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六日目 エッセン


2013.10.24



 け2013を見学するドイツ出張も後半戦。け2013は昨日で終了したのですが、我々が参加した近ツリのツアーにはドイツの企業訪問が付属しています。今日と明日はそれぞれドイツの工場見学をするのです。しかも、押出機を使ったフィルム成型機を製造している企業訪問です。なんて良いツアーなんだろう・・・。今回の旅行記でクマ兄さんの仕事がだいぶバレたな。



 本日の起床は7:00。ようやく時差ボケも直ってきて、しっかり朝まで眠れるようになってきました。その分、メールを見る時間が無くなった。

 7:00過ぎ、朝食を食べにレストランに行く。すると帰国直前のMさんがいたので一緒に朝食を食べる。Mさんはデュッセルドルフまで電車移動し、デュッセルドルフ⇒フランクフルト⇒成田と飛行機で移動するらしい。ケルンとフランクフルトの間は直線距離で100kmちょっと、道のりでも200kmくらいなんだけど、ドイツ鉄道(DB、Deutsche Bahn)が時間通りに走らないので、飛行機の方が確実なのかもしれないね。

 朝食後、Mさんにバイバイして我々はバスに乗り込み出発です。



Davis Standard
 本日はデュッセルドルフにある、Davis Standardっていう会社の工場見学に行きます。Davis Standardって会社はアメリカに本社があるんだけど、M&Aを繰り返し(中国を除いて)世界で一番フィルム成型機の売上高が大きい会社なんだそうです。名前しか聞いたことなかったよ。
 Davis Standardに着いたとき、裏口に入ってしまったようです。周辺を見るとキャンピングトレーラーが並んでる。さすがドイツ。
 Davis Standard、デュッセルドルフ工場ってところかな。正面玄関をパチリ。当然内部は写真撮影させてくれませんした。
 この会社では、製品(フィルム成型機)は一度工場内で組立、各先の原料を使って試運転をするんだって。見学の時も3Mの原料を使って多層フィルムを試作してました。触れるくらいの距離まで近づいて見学できたので、いろいろ面白かったよ。ただし、この工場は古く、地域柄環境にもうるさいので試験機は置けないんだって。それでも運転中のフィルム成型機1ライン、停止中のライン1ライン見せてもらえたし、機械加工している現場も見せてくれたので面白かった。日本と違って工場内でヘルメット被ってないし、作業現場の横の机にはドリンクが置いてあるし、日本の工場とはだいぶ雰囲気が違う。
 工場内を案内してくれたおじさんはイギリス人でしたが、この人の説明では、ドイツ人は真面目。同じ図面からフィルム成型機を作っても、アメリカ製は電気配線がぐちゃぐちゃ、ドイツ製はとてもきれいに配線されていて改造工事するときに楽、なんてことを言ってました。

 そうそう、ちょうど見学していた10時ごろ、従業員はみんな休憩室へ。そして、みんなご飯を食べるんです。ドイツ人は一日五回食事をとるんだって。10時くらいにはパンなどを食べるとか。お昼ご飯もサンドイッチなどを食べるそうです。15時くらいには豪華なおやつ。自宅で朝食と夕食を食べるので計五回。一回当たりの食事量は少ないそうですが・・・。

 ということで、9:00から11:00頃までDavis Standardを見学して撤収。なかなか面白かった。
 これにて本日の予定は終了・・・というわけではないけど、工場見学はこれで終わり。この後は観光です。まだ時間が11:00ということもあり、デュッセルドルフ周辺の見どころを一つまわるとか。

 バスでローカルな道を進む。ドイツにも紅葉があるんだねぇ、ホテル周辺も紅葉してたけど。右は移動サーカス。ヨーロッパではまだこういう小さなサーカスがあるそうです。家族経営のサーカスもあるんだとか。



ベンラート城
 30分ほどバスに乗ってやってきたのはベンラート城というお城。ピンク色の建物です。これがお城?って感じ。1773年に選帝候カール・テオドールの離宮として建てられたものだそうです。このカール・テオドールという人、一回来たか、来なかったか・・・くらいしか使ってないとか。何のために建てたんだ?
 このベンラート城、現在世界遺産に登録申請中だそうです。
 庭園側に回る。ベンラート城の中を見学するにはお金を払わねばならないので、周囲だけ見学。窓から内部を覗いてパチリ(右)。なんだかすごく豪華です。
 庭園を眺める。紅葉してるねぇ。ドイツ人はお散歩が好きらしく、たくさんの人が散歩していました。
 建物の周辺には石像が並んでました。修復工事も一部実施中。この建物は後期ロココ様式だそうです。良く知らないけど。
 庭園を歩いてみる。アヒルがいてのどかな感じ。でも、実は芝生のあちこちにアヒルの糞が落ちてて歩くの大変。ながーい池の半分くらいまで歩いてベンラート城を振り返ったところが右の写真。
 ツアー参加者みんなで記念撮影。フィルム関連のツアー参加者は15名、大学の先生が2名。そして、坊主頭が6名。坊主率が高いのは業界のせい?



エッセンへ移動
 午後はエッセンにある世界遺産を見に行くようです。ついでにお昼ご飯もエッセンで食べるようです。ということで、再びバスに乗ってエッセンへ移動。
 アウトバーンからの眺め。緑の地は牧草地かな?北海道みたい、と思うけどこれがヨーロッパなのかな?



LIMBECKER PLATZ
 12:40、エッセンのショッピングモール、LIMBECKER PLATZに到着。ここでお昼ご飯を食べ、お土産を購入する予定です。まずはフードコートへ。
 7〜8店舗入ったフードコートで解散。ここで自力でお昼ご飯をゲットするのです。こういうの、クマ兄さんは得意。手振り身振りで購入すればいい。どうせ英語は通じないんだから。
 何店か見て回った結果、一番ドイツっぽいNORDSEEというお店でサーモンフライとポテトのプレートを購入してみました。8.45ユーロだから1,200円弱。高いな〜。美味しかったけどね。
 早々にお昼ご飯を食べ終え、LIMBECKER PLATZの中をウロウロしてお土産を探す。でも、ここは高級な服とか時計とか・・・クマ兄さんの財力では買えないようなものばかり。もうちょっと安値で面白そうなものは無いかな?ということでLIMBECKER PLATZの外に出てみました。振り返るとLIMBECKER PLATZって奇抜なデザインだった。



リンベッカー通り
 LIMBECKER PLATZの周囲を半周してみる。交差点はヨーロッパっぽくロータリー。クマ兄さんは運転無理だな。
 LIMBECKER PLATZの東側に出るとリンベッカー通りという商店街?に出た。ここならお土産買えそう。少し先に進む。でも、こんなところで迷子になったら完全にアウトなので後ろを振り返りつつ進む。
 Mayerscheっていうお店があったので入ってみると、雑貨屋さん。店内の客層は男:女=1:9って感じ。ドイツでも雑貨屋さんは女性が多い。このお店で何とか頑張ってクリスマスグッズを購入。ドイツのクリスマスはかなり気合が入っているそうで、ツリーに飾るものがいくつかあったので購入しておきました。
 14:00にLIMBECKER PLATZのUバーン入口に集合しなければならないので、急いで戻る。ふと脇道を見るとドイツっぽい?建物が並ぶ。写真を撮って急げ〜。

 結果、5分前に集合場所に到着し、余裕の顔でみんなを待ちました。

 それでは本日のメイン?に行きましょー。



ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群
 エッセンの町中からバスで15分ほどでツォルフェアアインの炭鉱跡に到着。ここは2001年に世界遺産に登録された産業遺産なのです。
 バスから降りて周辺を自由行動。カメラ片手に歩き回ってみる。
 右の巨大な鉄塔がツォルフェアアイン第12採掘抗。建築上、技術上から世界で最も美しい炭鉱と呼ばれているそうです。
 
 ツォルフェアアイン炭鉱の建物は直線を基調としており、煉瓦を多量に使用していて、古くて新しいデザイン。なかなかカッコいい。
 右はツォルフェアアイン第12採掘抗を別角度から。
 このツォルフェアアイン炭鉱業遺産群が世界遺産に登録さえたのは炭鉱跡だからではないんですね。建築物のデザインが素晴らしい、ってことで登録されているのです。バウハウス建築様式っていうのが特徴らしい。それは良くわからないけど、とってもきれいな建物だ。
 バウハウスとは・・・機能美と美しさが融合する工業的なデザイン、のことらしい。
 クマ兄さん的には直線美だな。
 敷地内にはデザイン学校であるツォルフェアアイン・スクールというのがありました。四角の形をしています。ツォルフェアアインはデザイン先行型に生まれ変わっているようです。
 もう少し炭鉱内を歩いてみる。石炭は遠くから持ってきているようですが、どこまで続いているのやら。
 水平、垂直、斜めの直線、そして大きな円で形成されるデザイン。20世紀前半のデザインだけれども、現代でも凄いと感じる設計。素晴らしい。
 45分ほど滞在してツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の見学終了。ちなみにこの建物のまわりを見るのは無料です。建物の内部は博物館とか美術館になっていてお金がかかるようです。そっちは行かない。
 この後はバスに乗ってケルンのホテルに戻ります。



ホテル着
 16時過ぎ、ケルンのホテルに到着。今日はこのまま解散し自由時間です。

 さて、部屋に戻って荷物を置こう、と思ったらルームキーが無効になってて部屋に入れない。クマ兄さんのルームキーだけかと思ったら全員のカードが無効になってるみたい。
 添乗員のキュウさんに言うと、王さんはフロントに突撃。フロントのお姉さんが不機嫌そうに「アハ〜ン」とか言いながらルームキーの登録を始めると「アハ〜ンじゃねえよ!」と日本語で怒鳴ってました。中華系のキュウさん、英語もペラペラなのに、怒る時は日本語なんだ・・・。

 ルームキーの再登録が終わればちゃんと部屋に入れました。Sさんは飲みに行くらしい。かなり気合が入ってて、部屋に荷物を置いてすぐに出ていっちゃいました。クマ兄さんはネットでケルンの観光地情報を探し、旧市街あたりを歩くことにして出発。



旧市街散策
 ホテルからライン川沿いに歩いて大聖堂方面へ歩く。明るい時間にここを歩くのは初めてだ。この辺りは、ケルンに到着した夜に歩いて、自転車に怒られた場所。良く見ると、歩行者と自転車は区別されてるみたい。
 ホーエンツォレルン橋をくぐるとライン川沿いは広場になってました。ここからは教会っぽいのと大聖堂とが見えてます。木々は紅葉してるし、散歩好きのドイツ人はたくさん歩いてるし、あまり寒くないしブラブラ歩くにはちょうど良い。
 ホーエンツォレルン橋から見えてた教会に到着。聖マルティン教会っていうそうです。一番高い三角屋根のてっぺんは84mもあるそうです。大聖堂がなかったらかなり目立つ存在と思われます。時間的に内部の見学はやってないみたい。こういう建築様式をロマネスク様式というらしい。
 聖マルティン教会から西へ60mほど歩くと広場に出た。広場の真ん中には塔があり、根元から水が出てます。ドイツってこういう広場多いね。
 適当に歩き続けたら昨晩、ご飯を食べたBRAUHAUS-SIONの前にでた。昨夜見かけた教会?っぽいのもあったのでパチリ。名前はわからず。ドイツの教会って尖りが好きだな。
 さらに西へ少し歩くとRathausに到着。入口だけ古くて遺産っぽい。後ろに続き本体は新しいね。Rathausって町役場って意味らしいので、ここは市役所か?
 もうどこの道か分からないけど、繁華街にでた。人が多い。それにしてもいたる所に教会があるなぁ。
 ちょっと繁華街から離れると、人も車もとても少ない。今日は金曜日。金曜日の午後になるとドイツ人はみんな仕事を終えて帰っちゃうそうです。なので、道路が混むのは13時くらいから。勤務時間って管理されてないんだろうか。
 ある建物の中庭に入ると、そこにはドイツ銀行がありました。大きな丸い球が転がっている。たぶんオブジェ。写真をパシパシ撮っているとお巡りさん登場。見周りのようです。ドキドキしながらパシッ!
 さて、そろそろ会社へのお土産を用意しなきゃ。今回、Sさんとクマ兄さんをドイツに来させてくれた、社長と工場長には絶対買って帰らなきゃな。ドイツと言ったらビールでしょう。でも、ビールの持ち込み量は制限されているから・・・ビールジョッキにしよう。重いけど、頑張って持って帰る。

 そして18時になったので夕ご飯にしよう。どこが美味しいかわからないから駅のフードコートにでも行こうかな。



夕食一食目
 まずはケルン中央駅のフードコートを物色。なかなか食べるものが決まらないけど、プレートランチのお店に入ってみました。番号を言えば料理が出てくるシステム。ご飯系を頼んだつもりなんだけど、焼きそばが出てきた。まぁいいか。喉も渇いたので水を頼むとコーラが出てきた。クマ兄さんの英語はまったく通じません。ここまで通じないのは初めて。まぁいいか。
 焼きそばはチリソースがかかっているもので鶏肉の唐揚げもついてました。まずまず美味しい。満足。


 
夕食二食目
 焼きそばだけじゃ足りないのでパンを買ってみた。飲み物はさっき買ったコーラがあるから不要。駅のパン屋さんで購入。
 パンはテイクアウトして、ケルン中央駅と大聖堂の間にある広場の階段で食べました。実はここ、ドイツで一番スリ被害が多い場所。広場の端に腰かけて、どんな人がいるのか眺めながらパンを食べる。パンは堅めだけどなかなか美味しい。若いお姉ちゃんに声をかけられてちょっと焦ったけど、ドイツ語が話せないことが分かったら、子供に声をかけてた。どうもティッシュが欲しかったらしい。気さくに知らない人に声をかける国民性みたいだ。
 結局、スリをしそうな人は見つけられず、あたりも暗くなって写真がとりにくくなってきたので19:30頃に撤収。ネタになるようなイベントも無かったけど、のんびり異国の雰囲気を体験できた。



ケルン中央駅
 ホテルに帰る前にケルン中央駅で鉄道ウォッチングをしちゃう。

 左はレギオナルバーン。形式不明。日本の普通列車か快速列車に相当するそうです。

 右はICE3。最高速度330km/hを誇る最新鋭のICE。高速で走り、線路への負荷を下げるため動力分散方式に変わっています。
 左もICE3。隣のホームまで行く元気が無かったので、遠くからパチリ。7年前に訪れたフランクフルト中央駅といい、ケルン中央駅といい、天井が高いな。ドームの中にいるみたい。
 右はICE2。6両編成の片端の車両が動力車、もう片端が制御客車。機関車が一両入っていて、機関車の付け替えをせずに行ったり来たりする運用を行っているのです。



お土産購入
 8時過ぎ、ケルン中央駅を出発し、歩いてホテルを目指す。途中でスーパーがあれば入ってみようかな、と。で、しばらく北上するとスーパーを発見。中に入って物色すると、インスタントスープが1食1ユーロ以下で売ってました。これなら、会社に買っていっても安い!30食分ほど購入。他に自宅用にソーセージの缶詰とかベーコンとか買っておきました。あと、ペンギン姉さんからリクエストのあったエコバッグも。

 スーパーで大量のお土産を購入し、ホテルへ帰る途中、古い門に遭遇。ローマ帝国時代のものだそうです。
 この門はたぶんアイゲルシュタイン門。ケルンの北側の門になるそうです。石像もポーズ取ってます。



 ホテルに到着したのは20:30。だいぶ長い時間歩いたな。でも部屋に入るとSさんはまだ戻ってきてない。ゆっくりシャワーを浴び、ゆっくりトイレをし(相部屋だと気を使う)、のんびり荷物をまとめる。丸一日ドイツにいるのは明日が最後だからね。

 その後、仕事をしたりネットを見たりして0時ごろ就寝。Sさんはまだ帰ってこないけど、そのうち帰ってくるだろう。



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