェック。平成12年、毛利衛さんにスペースシャトル「エンデバー」で宇宙に連れて行ってもらった屋久杉の種子から育てられた屋久杉だそうです。平成15年に植えられたのですでに樹齢10年。杉ってなかなか大きくならないんだねぇ。
 宇宙ヤクスギを見ている間に雨が降ってきた。急いで屋久杉自然館に入れー!!
 屋久杉自然館に入る。ここは裸足で入館するみたいだ。床には屋久杉?のブロックが敷き詰められていました。接着剤で固定されていないみたいで隙間の分だけ少し動く。意外と面白い。
 受付の横には大きなテレビにCGで屋久杉を紹介するプログラムがあって、プレステのコントローラーで屋久島内を見て回ることができました。昨日行ってきた白谷雲水峡の屋久杉たちもちゃんと収録されてました。
 屋久杉自然館はその名の通り、屋久杉の詳細を紹介してくれる博物館。屋久杉だけでなく、人がどのように屋久杉を利用してきたかも紹介してくれます。上の写真は日本一太い杉である縄文杉の枝。「いのちの枝」と呼ばれているそうです。2005年、大雪で折れてしまったものだそうです。一番太いところは直径80cmもある太い枝。普通の杉の幹くらいの太さだそうです。こんな太い枝を折ってしまうほどの大雪が屋久島で降るんだねぇ。
 こちらの屋久杉は紙やすりで削って香りを楽しもう、ってコーナーです。屋久杉は樹脂分が多く、普通の杉の6倍以上も含まれているんだって。その樹脂分にはテルペン類が含まれていて、防虫・防腐効果があるんだとか。黒っぽいところに樹脂分が多く含まれていて、紙やすりで削ると杉の木の香りがすごーくします。なかなか良い香り。
 こっちは年輪を数えて屋久杉の樹齢を当てるコーナー。ネコ娘がチャレンジを始めましたが・・・。
 屋久杉体験館っていう部屋へ。ここは屋久杉を詳しく学ぶ場所。右は、日本各地の杉をほぼ同じ大きさに加工したもので、屋久杉が他の杉に比べて重いっていうのを体験。ゆっくりゆっくり成長するので木目が詰まって密度が高く、樹脂分も多いので比重が大きくなるんだって。
 江戸時代、屋久杉は左写真の様な平木という形に加工して出荷されていったそうです。高級屋根材として使われたんだって。昨日歩いた楠川歩道もこの平木を担いで歩いたんだろうか・・・。
 右はチェーンソー。昭和31年頃に導入された初期のチェーンソーです。現代のものよりも振動が激しく、取り扱いはなかなか大変だったようです。
 屋久杉体験館をフラフラ見学して、ハッと気付くと年輪を数えているのがネコ娘からペンギン姉さんに変わっていました。ネコ娘はやっぱり飽きた模様。
 紀元杉の枝が展示されていました。紀元杉は車で見に行くことができる唯一の屋久杉。ヤクスギランドから5分くらいのところにあるらしいので明日見に行く予定。樹齢は約3,000年とも言われる紀元杉ですが、枝が折れそうだということで安全のために切ったのがこの枝だそうです。枝って言っても結構太い。

 右は縄文杉の写真。樹齢は7,200年という説もあるし、科学的な測定では2,170年という説もあります。幹がボコボコしているので利用できない杉と判断されて生き残ったものだそうです。胸高周囲は16.4mもあるんだって。さすが日本一。
 屋久杉自然館別館にも寄ってみました。ここには屋久杉の土埋木が展示されていました。分析の結果、約400年ほど前に埋もれた樹齢2,000年くらいの屋久杉だそうです。

 屋久杉っていうのは屋久島の標高500m以上のところに生えていて、樹齢1,000年以上のものを言うんだそうです。それより若い杉は小杉。屋久島は花崗岩から成り立っていて土に栄養が少ないので、杉はゆっくりゆっくり成長するんだそうです。それで屋久杉特有の密度の高い年輪が出来上がるんだって。



 ということで、午前中は屋久杉自然館を見学して満足。クマ兄さんは満足したんだけどペンギン姉さんが体調不良でダウン。昨日の疲れだろうか・・・。それでも旅は予定通り進む。



潮騒
 お昼ご飯は宮之浦まで戻ってきて、潮騒というお店に行ってみました。るるぶに紹介されてたので・・・。11:50に入店したらお店は満席。でも、カウンターならすぐに座れるってことで、待たずに着席。
 クマ兄さんは首折れサバ定食、ネコ娘は刺身定食。ちなみにペンギン姉さんは車でお昼寝。

 注文するとオヤジさんがすぐに刺身を捌いてくれました。
 注文して5分、あっという間に料理が運ばれてきました。左上が首折れサバ定食。ぷりっぷりのサバの刺身、味噌汁にもサバ、黄色いのは卵かな?生でも火を通しても美味しいサバ。かなり贅沢でした。

 一方、ネコ娘の刺身定食もイイ!7種類の刺身が盛られています。旨そうだ。ネコ娘も大満足の刺身定食でした。







 



屋久島環境文化村センター
 宮之浦に来たので屋久島環境文化村センターに寄ってみました。雨も降ってるしね。

 500円/人を払って展示ホールへ。映像ホールでの映画も含まれています。屋久杉自然館は屋久杉専門の博物館だったけど、ここは屋久島全体の博物館って感じ。

 館内の見学をしてクイズに答えると左のバッジをもらえました。映像ホールでは空撮を使った屋久島の紹介映画で結構そう快感のある映像でした。

 一時間ほど見学と映画鑑賞をして車に戻る。ペンギン姉さんはまだ寝てる。

 



屋久島うみがめ館
 今日も反時計回りに屋久島を回っています。本当は時計回りに動こうと思ったんだけど・・・。14:20、いなか浜までやってきました。昨夜、アカウミガメの産卵を見学できたので、今日はうみがめ館でウミガメの勉強をしようと思ったんです。が・・・本日定休日だった。



 残念ですがいなか浜を出発。今日も反時計回りに回りましょうかね。



西部林道
 今日もやってきました、西部林道。車で唯一行くことができる世界遺産エリア。ここから山奥に入っていくと(登山道があるのかは知らない)、ヤマビルがたくさんいるらしく人が入りこむのは勇気が要ります。そんな山奥にお手軽に行けちゃう西部林道。でも、雨が強くて動物たちが見当たらない。
 今日は動物たちは出てこないかなー、なんて思っていたらヤクシカ登場。ようやくヤクシカの群れと出会うことができました。でも、今日は動物たちの影が薄い。



尾之間温泉
 16:30、尾之間温泉に到着。今日はペンギン姉さんの体調がすぐれないし、雨は強くなってきたし・・・早めに入浴してゆっくり休息しようと思います。
 そんなわけでやってきたのが尾之間温泉。ここは200円/人と安いうえに、湯船の底に石が敷いてあって、その下から温泉が湧いてくるという趣ある温泉なのです。熱めのお湯で気持ちよかった。



 入浴後、安房の町へ移動し、スーパーを探す。屋久島を一周できる県道77号線沿いに小さなスーパーを発見!しかも、お総菜が結構売ってる!明日のお昼ごパンと夕飯のおかずを買って、ヤクスギランドの駐車場へ出発します。



ヤクスギランドへ
 17:45、安房の町を出発。今朝立寄った屋久杉自然館の前を通って、県道592号線で屋久島内部に入っていく。雨がどんどん強くなり、道は川のよう。すると、滝が現れました。この道、このまま進んで良いんだろうか?と思いながらゆっくり進んでいくと、路線バスが現れたのでちょっとだけホッとする。なんとか、ヤクスギランドまで行けるかな?
 18:18、ヤクスギランドの駐車場に到着。ここは平らな場所が無いなぁ。ちょっとウロウロして比較的平らな場所を探して停車。じゃ、夕ご飯にしよう。ネコ娘のお腹すいたアピールが激しい。



夕飯
 本日の夕飯は、スーパーで買ってきたチキン南蛮、唐揚げ、すり身揚げ、野菜にミニトマト。ペンギン姉さんはいまだぐったり中なので、ネコ娘とクマ兄さんの二人の晩餐でした。

 お腹いっぱいになったあと、歯磨きやトイレを済ませて就寝。



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