五日目 ケルン
2013.10.23
本日は、け2013の最終日。一週間ほど開催された け2013 は本日で終わり。最終日はお昼過ぎからどこの展示ブースも打ち上げと片づけを始めちゃうので、展示を見るのは午前中で終わった方が良いようです。
実は、今日は昨夜お世話になったNさん達とは違う商社のMさんと一緒に行動する予定です。Mさんは我々と同じホテルに宿泊しているので、朝食を一緒に食べて本日の計画を立てる。け2013の入口で待ち合わせして、午前中は け2013 を一緒に見学。午後からケルンに戻ってきてケルンの大聖堂を見学し、夕飯を一緒に食べる。そんな計画になりました。Dr.Kも一緒に夕飯を食べる予定なんだけど、大聖堂はどうしようかなー。Dr.Kのことだから、会社の出張旅費で来てるんだから、大聖堂なんか見てないで最後まで け2013 を見学しろって言いそう。どこで撒こうか思案する。 |
まずはデュッセルドルフへ |
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朝ご飯を食べ終えたら我々だけツアーのバスでメッセ会場へ移動。メッセ会場入り口でMさんと合流します。仕方が無いので、Dr.Kもここに呼ぶことにします。Mさんの携帯から連絡してもらいました。クマ兄さん、海外では携帯電話つなぎません。
本日は天気があまりよろしくないですが、北海道チックな風景を眺めながらデュッセルドルフへ。 |
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バスがメッセ会場の駐車場に入っていくと、キャンピングカーの集団が出てきました。さすがキャンパーの本場。フィアットベースのキャンパーが続々と出現。
この後、予定通りMさん、Dr.Kと合流。Sさん、Iくんと合わせ5人でブースを見て回ります。 ある企業の展示ブースを見ているとき、Sさん、Iくん、クマ兄さんが興味を持ったので外人の営業マンに話しかける。すると、外人営業マンはいろいろと教えてくれる、英語で。英語をまったく話さないDr.Kは興味が無くなったのか居なくなっちゃった。ラッキー。 この展示ブースを見た後、Dr.Kをどうやって撒こうか相談。まずはみんなバラバラに行動しようと。英語の修業しましょうってことで。そして、12時ごろ、Mさん、Iくんとクマ兄さんはUバーンの駅入り口集合。Sさんはデュッセルドルフの見学をするので今日は別行動とのこと。Dr.Kはとりあえず放置するってことにしました。 |
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本日の予定を決めて、さぁ、みんな散らばろう、っていう時にある男を発見。そして、後ろ姿激写。
通称ヒゲ。黒いスーツに赤いリュック、実はうちの会社の人です。そして、会社の出張で け2013 に来ることが許可されなかったため、有給休暇をとって自費でドイツまで来ている男なのです。仕事ないのか?うちはそんなに暇な会社なのか?そしてそんなに給料いいのか? いろいろ考えてしまう一瞬でした。そして、良い土産話ができました。 |
ケルンへ移動 |
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予定通り12時過ぎにUバーンの駅でIくんとMさんと合流。そしたら間が悪いことにDr.KからMさんへ電話が来ました。Dr.Kも我々の午後の予定が気になるようですが、合流すると面倒くさいので「みんなバラバラに行動するそうです。夕飯はまた後から連絡します。」とMさんに言ってもらいました。これでしばらくは自由に動ける。
まずはUバーンでデュッセルドルフ中央駅へ。 |
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デュッセルドルフ中央駅に到着したものの、昨夜からのダイヤの乱れが今も続いているのか?電光掲示板の表示は何時間も前の列車がまだ来ていないことになってる。DB(ドイツ鉄道)はまともに時間通りに走らない鉄道になってしまったそうです。なので、みんな予約席もとらない(とれない?)みたい。
ホームで待ってるとバンを積んだ貨物列車なんかは通るんだけどなぁ・・・。 |
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結局、電車で移動するのは諦めて、タクシーでケルンに移動することにしました。Mさん、経費でタクシー代出してくれました。助かります。
タクシーはベンツ。特別乗り心地が良いわけじゃなかったけど、足回りは秀逸だね。堅めのセッティングでカーブもぐいぐい曲っていく。うちのリラックスワゴンのフニャフニャサスペンションとは雲泥の差だ。これは後ろの席に乗っていてもはっきり分かるので、運転したら楽しいだろうなー、なんて。アウトバーンに乗ると180km/hを超えて爆走。こりゃ早い。クマ兄さんは7年前も体験しているので比較的余裕だったけど、Iくんは固まってました。 |
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14:00、ケルンに到着。デュッセルドルフ中央駅⇒ケルン中央駅をタクシーで爆走したら50分でした10分くらいは渋滞でロスしたのでタクシーは速いなぁ。 |
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ケルン駅構内のパン屋さんで軽い昼食。サンドイッチとコーヒーにします。パンが固いけど美味しい。コーヒーは普通のコーヒー。サッサと食べて、大聖堂を見に行こう。 |
大聖堂 |
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14:20、ケルン駅を出て、大聖堂に行ってみます。世界遺産ですからねぇ〜。外観も内部もじっくり見ますよ。ちなみにクマ兄さんが手に持っているカバンは け2013 の会場でお土産に渡されたサンプル。中にはカタログが入っています。結構邪魔。 |
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外側にも精巧な石像がいたるところに配置されています。現在の大聖堂は三代目だそうです。途中の建築休止を含めると600年以上もかけて完成したんだって。 |
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内部に入ってみる。内部に照明が無いのか薄暗い。外の天気もあまり良くないからね。でも、天井までの高さがハンパない。デケー!! |
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内部を回ってみる。ステンドグラスが輝いてる。このステンドグラスはバイエルン国王ルートヴィヒT世が寄贈したものらしい。1990年にはゲルハルト・リヒターという人が修復を行ったとか。 |
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ステンドグラス前の通路を歩いていると、陽が射してきて急に明るくなりました。ステンドグラス越しの光が巨大な柱を照らし、巨大神殿にいるみたい。 |
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ステンドグラスのアップ。聖書に出てくるような人たちが描かれています。右は天井付近に吊るされたパイプオルガン。なんでこんな高いところにあるんだろう? |
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うーん、これは何の儀式に使うものだろう。超細かい彫刻がされています。みんなキリストが生きていた時代の服装。 | |
柱にもおじさんの彫刻がされていました。これも聖書に出てくるおじさんなのだろうか。
右は、祭壇?の裏から入口方向を見たところ。入口まで結構遠いな。 |
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大聖堂内部を一周してみる。実は、大聖堂の二本の尖塔には登れるっていう話があります。どこから登れるのか内部を散策しながら探してるんだけど見つからない。尖塔に登ってみたいなぁ。
しばらく尖塔への上り口を探していて、ちょっと疲れたので、お祈り用の椅子に座ってみる。足元に台があって邪魔。これはお祈りするときに膝をつく台なんだそうです。だから、座っているときに足を載せてはダメ。Mさんに教えてもらいました。 |
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休憩しながら祭壇の方をパチリ。陽が出てると大聖堂内部が明るくなって、雰囲気がガラッと変わる。 |
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さらにステンドグラス越しに陽の光が照ると大聖堂内部が黄金色に輝く。見学している人みんな「おぉ〜!!!」って。 |
大聖堂の外観 |
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尖塔に登る場所が見つけられず、外に出てみる。いつの間にか青空になってた。うーん、登ってみたい、登ってみたい!でも場所がわかんねー。 |
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周辺をウロウロしてみるも残念ながら尖塔への入口は発見できず。今回は諦めかなぁ。 |
ローマ・ゲルマン博物館 |
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大聖堂の尖塔に登ることができないので、大聖堂のすぐ横にあるローマ・ゲルマン博物館にやってきました。神殿の遺物みたいなのが展示されているようです。受付で写真を撮っていいか聞いてみると、フラッシュを使わなければOKだって。じゃ、ビシバシ撮るぞ。右は銅のチューブとランプ。どうも、この辺りから発掘されたものらしい。 |
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先に進むと半地下になった部分の床に模様が描いてあります。ガイドブックを見るとギリシャ神話の酒神ディオニソスのモザイクらしい。2000年ほど前、この地はローマ帝国の植民地だったことから、商家の食堂の床にギリシャ神話のモザイクが描かれていたんだって。この博物館はローマ帝国植民地時代のものを展示しているそうです。 |
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なんの像なのか説明が無かったけど、ローマ時代の石像っぽい。大きいものだけでなく小さいものもあるみたい。 |
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この場所には神殿でもあったのかな?石でできたアーチとか、石碑みたいなものも展示されてました。こういう展示方法だと地震が来たら倒れちゃうんじゃ?と思ったんだけど、このあたりは地震が無いんだよね。なので、大聖堂も倒れないで長い間健在。一応、展示物に杭は打ってあるようでした。 |
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左はローマ時代の石像。右はランプ。縦に吊るすと顔みたいだ。最初、おまじない用の道具かと思ったよ。 |
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うーん、この辺りの展示物もローマっぽい。ドイツに来てローマ帝国の遺跡に出会うとは思わなかったよ。 |
大聖堂を登る |
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ローマ・ゲルマン博物館の見学を終えて15:50。まだ、時間はある。どうしても大聖堂の尖塔に登りたい!
こうなったら最後の手段、Dr.Kに聞いてみよう。以前登ったことがあるって言ってたはず。Mさんの携帯からDr.Kに電話してもらう。Dr.Kが出たらクマ兄さんが話す。すると、ちょうどDr.Kはケルン駅に着いたとこらしい。午後もメッセ会場にいたのか・・・。やっぱり撒いて正解だった。 ただ、今はDr.Kの記憶を頼りに尖塔に登り口を探さねば。 5分後、大聖堂の入口でDr.Kと合流。ちゃんと午後まで展示会を見ろ、とかなんとか騒いでいるが無視。尖塔の入口はどこですか!時間が無いんです!と強気に質問。 すると、確か中に入口があったと思うんだけどな〜、とか言いながら探してくれる。クマ兄さん達はDr.Kについて大聖堂内部に入る。でも、ここはみんなで探して無かったんだよな〜、大丈夫かな?Dr.Kは入口見つけても絶対僕は登らないよ、なんて言ってるよ。以前登ったとき、かなり大変だったらしい。膝も痛いからね。 しばらくDr.Kの後ろについていろいろ歩いてみるも、Dr.Kも全然覚えていない様子。時間が無いんだよ!時間が!とクマ兄さん、イライラし始める。そのうち、Dr.Kはトイレに行きたいとか言いだす。あぁ!?トイレ?そんなの行ってる場合じゃないんですよ!入口を早く思い出してください!!と脅迫。 しかし、もう我慢できない!って言って大聖堂の外に出て、トイレを探しはじめました。しょうがないなぁ・・・と一緒にトイレを探す。すると、トイレの標識発見。ここでDr.Kと別れるわけにもいかないので、トイレの入り口まで付き合う。 すると!!!なんと、トイレの横に尖塔へ上がる入口があるじゃないですか!!ナイスDr.K!! 狂喜乱舞するクマ兄さんを無視して、Dr.Kはトイレにダッシュ。チップトイレだったらしく、しかも小銭が無いので一度出てきて、クマ兄さんに小銭を貸してくれ、というので小銭を渡す。この時、時間が無いから早くトイレを済ませてくださいよ!というと、僕は登らない・・・とか言いながらトイレへ。 じゃ、Dr.Kがトイレから出てきたら、若手だけで尖塔を登ってくるかな・・・なんて考えていたら、入口のドアを係員が締め始めた。ヤバい、そろそろ入場できなくなる時間だ。すっきりしてトイレから出てきたDr.Kに、どうするんですか!?行くんですか?行かないんですか?って問い詰めたら、エレベーターがあったような気がする・・・みたいなことを言いだして、一緒に入口を入り、チケット売り場までついてきました。 チケット売り場に着くと、エレベーターがあったかなぁ、とか言いながら、みんなの分のチケット代をDr.Kが払ってくれました。お!?行くのか?クマ兄さん的に、ぜったいエレベーターは無いと思うぞ!でも、エレベーターが・・・って言いながら入場。 |
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あとは、延々とこんな感じの階段を登ることになります。Dr.K、数分登ってエレベーターがあったのは別の大聖堂だったことを思い出す。そして、5分と登らないうちにDr.Kはヒーヒー言いだす。ペースは60歳すぎのおっさんのペースとは思えないほど速いんだけどね。で、しょうがないからDr.Kのめちゃくちゃ重いバッグをクマ兄さんが持つ。最終日までカタログをもらいやがって・・・肩掛けカバンがパンパンになるまでカタログが詰まってるよ。10kgはあるな。 |
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登りはじめて7分、階段からそれる道がありました。Dr.Kはここで休憩するって言ってる。行ってみよう。 | |
休憩所かと思ったら鐘でした。あたりまえか。古い鐘なんだけどモーターがついてるね。現在はモーターで鐘を揺らして鳴らすらしい。 |
尖塔 |
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尖塔の付け根に到着。見上げると尖塔の模様で穴があいているんだね。雨が降ってきたら濡れます。
さらに上に登れるみたいだけどまだ階段を登るのかよ。さすがに疲れてきた。 |
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さらに3分ほど階段を登ると尖塔の周囲に設置された展望台に到着。トータル10分くらい階段を登ったことになるかな。 |
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すっごい良い眺め。尖塔てっぺんが157mだから140mくらいのところにいるのかな。このケルン大聖堂は1884年まで世界で一番高い建物だったんだって。1884年に世界一になったのはアメリカのワシントン記念塔。
お、10分で140m登ったってことは、1分で14mも登ったってこと?結構早いんじゃ? |
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尖塔をぐるりと回ってみる。とんでもなく落書きが多い。これでいいのか世界遺産?イタリアかどっかの大聖堂で落書きをした高校生とか女子大生がTVで叩かれてたと思うんですが、これを見ちゃうと叩く相手が違うんじゃ?と思ったりして。 |
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Dr.KとIくんとクマ兄さんで記念撮影。Mさんに撮ってもらいました。Mさん、商社マンとして大活躍です。 |
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10分ほど尖塔周りを見学して降ることにします。
そして、下りが登りより辛いということを身にしみて感じるのでした。自分の体重を一段一段支えながら下る、足への負担はハンパないです。しかも、Dr.Kのカタログ満載のカバンを抱えての下りは、足だけでなく肩へのダメージが大きい。肩掛けが食い込んで痛いんです。 クマ兄さんが先頭で降りたんだけど、Dr.Kがぐずぐずして降りてこない。クマ兄さんやIくん、Mさんみんな太腿パンパン、膝ガクガクなのに、60を過ぎたDr.Kが大丈夫なはずが無い。しかも、膝痛抱えているからね。足が痛いとか言ってたのは可愛いくらいで、途中から無言になっちゃったよ。でも、かまってられないのでクマ兄さんはダッシュで降りちゃいました。 チケット売り場に到着し、上着を脱いで汗をぬぐいながら待つこと5分、両膝をガクガクさせてDr.Kが降りてきました。なんと、両膝だけでなく手すりを握っていた右手もガクガクしてます。そんな状態の人初めて見た。しかも、あと10段くらいってところで力尽きて倒れそうになるし・・・。危なく、遠い異国の地で、しかもキリスト教の大聖堂で命を失うところでした。 でも、あとからIくんに聞いたら、左手に持っている上着を持ちますよって何回言っても、大丈夫って言い張り、しまいにはうるさいってキレられたらしい。ま、相手はDr.Kだからね、しつこく言うと機嫌が悪くなるのですよ。まぁ、無事降りられたのでヨシとしよう。危なかったけど。でも、とっても楽しかった。 |
カフェで休憩 |
さすがのクマ兄さんも疲れました。足がパンパンです。Dr.Kは瀕死です。今にも倒れそうです。なので、大聖堂の目の前のカフェで休憩することにしました。 |
MさんとIくんはさすがに余裕だね。Dr.Kの上りのペースはIくんのペースを上回っていたようで、Dr.Kを褒めまくる。Dr.Kも調子に乗ってきた。 |
ほら、首にタオルを巻いて汗をぬぐいつつ、甘いものを食べたいって物色してる。メニューを見ないのは英語を読む気が無いから。でも、60過ぎのスーツ着たおっさんが首にタオルを巻いている光景はドイツとは思えんな。 |
いくら機嫌が良くなっても、油断をするとこの顔です。やはり疲労度MAX。 |
チョコレートパフェが届くと笑顔復活。しつこいけど、60過ぎのスーツ着たおっさんが首にタオルを巻いてチョコレートパフェ食ってる光景は異様だ・・・。
いやしかし、会社の上司をここまでイジれるって、うちの会社は良い会社なんだなぁ。Dr.K、Mさんからは部長って呼ばれてるんだけどねぇ。 |
お土産屋物色 |
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17:20、夕食には少し早いので繁華街をあるく。お土産屋さんを物色します。足が痛いならホテルで休んでてくださいってDr.Kに言ったんだけど、一緒に行くって言ってカタログ満載のカバンを持ってついてくる。じゃ、遠慮なく歩くか。
あるお土産屋さんにて右の写真を発見。第二次大戦時、ケルンは連合軍の爆撃にさらされ、ホーエンツォレルン橋は崩壊しちゃったそうです。大聖堂も爆弾の直撃弾を受けたとか。なんとか崩壊は免れたんだって。 |
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休んでてって言ったのに無理してついてきて、体にガタが出ているDr.K。ドイツに来て何やってんだか・・・。 |
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お土産屋さんもあまりなく、大聖堂に戻ってまいりました。夕日が大聖堂を照らして輝いています。ケルン駅周辺には大聖堂より高い建物が無いので、ものすごく目立つんだよね。きれいだなぁ。
さて、そろそろSさんと合流しなきゃ。SさんにDr.Kの携帯で電話してもらうとそろそろケルン駅に到着するとのこと。ケルン駅前の広場の階段付近で待ち合わせしようってなりました。確か、その場所はスリが多いことで有名な場所じゃ・・・。 |
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広場前の階段でSさんを探していると、スチールドラムを演奏している人(ストリートパフォーマー)の横でラッパ?ブブゼラっていうのかな?を吹いて邪魔する不良がいました。一触即発の状態まで行きましたが、周りの人が止めに入って終了。この不良達、いつも大聖堂の周辺で昼間からビールを飲んで酔っ払っている人達です。治安が良いと思っていたドイツにもこういう人がいるんだなぁ。
後日、ガイドさんの説明によると10歳くらいから将来の進路を考えなきゃいけないらしい。10歳でギムナジウム、専門学校、基幹学校を選択するそうです。ギムナジウムは大学に進学を目指す学校、専門学校は将来の職業についての専門知識を学ぶ学校、基幹学校は職人を養成する学校。でも、近年、基幹学校は移民の子供が多く崩壊しているそうです。 そして専門学校。卒業後に専門学校で学んだ知識・技術を使って働くんだそうですが、別の職種に転職する際には再び専門学校に通わなければならないそうです。そして、EUに加盟したことから、賃金の安い労働者が大量に流入してきている。そんな状況で一度落ちこぼれると、二度と這いあがれないのがドイツなんだそうです。この若者たちも昼間からビールを飲んで酔っ払っているところを見ると、落ちるところまで落ちちゃったのかなぁ・・・なんて考えたりします。 一発触発の状況を見ている間にSさん登場。それでは夕ご飯を食べに行きましょう。 |
BRAUHAUS-SION |
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実は今晩の食事は日本食を予約していたそうです。Dr.Kが日本料理を食べたいってリクエストしたんだって。
何を買ってに決めてんだ!? ってことで、Dr.Kと合流する前に日本料理店の予約はキャンセルしてもらいました。そして、今の今までそのことは内緒。Mさんがドイツ料理のお店を探しておいてくれたので、予約なしの飛び込みで入ってみました。夕飯たドイツ料理と知ったときのDr.Kの顔、写真に撮れず残念。 |
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入ったお店はBRAUHAUS-SIONという自家製のケルシュビアを出すお店。飛び込みだったので外の席になりました。まずはケルシュビア飲もう。ウェイターに頼むと小さなグラスで持ってきてくれます。このサイズならクマ兄さんでも飲みきれる。
ちなみにケルンの人のケルシュビアへのこだわりはすごいらしい。そしてデュッセルドルフへの敵対心も異常と思うくらい強いらしい。ケルンのお店でデュッセルドルフの地ビール、アルトビールを頼むとお店から追い出されるそうです。 |
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まずはスープ。クマ兄さんはドイツっぽくジャガイモのスープにしようといったんだけど、トイレに行っている間にDr.Kにコンソメスープに変えられた。小さな逆襲を受けました。右は店先の風景。 |
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ドイツ料理なんだからソーセージを食べよう、ってことになりました。でも、ソーセージの種類なんか分からないから、メニューの上から一つずつ、五種類を注文。そしたら、四つのソーセージが登場。ソーセージの下にはホウレンソウ?とジャガイモを混ぜて味付けしたものが敷いてあります。 |
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ソーセージが四つしか来ないなぁ・・・って言ってたら鍋登場。蓋を開けるとムール貝の鍋でした。ソーセージのつもりが貝だったとは・・・。 |
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みんなそれぞれ五等分して分けあい、四種類のソーセージとムール貝をいただく。その合間にビールをいただく。四人(Dr.Kは戦力外)で30杯ほど飲んだようです。クマ兄さんもあまり戦力にはなってないはずだけど。 |
解散 |
20:30、そろそろお開きです。Dr.Kは明日の夕方の飛行機で日本に帰国する予定。Mさんも同じ。け2013が終わったんだからそうだよねぇ。近ツリで来た我々三人はあと二日、ドイツに滞在してお勉強?するんです。 Dr.Kはこれからホテルに戻ってカタログの整理をするんだって。英語でコミュニケーションがとれない代わりに、一週間、毎日毎日集めたカタログ。同じカタログも多数。全部持っていったら段ボール二箱分くらいになるので、被ったカタログはホテルに捨てていくらしい。迷惑な客だ。 ケルン中央駅前でDr.Kを見送る。 そして、Mさん、Sさん、IくんとともにUバーンに乗ってホテルへ。今日も一日楽しかった。 |
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